Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

延命治療

2016年10月04日 08時14分31秒 | Weblog
スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか
 「現在の日本の病院では、死ぬ間際まで点滴やカテーテルを使った静脈栄養を行う延命措置が一般的。たとえベッドの上でチューブだらけになって、身動きが取れなくなっても、できるだけ長く生きてほしいという考えが支配的だからだ。
 しかし、そのような日本の現状を聞いた冒頭のヨハンソンさんはこう語る。
 『スウェーデンでも'80年代までは無理な延命治療が行われていましたが、徐々に死に方に対する国民の意識が変わってきたのです。長期間の延命治療は本人、家族、社会にとってムダな負担を強いるだけだと気付いたのです。日本のような先進国で、いまだに無理な延命が行われているとは正直、驚きました』」

 日本でも、戦前の価値観では、おそらく現在のような延命治療は行われないだろう。
 「チューブだらけ」の延命治療の背後には、戦後の極端な生命尊重主義と、健康保険制度の問題がある。 
 今は、「本人、家族、社会にとってムダな負担を強いるだけ」などという発言自体が許されないような空気があり、スウェーデンに追いつくまでに健康保険制度が破綻しそうである。
コメント
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