東海大学法科大学院 学生募集停止について
ロースクール制度は、発想としては間違っていないが、取り入れ方に問題があったというのが大方の意見のようである。(問題おおありの)従来の法学部制度、司法修習制度(これはドイツから取り入れたようだが)に、アメリカ式のロースクール制度を接ぎ木するという、夏目漱石であれば絶対に「皮相上滑りの開化」と評した制度である点に大きな問題があったと思う。
まず、法学部のカリキュラムとの関係が問題である。法学部では、いわゆる「マスプロ講義」が主流だと思うが、こんなのはビデオでも視聴できる。いっそのこと、法学部を廃止し、大学を2年制にするとよい。ロースクールを4年課程として、1年目に「マスプロ」方式でいいから基礎科目を習得するのである。
また、あちこちで指摘されていることだが、「起案」(答案練習)を敵視する姿勢を改めることである。答案添削をいやがる教官が多いそうだが、司法研修所の講義が「起案」が中心なのは、これが実務家養成のために必須だからである。
こう考えてくると、現状では、学生の定員を減らして、丁寧な教育を行うしかないように思う。
ロースクール制度は、発想としては間違っていないが、取り入れ方に問題があったというのが大方の意見のようである。(問題おおありの)従来の法学部制度、司法修習制度(これはドイツから取り入れたようだが)に、アメリカ式のロースクール制度を接ぎ木するという、夏目漱石であれば絶対に「皮相上滑りの開化」と評した制度である点に大きな問題があったと思う。
まず、法学部のカリキュラムとの関係が問題である。法学部では、いわゆる「マスプロ講義」が主流だと思うが、こんなのはビデオでも視聴できる。いっそのこと、法学部を廃止し、大学を2年制にするとよい。ロースクールを4年課程として、1年目に「マスプロ」方式でいいから基礎科目を習得するのである。
また、あちこちで指摘されていることだが、「起案」(答案練習)を敵視する姿勢を改めることである。答案添削をいやがる教官が多いそうだが、司法研修所の講義が「起案」が中心なのは、これが実務家養成のために必須だからである。
こう考えてくると、現状では、学生の定員を減らして、丁寧な教育を行うしかないように思う。