Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ブラック事務所問題(2)

2021年12月09日 06時30分05秒 | Weblog
優秀な新人が次々犠牲に…「ブラック弁護士事務所」の恐ろしき実態
 「先に紹介した予備試験組の元弁護士がその実態を語ってくれた。
「こなさなければならない仕事は山ほどあります。朝6時から出勤のため家を出る9時まで仕事をしています。朝10時に出勤してからは昼食を取る暇もありません。18時に退勤後、19時頃に帰宅。食事、風呂を済ませて21時頃から23時頃まで、仕事に追われます。やらないと翌日、とてもきつくなりますから」
 業務委託の請負業者という扱いだ。出勤時刻である10時から、退勤時刻である18時まで、事務所内で業務をこなせなければ、自宅に持ち帰って、業務をこなさなければならない。もちろん、残業手当などない。だが与えられた業務をこなさなければ、それは契約違反となる。


 ブラック事務所の見極め方だが、「ギグ・ジョブ問題」と同じく、労働法規による規制の潜脱を狙った「業務委託」を採用の条件としているかどうかが最大のポイントだろう。
 私の大学の元同級生で、民事弁護教官がパートナーを務める事務所に「業務委託」で就職した弁護士がいた。
 報酬は結構良いのだが、話によると、「フロント企業の関連企業」からの依頼案件(民事事件)まで手を伸ばし、「業務委託弁護士」にやらせているという。
 さすがに自分の事務所で事件として受任するわけにはいかないから、「業務委託」弁護士はその受け皿として便利なのかもしれない。
 ちなみに、この弁護士はほどなくしてこの事務所を辞めている。
コメント
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