パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

2回目のアヴァンギャルド体験

2012年02月19日 21時00分21秒 | Weblog

浜松に行く用事ができた
ということで、ついでにあのアヴァンギャルドのある喫茶店
「TOURNEZ LA PAGE」に寄ることにした

本当は用事の始まる前
12時から13時くらいの間音楽に浸っていようとしなのだけれど
なんと開店は13時から
結局その時間は諦めて、用事がすんだ後行くことに!

その準備というほどのことはないけれども
今朝は自宅で予行練習をしておいた
リクエストされたレコードを掛けてもらえるというので
聴き比べの意味でマイルスの「バグス・グルーブ」
モンクと一緒に(?)やったのを聴いておいた
前回はキース・ジャレットのトリオで
「ゴッドブレス・ザ・チャイルド」

で今回はどうだったか?

スピーカー自体の存在感はなかなかのもの
行った時はピアノのソロがかかっていた
どことなくキース・ジャレット風
正確にはわからなかったが

図々しく(?)レコード在庫を見せてもらい
マイルスのコーナーから「バグス・グルーブ」を探したが
残念ながら見つからず
ならば、家にもあって比較しやすい名盤
(これなら店にいる他の人の迷惑にもならないだろうと)
カインド・オブ・ブルー そのB面をお願いした

レコードの状態はそれ程良いものではなかったようだ
さすがにリクエストする人が多いせいか?
あれっ!と思ったのは
サックスの細かなニュアンスが感じられなかったこと
確かにスッキリしている音
しかし、うーーん

余裕のある音なのかもしれない
音は大きなスピーカーから?
あるいは全体から聞こえる
勿論左右の位置関係はしっかりしている

が、フトこの大きな音源について考えてしまった
実際の楽器よりはるかに大きな音響体から
出てくる音は、生身の楽器と言うより
どこか精巧な作り物の様な音
なぜか音楽に浸ることは出来なかった
それは聴き方が音を聞こうとしたためかもしれない
でも、音も新酒でまだ落ち着いていない
荒々しい感じ、まだ上手にブレンド・熟成されていないような
(それはそれで魅力的かもしれないが)
そんな感じがした

この荒々しくもすっきりした音は
アンプのせいか?
真空管ではなくてトランジスタのアキュフェーズらしいが
アキュフェーズの音自体良く知らないからなんとも言えない
ただ言えるのは、自分の家のものとは随分違うということ

旅行にいくのは、自分の家の良さを再確認するため
等と言われるが
この聴き比べも結果的に自分の家の音も
結構いいもので、自分好みになっていることを再確認した次第

自分の家のシステムは、
金額的には今日の店とは比較にならない位で収まっている
スピーカーはタンノイのスターリング
アンプは真空管でCR Electric Design Woodham2.0
フォノイコライザーはEAR 834P-5
レコードプレーヤーは中古で購入したノッティンガムのSPACEなんとか
カートリッジはDL-103

上を見ればキリがないけれど
今はこれで十分
これからはもう少しレコード生演奏にお金をかけたいかな

PS
今家のもので聴いてみたら
全体的な迫力は流石にかなわない
でも楽器の音とか潤いとかニュアンスは
まだ負けてないぞ!と感じ


 

コメント
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