都市型サナトリウム

米で人気急上昇、クオモ・ニューヨーク州知事がこの1カ月でやったこと。感染者76人で緊急事態宣言
　「14万床確保のためホテル・寮を利用
　3月25日　爆発的感染ピーク時の病院体制を発表。
　州内の病床5万3000に対し、ピーク時には14万床が必要になるとし、ホテルや学校の寮などの利用を発表」

　先日の報道ステーションで、順天堂大の堀賢先生が、「軽症患者を一定期間隔離する施設が必要」という趣旨のことをおっしゃっていた。
　この発言について、私は、「軽症患者を入院させ、かつ、長期間院内に留め置いているため、かえって院内感染を助長している」というニュアンスであるように感じた。
　おそらく、軽症患者に対しては、治療ではなく「隔離」くらいしか対処法がないのだろう。
　軽症患者については、必ずしも病院にいる必要はないわけである。
　そこで思いつくのが、結核のケースでよく用いられた「サナトリウム」である。
　サナトリウムの場合、軽井沢のような高原にあるイメージが強いが、ニューヨークのように、ホテルや学校の寮などを利用すれば、「都市型サナトリウム」が出来るのではないだろうか。