モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
「人間には誰の心にも死に対する破壊的な衝動がある。だが、自己愛的な人間は、その衝動をふり払うために、自分の心の中にあるその衝動を外のだれかに<投影>して、その誰かが自分を破壊しようとしているのだと考える。」(p63~64)
モラル・ハラスメントの加害者である「自己愛的な変質者」がなぜ他人を傷つけずにはいられないかを見事に説明したくだりである。
攻撃衝動は、フロイトが指摘した(自我欲動としての)「死の欲動」(デストルドー)だった。
つまり、「敵は内にあり」というわけである。
コロナウイルス問題で過度に不安をあおる人たちについても、自身の「死の欲動」を外部に投影する傾向があるように思われる。
「人間には誰の心にも死に対する破壊的な衝動がある。だが、自己愛的な人間は、その衝動をふり払うために、自分の心の中にあるその衝動を外のだれかに<投影>して、その誰かが自分を破壊しようとしているのだと考える。」(p63~64)
モラル・ハラスメントの加害者である「自己愛的な変質者」がなぜ他人を傷つけずにはいられないかを見事に説明したくだりである。
攻撃衝動は、フロイトが指摘した(自我欲動としての)「死の欲動」(デストルドー)だった。
つまり、「敵は内にあり」というわけである。
コロナウイルス問題で過度に不安をあおる人たちについても、自身の「死の欲動」を外部に投影する傾向があるように思われる。