これはない

「いくらなんでもこれはない」林修氏が官僚を目指すのをやめたきっかけ
　「林氏は東京大学法学部の在学中に官僚を目指し、国家公務員試験を受験。官庁訪問もしていたそう。だがいざ面接試験に臨むと、「違うな」と感じた出来事があったというのだ。」
　「林氏によると、面接の集合時間は朝9時だったが、実際に試験官との面接が始まったのは夜の6時から7時ごろだったとか。」
　「試験後、採用となった知人から「あそこも見られてるぞ」と、待機時間も試験の一環であったことを指摘されたそう。だが林氏は「そうだとは思った」としつつも、長時間の待機を強いる試験に「これはないだろう、いくらなんでも」と違和感を覚えたというのだ。」

　「面接試験」とあるところは、正確には「官庁訪問での面接」というべきだろう。
　長時間拘束することの狙いは、言うまでもなく、他省庁・他社を訪問させないことと、耐久力を試すことにある。バブル時などは、拘束目的で内定者を旅行に連れていった会社もある。
　待機時間の態度を見るのも常套手段で、酒を飲ませて潰れないかをみる会社もある。
　いずれにせよ、林先生のように自由を重んずる人であれば、人身の自由を制限したり、プライバシーに介入したりする会社・業界は避けるのが賢明だろう。