オキシトシンの力（３）

1億横領で逮捕のキャバ好き弁護士「金あればすぐ行きたい」
「8700万円着服してキャバクラで豪遊」42歳弁護士の悪徳手口

　先日、拘置所である依頼者の方（８０歳近い男性）と接見していたら、「先日ようやく接見禁止が解除されて、久方ぶり妻の顔を見ることが出来ました。ちょっと話をしただけですが、体がスーッと軽くなりました」と仰るので、それは「オキシトシンの力」かもしれませんと説明しておいた。
　こんな風に、オキシトシンは人間を幸せにしてくれる「幸せホルモン」なのである。

人間関係を良好に！愛情ホルモン「オキシトシン」の増やし方
　「オキシトシンは、どうすれば分泌される？
　主に人と人との肉体的な接触や簡単なボディタッチによってオキシトシンは分泌されますが、スキンシップがなくてもまわりの人のために何か行動を起こしたり、スキンシップがなくてもまわりの人のために何か行動を起こしたり、やさしく接したりすることで、「ヘルパーズ・ハイ」（親切にしたことで脳内ドーパミンが分泌され、幸福感をもたらすこと）が作用し、オキシトシンが分泌されるという研究結果もあります。」

　おそらく、冒頭に挙げたキャバクラ好きの弁護士たちは、「オキシトシン中毒」と言ってもよい状態にあったのではないだろうか？
　「幸せホルモン」も、過ぎたるは及ばざるが如しということなのかもしれない。