Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

傍目八目

2007年05月09日 21時07分48秒 | Weblog
 労使紛争の当事者、刑事事件の被害者など、法曹の世界には怒りや悲しみの真っ只中にいる人がたくさんいる。だが、そういう人たちを傍から見ていると、彼らは余りにも状況に「囚われている」と感じる。これは間違いない。
 余りにも大きなショックを受けた不幸な人たちにとって、時間は止まったままである。だが、外界では、何事もなかったかのように時間が流れていく。だから、悲嘆にくれているうちに自分だけ取り残されていく。「取り残された」という感覚がさらに悲しみを増幅させ、ますます孤独は深まっていく・・・・・・
 この連鎖を断ち切るためには、憎き相手を許すことはできないまでも、相手から「離れる」ことは可能である。例えば、アメリカの隣人紛争の役3分の2は、アボイダンス、すなわち、「引越し」によって解決されている。いやな相手と顔をつき合わせながら行くていくよりも、いっそ遠くで無関係に暮らしていく方がよい、というのがアメリカ流の合理的発想なのだろう。
 もっとも、こんな余裕のある考え方が可能なのも、自分は当事者ではないからだろう。
 
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過密スケジュール

2007年05月08日 22時03分22秒 | Weblog
 6月から始まる後期修習の日程表をみてギョッとする。
 まず、実務修習の最後の日と後期開始日との間に4日しかない。4日もあれば十分かというと、実はそうではないのである。例えば、札幌から東京に引っ越す人の場合、日付指定便での引越しを選択せざるをえないだろう。そうすると、フリー便より数万円も割高となる。
 のみならず、修習フィナーレの二回試験は、何と8月13日から17日のお盆期間中に行われる。バーディーの憶測だが、試験を採点者が休んでいる期間に行い、休み明けに採点しようというのではないか。
 ともあれ、過密スケジュールが再びやってくるのである。
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報道しないということ

2007年05月07日 23時06分16秒 | Weblog
 今回のエキスポランドの事故で思っていたことを見事にまとめてくれたのがPINEさんである。その最新のブログ:
ジェットコースター事故で思うこと。
 テレビを見てしまっていてこんなことを述べるのもなんなのだが、亡くなった彼女は、自分の情報が、特に生い立ちに至るまで、テレビで流されることを望んでいたのだろうか。おそらく、亡くなった女性の自宅周辺には、報道機関がたくさん集まっただろう。
遺族はそれを許容しうる精神状態だろうか。
 関係者を詰問する記者の口調は相変わらず不愉快だ。アンタ達は何様なの?


 こんなケースでは実名報道をやめるとか、被害者のプライベートな情報の報道を差し控えるとか、要するに、部分的に「報道しないこと」に徹するということはできないものだろうか?
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職業の世襲化

2007年05月06日 17時54分24秒 | Weblog
 就職活動で地獄を見た氷河期世代としては、「職業の世襲化」という現象が不思議でならない。だが、もし自分が医者や弁護士などのいわゆる「のれん」が命の商売をやっていたら、跡は息子・娘に継がせたいと思うのも理解できる。
 すると、面白いサイトを見つけた。長野商工会議所のHPらしい。
 世襲が好き
 戦国時代が終り徳川政権の安定度が増すに従って日本中のあらゆる階層あらゆる職業で世襲化が強まったのも偶然ではない。全ての生物が自分の遺伝子(DNA)を多く残そうとして努力する生命の世界では『世襲』は最も生物の本能にあっている可能性がある。その意味で日本の天皇制が世襲を維持するのも、アメリカで親子の大統領が誕生するのも全く自然なことなのである。米国の先輩国のイギリスでは、とうの昔から王室は世襲である。

 どうやら、職業の世襲化は、時代の安定の副産物でもあるらしい。それ自体は決して悪いことではないが、「ニート」「ワーキングプア」などの現象を見ていると、そろそろ是正が必要な気がするのである。「隗より始めよ」で、例えば「政治家世襲化防止法」なんていうのはどうだろうか?
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万博記念公園

2007年05月06日 09時26分44秒 | Weblog
 悲惨な事故が起きたエキスポランドがあるのは大阪府吹田市。バーディーは吹田の社宅に2年間住んでいた。だが、社宅の同僚によると、市内には大して行くところもなく、退屈な街であるという意見が多かった。
 とはいえ、江坂にはデートコースとして有名なドライブイン・シアターがあるし、何よりも万博記念公園がある。JR茨木駅からバスで15分くらい。「太陽の塔」で有名な公園や日本庭園、国立民族博物館、そして観覧車が目印のエキスポランドがある。
 だが、私はエキスポランドには一度も行ったことがない。むしろ、日本庭園や博物館の方が好きであった。特に日本庭園は必見である。毎週飽きもせず出かけていた時代もあった。
 ・・・それにしても、悪夢としか言いようのない事故である。「スペースがないから定期点検を3ヶ月延期していた」という言い訳は、通用するのだろうか。
 
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未来志向で行こう

2007年05月05日 14時01分05秒 | Weblog
 債務整理の相談に見えるお客さんは、誰もみな最初は暗い表情を浮かべている。ここで、弁護士の先生がいつも心がけているのは、「過去を振り返らない」ことだという。
 多重債務者に対して、「どうしてヤミ金なんかから借りたんですか?」とか「なぜ今まで家族に黙ってたんですか?」などときいても、相手は気が滅入るだけだし、時間と相談料の無駄である。破産手続や過払い金請求は一刻を争う短期戦なのだから、無駄なことをやっているヒマはない。だから、過去は水に流せ、というのである。
 500万円の借金が帳消しになるどころか、100万円が戻ってくると考えただけでも、バーディーだったら幸福感でいっぱいになるところだ。
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雇用における年齢差別

2007年05月04日 21時11分17秒 | Weblog
 修習先の弁護士事務所が労働事件を多く扱っているため、リストラに遇った中高年の悲惨な状況を見聞する機会が多い。
 業績不振で会社が廃業したため、50代半ばにしてコンビニ・アルバイトで生計を立てざるをえない労働者。自分の息子のような年齢の店長からどやしつけられる毎日で、とうとう鬱病になってしまった。
 養うべき家族がありながら、たとえ非正規雇用社員としてであっても、50代の男性を雇う企業は極めて少ない。「年寄りを雇うと、若い社員がいやな顔をするから。」と言ってのける大企業の幹部職員もいた。
 バーディーにとってもこれは他人事ではない。ある事務所のボス弁が、不採用の理由を告げる電話口で私に対して言った言葉:
「今年は何と24歳の修習生がウチに来てくれましてねえ、あなたは面接した人の中では一番年齢が上でしたし・・・」
 臆面もなく言ってのける弁護士であった。こういう人は、他人の痛みなど感じない人種だろうから、上記のような中高年の気持ちも分からないのだろう。社会問題に対しても鈍感なのだろう。
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群れていては明日はない

2007年05月03日 23時22分45秒 | Weblog
 最近、かつてないほど、コンビニや書店で週刊誌を買う。今日は、「週刊文春」を買った。「週間新潮」の次にお気に入りの週刊誌である。
 そこで最も印象に残ったのは、金子勝教授の表記の提言である。
 「団塊世代は社会のお荷物」「年金制度破綻の原因」「(結局は何もかも)組織の論理になってしまう」「学生運動、モーレツ社員、マイホーム主義、バブル」“団塊の世代が残したのはバブルだけ”とでもいわんばかりに、団塊世代を罵倒する。
 確かに、第2次ベビーブーマーの我々としては、団塊世代の影響など殆ど感じていないといってよい。「学生運動?何それ?」という感じである。まあ、「群れる」ことの嫌いな氷河期世代も、えらそうなことはいえないと思うのだが・・・。
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幽霊ホテル

2007年05月03日 08時38分58秒 | Weblog
 GW後半で唯一天気がよいと思われる今日こそハイキングに出かけようと思い、準備していたら、夜中に目が覚めた。そしてなぜだか「幽霊ホテル」という言葉が浮かび、もしかして、今日行くところのルート上にあるホテルがそうなのではないかと不安になった。
 バーディーが住んでいる県には、有名な幽霊ホテル(閉館中)があるらしい。それが、隣の県との県境付近にあるらしいのだ。方角的には合っている。これはマズい。しかも、ルートマップには「ビーチホテル(閉館中)」と書かれており、ますます怪しい。
 そこで、慌ててネットで調べてみると、どうも幽霊ホテルではなさそうなことが判明した。だが、今ひとつ気分が乗らないので、ハイキングは取りやめにした。
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「知らないことだけが役に立つ」(その2)

2007年05月01日 22時00分35秒 | Weblog
Lonely goat herd, 116
 "People who know too much always come to a nasty end. Better to stay stupid and not wonder too much about anything."

「余りに知りすぎた人はいつもいやな目を見るものだ。愚かなままでいて、あまり何でも知ろうとしない方が良い。」
 ・・・これこそ表記のゲーテの格言そのものだ。ちなみに、この羊飼いは116歳で童貞だそうである。
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