司法試験合格者、前年比1割超も減 法科大学院「生き残り競争」に拍車 予備試験ルート拡大も影響
合格者減が問題であるかのような書き方だが、それだけではなく、問題の根は深いと思う。
少子化が進めば大学が淘汰されるのは必然だが、教員が失業するのは阻止したいというのが各大学の本音だと思う。他方で、文科省は合格者数が少ない・合格率が低い大学院に対する補助金を削減して、乱立した法科大学院の淘汰を促進しようとしている。
そこで、大学としては、合格者を増やすための策を打つことになるのだが、大学側の改善-教員の能力向上やカリキュラムの見直しというのではなく、「優秀な人材を確保する」という方向に傾いているのが問題だ。これだと、大学は器でしかなく、旧司法試験時代と変わりがない。
合格者減が問題であるかのような書き方だが、それだけではなく、問題の根は深いと思う。
少子化が進めば大学が淘汰されるのは必然だが、教員が失業するのは阻止したいというのが各大学の本音だと思う。他方で、文科省は合格者数が少ない・合格率が低い大学院に対する補助金を削減して、乱立した法科大学院の淘汰を促進しようとしている。
そこで、大学としては、合格者を増やすための策を打つことになるのだが、大学側の改善-教員の能力向上やカリキュラムの見直しというのではなく、「優秀な人材を確保する」という方向に傾いているのが問題だ。これだと、大学は器でしかなく、旧司法試験時代と変わりがない。