代替性のきく官僚裁判官が多い最高裁
「現在の裁判官出身メンバーは、すでに私の後輩も含まれているが、ほぼ、竹﨑氏あるいは寺田氏との関係の深さで選ばれた人々ではないかと思われる(竹﨑氏系のほうが今でも多い)。その中でみると、大谷氏は、相対的には、まだしも、過去の裁判官出身者に要求された資質を備えているということなのかもしれない。
しかし、島田仁郎(にろう)氏、竹崎氏から1人置いてまた刑事系の長官(刑事系の長官は、島田氏の前には2名だけだった)というのは、竹﨑氏の行った強力な裁判官統制、それによる従来からの裁判官管理体制の強化・完成について考えると、また、現在のメンバー構成を考えると、注意すべきところでもある」
また刑事系の裁判官が最高裁長官に就任した。裁判官の大多数が民事系であることからみれば、これは異常なことなのかもしれない。
その背景には、長らく民事系裁判官の優位が続いていたところ、裁判員制度導入によって、裁判所内部での力関係が逆転したという事情が挙げられている。
どこの業界にも派閥はあるが、裁判所もやはり同じで、それによって人事が動くのだろうか。
・・・そういえば、日弁連会長選挙が近づいている。
「現在の裁判官出身メンバーは、すでに私の後輩も含まれているが、ほぼ、竹﨑氏あるいは寺田氏との関係の深さで選ばれた人々ではないかと思われる(竹﨑氏系のほうが今でも多い)。その中でみると、大谷氏は、相対的には、まだしも、過去の裁判官出身者に要求された資質を備えているということなのかもしれない。
しかし、島田仁郎(にろう)氏、竹崎氏から1人置いてまた刑事系の長官(刑事系の長官は、島田氏の前には2名だけだった)というのは、竹﨑氏の行った強力な裁判官統制、それによる従来からの裁判官管理体制の強化・完成について考えると、また、現在のメンバー構成を考えると、注意すべきところでもある」
また刑事系の裁判官が最高裁長官に就任した。裁判官の大多数が民事系であることからみれば、これは異常なことなのかもしれない。
その背景には、長らく民事系裁判官の優位が続いていたところ、裁判員制度導入によって、裁判所内部での力関係が逆転したという事情が挙げられている。
どこの業界にも派閥はあるが、裁判所もやはり同じで、それによって人事が動くのだろうか。
・・・そういえば、日弁連会長選挙が近づいている。