Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

引き分け

2019年01月21日 08時03分50秒 | Weblog
ロシアは最初から1島たりとも返すつもりはない 北方領土交渉の経緯からみる
 「2012年3月 プーチン首相が各国メディア幹部との会見の席で「引き分け」発言。これを日本側は「2島返還で決着したがっている」と受け取っていますが、ロシア側は一切、そんな説明はしていません。

 私も、領土問題が進展する可能性は低いと思う。
 なぜなら、ロシアにとってみれば、北方領土は、日露戦争の敗北というトラウマを払拭する唯一の存在だからである。
 日露戦争の敗北がロシアに及ぼした影響は大きい。極東における南下政策に失敗しただけでなく、帝政ロシア崩壊の引き金ともなったからである。
 そのトラウマを払拭したのが、第二次大戦での日本に対する「勝利」である。
 その「勝利」の証が北方領土だと考えれば、ロシアがこれを返還するはずがないと考えるのが自然だろう。
 こういう風に考えてくると、プーチン大統領の「引き分け」という言葉は、日露戦争と第二次大戦という2回の戦争をトータルで見れば「引き分け」という意味だったのかもしれない。
コメント
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