アグレマン

「中国当局が警戒する人物」が次期大使に・・・中国が同意した背景
　「7月、日本政府が在任期間4年を超えた横井駐中国大使を交代させ、その後任として、当時官房長だった垂氏を起用する方針を固めたことが判明。中国側に対して、着任に必要な国際条約に基づく事前の同意（アグレマン）を求めてきた。拒否することも可能で、この事前同意の行方に、日中両国の関係者の間で注目が集まっていた。理由は、中国政府が垂氏の大使着任に同意しないのではないかとの憶測が出ていたからだ。」

　情報収集能力のために中国から警戒されていた日本の外交官が、中国大使に就任するようだ。
　その人物は、外務省官房長の垂秀夫氏である。
　中央官庁の官房長といえば、いわゆるエースだから、エースを中国に送り込むことになる。
　民間人が中国大使を務めていた時代もあったことからすれば、外務省内の「チャイナ・スクール」は、ここにきて完全に復権したという見方が出来るだろう。