三橋歌織被告の責任能力、再び鑑定へ 夫殺害控訴審
一審では弁護側、検察側がそれぞれ申請した2人の精神科医が鑑定し、いずれも「心神喪失だった可能性がある」とする結果を口頭で報告した。31日の公判では、弁護側鑑定医の証人尋問が改めて行われ、鑑定医は「殺害前から夢と現実の区別がつかない状態になり、持続していた。被告は自分の行動を制御することが困難だった」と述べた。
高山正之氏によると、裁判所は「女に対しては厳しい」らしい。実際、バーディーが見る限り、少なくとも、専業主婦に対しては民事・刑事問わず不利な判決・和解内容が飛び出すことは多い。
であるから、三橋歌織被告人に対する懲役15年の判決は、決して予想外のものではなかった。同じころ、妹を殺害してバラバラにした予備校生に対する量刑が懲役7年という温情的なものであったにもかかわらず。
ところで、竹中平蔵氏が厳しく批判しているように、従来、裁判所は労働者に対して寛大で、使用者に対しては極めて厳しい態度をとってきた。使用者と専業主婦との共通点は(必ずしも適切な表現ではないが)主として他人の労働により生活しているというところだろうか。
一審では弁護側、検察側がそれぞれ申請した2人の精神科医が鑑定し、いずれも「心神喪失だった可能性がある」とする結果を口頭で報告した。31日の公判では、弁護側鑑定医の証人尋問が改めて行われ、鑑定医は「殺害前から夢と現実の区別がつかない状態になり、持続していた。被告は自分の行動を制御することが困難だった」と述べた。
高山正之氏によると、裁判所は「女に対しては厳しい」らしい。実際、バーディーが見る限り、少なくとも、専業主婦に対しては民事・刑事問わず不利な判決・和解内容が飛び出すことは多い。
であるから、三橋歌織被告人に対する懲役15年の判決は、決して予想外のものではなかった。同じころ、妹を殺害してバラバラにした予備校生に対する量刑が懲役7年という温情的なものであったにもかかわらず。
ところで、竹中平蔵氏が厳しく批判しているように、従来、裁判所は労働者に対して寛大で、使用者に対しては極めて厳しい態度をとってきた。使用者と専業主婦との共通点は(必ずしも適切な表現ではないが)主として他人の労働により生活しているというところだろうか。