ラブロフ露外相「日本が原因で平和条約結べず」
「日露平和条約締結問題で、ロシアのラブロフ外相は21日、「ロシアは今すぐにでも平和条約を結ぶ用意があるが、日本側の問題で締結に至れていない」との認識を改めて示した。」
「ロシアは近年、国連憲章第107条(旧敵国条項)を挙げ、「日本は敗戦国でありながら大戦結果を覆そうとしている」などとする主張を繰り返している。」
予想したとおり、領土問題でロシアは譲歩する意思がないようだ。
ところで、私の学生時代、憲法の教授は、「北方領土問題に関する我が国の主張は正当ですが、「固有の領土」という言い方には問題があります。これだと、例えば、オーストラリアはアボリジニの固有の土地ということになりかねず、欧米の人々に誤解を与えかねないのです」と指摘していた。
最近はあまり「固有の」という形容詞を用いないようだが、代わりに、「我が国が占有していた領土」という風にいうのが的確だと思う。
ラブロフ外相は、旧敵国条項を援用して武力による占有侵奪を正当化するようだが、これは全く理由づけになっていない。
日本としては、あらゆる機会を捉えて、とことん理詰めで占有侵奪の問題を追及するというのが賢明なやり方かもしれない。
「日露平和条約締結問題で、ロシアのラブロフ外相は21日、「ロシアは今すぐにでも平和条約を結ぶ用意があるが、日本側の問題で締結に至れていない」との認識を改めて示した。」
「ロシアは近年、国連憲章第107条(旧敵国条項)を挙げ、「日本は敗戦国でありながら大戦結果を覆そうとしている」などとする主張を繰り返している。」
予想したとおり、領土問題でロシアは譲歩する意思がないようだ。
ところで、私の学生時代、憲法の教授は、「北方領土問題に関する我が国の主張は正当ですが、「固有の領土」という言い方には問題があります。これだと、例えば、オーストラリアはアボリジニの固有の土地ということになりかねず、欧米の人々に誤解を与えかねないのです」と指摘していた。
最近はあまり「固有の」という形容詞を用いないようだが、代わりに、「我が国が占有していた領土」という風にいうのが的確だと思う。
ラブロフ外相は、旧敵国条項を援用して武力による占有侵奪を正当化するようだが、これは全く理由づけになっていない。
日本としては、あらゆる機会を捉えて、とことん理詰めで占有侵奪の問題を追及するというのが賢明なやり方かもしれない。