昨日に続いて今朝の中日新聞にも新城市の庁舎絡みの記事が載っていた
何かの団体に属している訳でもなく、どちらかと言えば横着で怠惰な、市議の名前すら知らなかった
いい加減な自分が、 今に至るまでしつこくここで取り上げているのは、住民投票の分かりにくい設問のせいだ
本当にこれには怒りを覚えた
誰が見ても意味がわかりづらく、勘違いを招くような設問を何故議決してしまったのか
設問をわかりやすいものに変えてほしいという市民の要望を何故聞き入れなかったのか
今でもわからない
新聞にもあるように混乱のもとはこの設問のせい
住民投票に法的拘束力があるとかないとかということよりも
この設問は何を意味しているかといった解釈の仕方が
一般市民の感情と行政(市長)とは異なっている
つまり多様な解釈を生むような設問自体が問題であった
しかし住民投票が終わった後も市議会も市長も
何故住民投票になってしまったのか
あの設問は良かったのか悪かったのかといった総括はない
市長からすれば、あの設問は議会が決めたことで
自分には責任はないというところだろうが
市長は住民投票を行うなら
わかりやすく
市民まちづくり集会を開催して、
なおかつ投票は18歳以上
の条件をつけて実施するように議会に働きかけている
その結果、出来上がったものがわかりやすいものではなく
誤解を招くあの設問になったのだが
設問がわかりにくいのではの質問に
市長は「私は分かる」の答え
ところで、設問は議会が決めたことで自分には責任も権限もない
という考え方・傾向は、新城市のもう一つの大きな住民運動である
産廃に関することでも見られた
許可するしないは県の決めることで自分には、何も権限はない
といったような発言をしているが、
八名地区の人びとの反対の署名を持って行っても
つまり少なからずの市民が声を挙げているにも関わらず
地元の声を聞いて、市の方向性を示す行動は何も起こしていない
市長は自ら「あれは裏口入学のようなものだ」
(正当な方法ではない)と言っているのに
しつこく例を探せば住民投票の際のとても変な「オレオレ30億」のチラシ
また選択肢1を応援しますと賛同者の目前を羅列したのは良いが
同姓同名の方から苦情の多かった市内に郵送された印刷物
この評判の悪い出来事も市長ではなく別の団体(突然できた団体)が
行ったことで自分(市長)には関係ない (と言いたいだろうと想像する)
残念ながら人は一旦何かに不信感を持つと、そのすべてを疑い出す傾向にある
道の駅もっくる新城大幅すぎる建設金額の追加
突然降って湧いたような産科医院の開設(これは保留状態?)
そして市民と話し合いを設けたように見えるが実質的には
市民の声を聞くことはなかったと判断される「実務協議」
これら全てに 不信感を感じてしまう
これは新聞記事にあるような「住民投票の不信感」
どころのレベルではない(少なくとも自分は)
ところで「住民投票を求める会」の前代表、前崎さんは
住民投票が行われ一応会の目的は果たされたことと、
家庭の事情により退かれているが、その前崎さんも市長の
「市民の声を聞かない」やり方には不満・怒りを覚えていると
11月に行われた説明会で発言している
その後の行動(リコール )についてのコメントはないが
穏やかな性格な人だけに口を塞ぐ気持ちも分からないではない
それで、今起こりつつある(起こっている)リコール運動の推進者は
気の短い、自分の意見を聞いてもらえないから拗ねている人達か
といえば全くそういうことはない
(これは人が判断することで違った印象を持つ人がいるかもしれないが)
そして市長が口にしたような
「前回の市長選のリベンジ」等という要素は全く無い
単純に上に挙げたような不信感の伴う進め方でこれからも進めていいのか
予算提案権を持ち、市議を取り込んでいる現状で
このまま市政を進めてしまって良いのか
将来に負担を残すことにならないか
そんなことを真剣に考えた上での行動で
身の丈にあった庁舎を求めた普通の市民の姿と変わるところはない
ところで、如何に不信感があろうが
政治的能力があれば、それで良し
という考え方もあるかもしれない
でも、現時点では、この状態になってしまったうえでは
自分は政治的能力さえあれば何でもクリアされるという考え方には
賛成しがたい
多分ひとはいろいろ痛い思いをしながら変化していく
あるときは政治的能力のある人を、ある時は高潔な人物を
その時々の背景で要求されるものが変わってくる
今本当に必要なのは、何なのか?
長いものに巻かれろ!
とは判断しない自分がいる