goo blog サービス終了のお知らせ 

パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

パルジファル

2015年03月30日 20時04分56秒 | 音楽

初めて見たオペラ(楽劇)が、1976年
バイロイト100周年のでのトリスタンとイゾルデとパルジファル
と言うのは極めて珍しいパターンに違いない

その内のトリスタンとイゾルデは全曲レコードは持っていなかったが
パルジファルはあの名高いクナッパーツブッシュの録音が
バイロイトのセットでさまよえるオランダ人、タンホイザーと
いっしょになっていて、愛聴していた

バイロイトの現場で「パルジファルは私の一番のお気に入りのオペラ、
だから、いい席を持っているあなたは私の席と交換する義務がある」
と強引な理屈をつけて迫ったアメリカの女性がいたが、実は自分も
パルジファルはお気に入り

ニーチェが何を言おうが、またウソっぽいと批判されようが
あの響きにはうっとりしてしまう
特に男性合唱から少年の合唱のあたり、花の乙女の誘惑、聖金曜日の奇跡などは
何度聴いてもうっとりしてしまう

このパルジファルは昔バイロイトから門外不出だったが
あるときから他でもできるようになった
昨年は日本でも飯守泰次郎の指揮で国立歌劇場で行われ
自分も出かけたが、ヨーロッパではどうも復活祭のあたりに
演奏されることが多いようだ

4月8日 ウィーンの国立歌劇場(シュタッツオパー)で
パルジファルが演目として登場する
この日、自分はその現場にいる予定だ
と言うより、その為に時間を合わせてウィーンに行くことにしている

一昨年、30数年ぶりにウィーンを訪れ
ウィーンの国立歌劇場の前を通り過ぎた時に
中に入れなかったのがとても切なく思えて
今度は入ろうと心に決め、それで思い切って三度目のウィーン旅行を計画したのだが
幸い2ヶ月前のインターネットチケット予約で購入できた

パルジファルは4月8日だけでなく、3日、5日にも上演されることになっていて
その日のチケットはそれほどの売れ行きではなく、のんびり構えていたらそれが大失敗
この日(4月8日)だけはあっという間に残りが高い席か安い席しか無くなってしまった

高い席は服装も気を使わねばならないし、靴もちゃんとしなければならないし
と思い安い席にしようとしたが、せっかくあそこまで行って
不満の残る席だと後悔するに違いないと思い直して
東京の国立歌劇場で入った席と同等の金額の席を手に入れた

それで今日は予習を兼ねてレコードを聴いた
当日は東京のように字幕が出るわけではないし
集中が続くかが少し心配だが本場の音は楽しみだ

しかし、それにしても何故4月8日だけが
チケットの売れ行きが良かったのだろう
演奏者は同じなのに、、
4月8日はキリスト教に何かの日なのだろうか



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり混乱する住民投票案(何故こんな案になったか?)

2015年03月30日 18時42分34秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政


先日可決された住民投票の案

どう考えても混乱を招く内容に思えてならないので
試しに近所の方まで持って行って聞いてみた

とりあえず何も言わないでいると「あれっ、ちょっと待って、ええと」
「路線の変更を伴わないということだから道路を新しくしないということだよね、
小さい建物でいいってことだよね」(間違い)
「なんでこんな文章になっているのか、自分たちは単にもっと縮小してほしい希望を述べているだけなのに!」
「これは市側の提案と今の状況を知っている人と知らない人では判断が全く異なることになるよね」
「道路が何処のことかわからない、この道路がどうのこうのと言われても問題は道路じゃなくて、縮小して欲しいだけ」
「投票の現場に道路の地図が掲示されたって面倒で見ない人が多いので面倒くさくなっていい加減に丸を打つ人が出てきそう」   等など

結局、明らかになってことはこの案は酷いということ
これでは判断のしようがないということ
市民は今までの流れとか計画全体を熟知している人ばかりではない
そういう人に勘違いするような、あるいは理解できないような文章は
果たして住民投票のために署名活動をした人たち(市民)の声を反映しているのか

そこで、少し悪意を持って考えてみると
この文章はわざと意図を持ってわかりにくくしているとも考えられないことはない

何故わかりにくくしたか?それは結果はどっちでもいい!と最初から考えているから
右側のほうが多ければ今までどおりの付け替え道路案の縮小(?)で進められるし
左側が多ければ(多分こんなにややこしい文章では分散する)
参考にしますでも右側の案も多いので、と答便する


実は住民投票は市側(市長)もやりたがっていたのではないか(条件付きで)
矛盾するようだが、それは市が数年前に常設型の住民投票ができる条例を制定して
市民が主役の市である証とした
その住民投票条例を実施しないようなことや無視することはできない
しかし、実施して好ましい結果が出ないことは困るならばどうするか、
判断に困る文言にしてしまえ
そうすれば票は分散する
どのみち条例は議員の多数決によるから多少文章がおかしくても押しきれる
住民投票を行った実績は残るし、外(市外)にも伝わって進歩的な市と思われる

こんな考えであっては欲しくないが、
少し推理を働かせば多少の間違いはあるにしてもこの結論に落ち着く

正直なところ、この件はここ数年のうちで一番怒りを覚えたことだ
とてもなにもしないで放っておく訳にはいかない

自分は単純に市民がどう思っているかを確かめて欲しいだけ
その結果が今までの計画案通りであれば、それはそれで仕方ないと思っている
また見直しに決まってもそれを選んだ市民も責任を持たねばいけないなとも思っている
それなのに、この成り行きはなんだろう
こんな小さな市の中で、こんな政治的な策略なされるとは

市議会議員は本当にこれで正しい選択ができると思っているのか
彼らの想像力はまともなんだろうか、そして良心は、、

リコール
そうした声も出つつある
正直なところ、それもあり!と思わざるをえない

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治への参加、興味

2015年03月29日 15時18分12秒 | あれこれ考えること

マザー・テレサによれば「愛」の反対語は「無関心」

確かにそうかもしれない
こと政治に関する分野を考えてみると思い当たる

沖縄基地移設の問題
そしてこの地区では産業廃棄物業者の問題
距離的に離れている人は、話は耳にしても
無関心というしかない反応
それは確かに愛のある態度とはいえない 

みんな自分のこととして想像力を働かせて
しっかり考えましょう 
こう訴えても、なかなか人の心は動かない

最近の新城市の新市庁舎再考を求める活動についても
関心、無関心の差は際立つ
何か変だぞと心のセンサーが働いて行動を起こす人
まるっきり関心のない人
決まったことでどうしようもないと思う人

自分の身に直接関係ないことに関心がない
これらはある面仕方ないと思わないでもない
みんながみんな関心を持って政治的な知識を持って
物事を語るというのは実際には不可能

特に政治的な活動は、法律を知らないといかんともしがたい
この法律なるものを 全員が理解するということはできない
句読点のない、専門用語の羅列の法律文を理解するのは難しいだけでなく
読む気になれないのが現実
だからこそ自分たちの代表としてプロフェッショナルな活動の役割を
ある人物に委託する(議員として選出する) 

ところが、この選出された人たちが真に自分たちの代理人かといえば
そこもどうやら怪しくなってくる
まずその人達の選ばれることになった理由の行動指針自体が
政治的なわかりにくい言葉による抽象的概念
そして例えば気前よくささやかれた言葉は
実際には一人だけでは実現不可能な事柄

もっと意地悪な見方をすれば専門家であると思われる
選択された人々も実は何も知らない人々の集合で
その上のもっと何か意図を持った人に左右されてしまう
一見代議員制で民主主義を実践しているように見えても
必ずしもそうではない可能性はある

しかし、それに変わる方法があるのかといえば
これがまたまた難しい

ならば今はどうすべきか?
議員活動をこまめにチェックしましょう
それもひとつかもしれない
でもこれは持続できそうにない

世の中にはどういうわけか独特なセンサーが働くひとが存在する
今起きている怪しい点、矛盾点、理解できない点にたいして
何か行動を起こそうとする人がいる 
(消極的なことになるが)そういう人に頑張ってもらうしか無い
気がついた人が何か行動を起こす
できれば多くの人を巻き込んで、、、
関心を持ってもらいましょう、とスローガンの連呼よりは
こちらのほうが現実的

本当のところ自分は無関心派だった
それがある人の思いに動かされていろいろ調べたり行動したりした
すると今までわからなかったことが分かるようになり
何やらおかしいぞと思うだけでなく、怒りを覚えることすら
噴出してきた
だが自分と同じ考えを持つ人は多くない (みんなが同意して欲しいということではない)
どうしてもその分野に関心が行かないと言う人は存在する

そう、気がついた人は自分のできることをするしか無い
自分の判断で、自分が自分を褒められるような行動を起こすしかない
(これはハンナ・アレントでも語られた内なる自分との対話みたいなものかな) 

ということで、自分にできることは
何かの役割を命じられたと勝手に思い込むことにして
人を恨まずに実践していくこと、、 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わかりにくい「市道東新町桜淵線の路線変更を伴わない現行案の見直し」

2015年03月28日 20時44分34秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

午前中の投稿で不明だったというか、勘違いしていたのが市道東新町桜淵線
最初はせめて市役所と体育館の間の道と思っていたが
そうではなかった
実際はこちら↓

実際にはまだできていない道
文化会館の信号を南に向かって(東庁舎を右に見て)ぐるっと廻る道
これは、新市庁舎の付け替え道路として2年前に決定済みの道路ということらしい

そこで先ほどの市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画の見直し
を解釈すると、つまりは、付替道路はそのままでの計画案の見直しとなる

さて見直しというが善意に解釈すれば縮小ということになるが
必ずしも言葉の上ではそうではない可能性がある
見直しは建設費高騰の折、予算が以前計画していたものよりも増える
という意地悪な解釈も可能
どのように見直すかの記述がないのでどうにでもできてしまう

また左側の案、市道東新町桜通線の路線の変更を伴う現計画の見直しも
素直に解釈しすぎてはいけない
路線の変更は道幅を変えただけでも見直しと言う言葉が使える
道路がゆっくり曲がっているのを直角にしただけで
路線の変更ということができる

つまりは、どうにでも解釈できる案であることが明らかになる
それにしても、この市道東新町桜通線のことを市民の誰が
どのくらい知っているかが大いに疑問
住民投票を行う以上前提としてみんなが内容を理解していることが求められるが
市側とすれば今までにも説明してきたし、これからもパネル等の表示で明らかにしていく
ということになりそうだが、それってどうなんだろう、、
知らないほうが悪いのか?

結局はこの住民投票の設問は、前提となる知識のばらつきが大きすぎる上に
選択肢もいかような解釈可能となり、民意を反映したものにならない可能性が大

法律に則って、段取り手順を追ってすれば(理解していなくても)それでいいのか
という問題は、実は人としての良心の問題になる
充分に分かっていないとわかった上でも、法律上に問題がないから粛々と進めていく
というのはどうなんだろう
そこで、変だと気づいた人がいて反対したとしても
数の力でそれが民主主義と開き直ってしまわれたら
何も知らない市民は知らないほうが悪いで済まされてしまうのだろうか

実際のところ、この市道東新町桜淵線が市議会で付け替え道路として決まっていることを
果たしてどのくらいの人が知っているのだろう
そのみんなが知らないことをベースに作られた案について
どう思うかと聞かれても、それは答えようがない

議員の実力、政務能力は優劣があっても仕方ないと思うが
安易におかしなことをほったらかしにするのは
人として本当にどうなんだろう

自分の町は変なことは無いと思っていたが
こんなに変な事になっているとは、、、

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当にこれでいいのか、新城市の住民投票案

2015年03月28日 08時20分47秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

先日の新城市議会本会議で新市庁舎に関する住民投票の実施が可決された
その住民投票の内容は

これは、一体何だろうか
これで選択しなさいと言われても果たして市民にその内容がわかるのか?
試しに同居人に聞いてみた

市道東新町桜淵線の路線が、その地区の人間ではないから何処のことをいっているかわからない
路線の変更を行わない現計画の見直し とはなにのことかわからない

これで実際の住民投票がなされたとして、それが民意を反映したものか
反映できるのか

いやそもそも、こんなに訳のわからない表現方法を
採択した議員の気持ちがわからない

最初の市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画の見直し
とはなにか
そもそも現計画は、
市道東新町桜淵線の路線の変更を行うものとしている
ならば、
市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画
というものは存在しない
だから見直しなんてできない

見直すのが現計画の一部だけで、路線の変更についてはそのままという意味か?

何がなんだかわからなくなってきた

そこで自分なりの理解の範囲内の解釈は
最初の
市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画の見直し
とは、
今問題になっている市庁舎の計画5階建て9,000平米は
市道東新町桜淵線の路線の変更をすることが前提になっているので
簡単に言ってしまえば、
この案は単純に現計画を縮小の見直しをする(拘束力はないが)というだけのこと
建設費の高騰があるので計画通りにはできないが、少しは縮小しなけばならないか
というくらいの気持ちのもの

2番めの
市道東新町桜淵線の路線の変更を伴う現計画の見直し
とは、住民投票を求める会の対案として出した計画に賛成か
を問うもの
どちらかと言えば最初から考えなおせというもの)

ここで問題なのは、住民投票実施のための署名活動を行うと
前提となる知識、理解が市民間に色いろあるということ

あんなに大きなものはいらん
そもそもなんであんな場所に建てるんだ、151号線の消防署の隣の方がいいのじゃないか
全部やり直し 最初から考えなおせ

しかし議会とか市のほうからすれば合併特例債という期限の縛りがあるものを使うには
今から最初の計画を考える時点まで戻れない
だから現実的には縮小の方法を考えましょう
そのあたりは住民投票を求める会も妥協して
計画の縮小方法として市道東新町桜淵線の路線は変更を伴わない
方法がいいといっている

ここまで書いていて、本当に分かりにくい
この選択がまともに理解されるには大きな前提がある
それは現行案がしっかり理解されているということ

現行案は5階建て9,000平米50億予算ということだけでなく
市道東新町桜淵線の路線の変更が前提となっている

この案の市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない
と言うのは、そもそもの計画スタートの時点での変更を伴わないのか
それとも、現行案の計画の変更を伴わないのかが分かりにくい

問題はこの手の文章は句読点がないので何処で区切ればいいのかわからない

市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画の見直し

とは、取りようによっては現計画は、
市道東新町桜淵線の路線の変更を行わないようにも解釈できる

また、変更をする現計画を前提にした話で
道路の変更を伴わないというのは、計画の道路変更については問題なしとする考え
つまりどの時点での路線の変更かがわからない

実際のところ、こんな案で住民投票するときめた市議会の方々は
市民の代表としてどう考えているのだろう

この住民投票の経緯を悪意で推測すると
まず前提に、住民投票は拘束力を持たないということがある
市民は住民投票をしなさいと声を上げた
なら、することにしましょう
しかし、その内容は現実的に時間に間に合うような方法しか選べない
つまり、現行案の縮小版と他の案
この選択がややこしいから票は分散する
そして最初の案が少なくて、一から考えなおせというトーンの
2番めの案が多くても、結果に拘束力はないから
現状の縮小案で現実には実施する
市議会、市長からすれば住民投票をしたと言う事実だけが残る

市議会議員にモラルとか何かを求めるのは
期待しすぎるほうが悪いのか

ところで最初に戻って、
自分のこの2案の取り方が間違っているかもしれない
と不安になった

つまり、良くわからないというのが本音

いったいこれで物事が進んで本当にいいのだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チュニジア戦(日本は変わったか?)

2015年03月27日 22時09分26秒 | サッカー

FIFAランキング25位だから弱いはずはない
おまけに身体能力の高いアフリカ
しかし相性はいい

そんなことを思いながらのチュニジアとの戦いをテレビ観戦

結果は岡崎と本田のゴール2-0で勝利
後半登場した本田、香川、岡崎のさすがの活躍で
結果的に勝利したのだが
今日は前半に興味がいった

まずはスタメンがすごい
GK権田
吉田、槙野、藤春、酒井宏樹
長谷部、山口
永井、清武、武藤
川又

大胆な選択
しかし、違和感はなかった
戦えそうなメンバーだ
そしてそれは確かにその通りだった

まずは守備が良かった
球際の強さ、ボール奪取これがうまくいっていた
プレスをかけるにもポーズではなく本気で取りに行っている感じで
それが効果を発揮していた

このボールをとるプレスをJリーグの試合の中でも
何度も経験できれば停滞ぎみの日本のサッカーも
ワンランクアップしそう

永井は速いな
迫ってくる速さが尋常ではない
しかしプレーが正確だったり上手いわけではない
川又も迫力ある選手

しかし今日のところは初めての試合
合格というところか
前半のハイテンションの状態から抜けて
少し攻めが停滞気味のいなったのは仕方ない
戦えるがアイデア豊富な選手のパターンではないからで
もう少し慣れが必要な感じ

昔からの本田、香川、岡崎はさすが
交代メンバーと何が違うかといえば多分落ち着き、経験
永井、川又、武藤は経験をするしかない

本田は基本的にはパサーで香川はドリブラー
そして岡崎はストライカー
10番の香川は司令塔ではなくシャドーストライカー
その役割が出たような試合だった

また数日後にウズベキスタンとの戦いがあるというが
定番の連中の実力はわかっているので
新しい人材のポテンシャルを見てみたい

さてこの球際の厳しいプレーは次も再現されるか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県会議員立候補予定者公開討論会と住民投票

2015年03月27日 08時24分56秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

昨日(4月26日)新城のJC主催による
愛知県会議員立候補予定者公開討論会が開催された
19時開会の予定
余裕を持って20分ほど前に会場に到着したが
思いの外会場は混んでいる
県議選でこんなに入るとは正直思わなかった

そこに来ている人たちは立候補者の
投票選択の判断のために来ているのか、
それとも特定の候補者の支援のために来ているのか
何にしても熱気は予想を上回るものだった

主催者の意図通りに進んだかどうかは不明だが
特に熱を帯びた話になったのは
新城市の八名地区の産業廃棄物業者の操業の問題

地元民はこの産廃業者の他の地区の仕事ぶりを知って
自分たちの地区も悪臭、環境汚染となってしまうのではないか
との不安で、反対活動をしている

元々は八名の工業団地の一角を購入した企業が倒産して
その後には製造業、物流業がはいるという規則があり
何かあった時には買戻特約を行うということだったのが
知らないうちに買戻特約は解除されていた

いやいや、そもそも買戻特約は競売で購入した時点で
その法律は無くなることになっている

この下りはよくわからない
もっとも自分の理解、知識がいい加減だからわからないのだが

とにかく、何らかの事情で正式な競売が行われ
少し問題となる業者の持ち物となった

ところが、この業者の評判(豊橋市の東細谷地区)は
芳しいものではない
悪臭・土壌汚染がかなり酷いらしく
普通の生活ができない状態になっているとのこと
当然、新城市も同じようなことになる可能性があるので反対
ということになるのだが、
行政は悪臭の判断には個人差があり、また常時ではない
土壌汚染についても自分たちの調査では、別の調査のような悪い結果は出ていない
つまり咬み合わない

堆肥をつくり、それを販売するという目的の施設らしいが
心配しているのは現実には堆肥をつくるというよりは
産業廃棄物の捨て場所になっているのではないかということ

ここでまた法律の問題が起きてくる
産業廃棄物、リサイクル法、
廃棄物を出す側の規制はあるが、処理する方の規制が法律的に整備されていない

ここの問題を変えていかねばならないが
これは少し遠い話なので国会にも働きかけている
とりあえずは現実的な方法として、堆肥を作ると言いながら本質的には
産業廃棄物の最終処理(捨場)になっているのは、申請した仕事内容と異なっており
これは違反だ
そうした違反業者が操業するのは許されないはず
と反対側の運動している立候補予定者は説く

現職の方は反対活動は手続きを踏んでやって来た
現実的な今後の対立候補側の方法は少し理解できない、、

どちらにも言い分があり、持ち時間が短いせいと
全体像を理解していないために
残念ながら印象とか感想の範囲に留まってしまうが
ここに来ていた人たちはどんな考えなんだろう

それにしても小ホールの席は満席
この状態が選挙当日まで行けば投票率は上がる
この選挙は本当に盛り上がっているのか
それとも一部の人達で危機感を覚えているのかは
正直なところ疑問

新城市を騒がしているもう一つの問題は新市庁舎の問題
5階建て9000平米、50億円は大きすぎ
後の世代に借金を残すことになるから
分相応の規模に考えなおそうと再考を求めるために
住民投票をしようとした活動がこれまでのこと

結果的に住民投票をすべきと署名した人が
5日間で9000も集まったために、
市民の意見は再考を求めることにあるのは馬鹿にできず
そして建設費の最近の高騰を受けて
予定の50億では済みそうにないから
やはり何らかの見直しは必要と議員も折れて
それなら住民投票をしようということになった

しかし、問題はまた噴出
何に対して住民は判断をするのか
その部分が不明

簡単に言ってしまえば、ひとつは建設費が高騰して大変だから
従来の手段を手直しして節約を図るというもの
もう一つは、計画自体がそもそも無理なものだったのだから
それを根本から訂正、しかし現実路線としてまるっきり0から
のスタートではなく、現行案にたいする対応案の支持を得るのも

これは市民には分かりにくいものとなる
初めからやり直せ!
ではなく、どちらのほうがいいかを選ばせるもので
たとえ住民投票を行ったとしても社名活動をした人が
望んだ住民投票ではないことになる

残るのは住民投票をしたという事実だけ
どちらも節約には違いないからいいのでは!
では終わらない

今回の産廃、市庁舎の件について
昨日の帰りの駐車場での知り合いとの会話

今まで無関心だったのがいけなかった
市議会議員も地元だからと言う判断で選んでしまったのはまずかった
もう少し考えて選ばなければならないし、
これからは活動に関心とチェックを入れるべきだな、、、

気づくのが遅すぎたかも知れないが
今できることをとにかく行い
これからすべきことは反省を肝に銘じて行うことだ

それにしても、政治ってやつは
正直、まともな人間が出来る世界ではないのかもしれない
政治家が偉いということはなく
政治家になれない庶民は、実は人としてまともでいられる可能性があり
何もなさなくても尊敬される存在なのかもしれない
と思ったりした



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聴き慣れると、世界は開けてくるか(ブルックナー9番の終楽章)

2015年03月24日 20時32分19秒 | 音楽

ブルックナーの8番の交響曲
今では人生の中で一番聞くことの多い交響曲になっている
手持ちのアルバムもフルトヴェングラー・シューリヒト、クナッパーツブッシュ
カラヤン、ハイティンク、ワルター、チェリビダッケ、朝比奈隆、ジュリーニ、ギーレン、
バレンボイム、セル、テンシュテット、インバル、ヨッフムなど
特に第3楽章は大好きなのだが、それでも初めて聴いた時は
終楽章は一体何処に向かおうとしているのか
全然理解できなかった
最後に全楽章の主題が同時に演奏される統一感が
あるというものの、実際にはなんかバラバラの印象がしたものだ

しかし、たくさん聴いて慣れてくるとそうでもないと思うようになった
ブルックナーの頭のなかで必然であったものが
自分の頭のなかでも必然と思えるようになった

未完の9番の交響曲
数年前にラトルが補筆版で4楽章を演奏したCDが発売された
彼の話によると4楽章のスコアの大半は出来上がっていて
それに少しだけ補筆したのだという
とにかく慣れてしまうまで聞くとそれは素晴らしい世界が
訪れるとも言っていた

これは自分の8番の経験と同じことかもしれない
と思い、最近その終楽章を我慢して(?)聴いている
最初の印象は、やはり何処に向かうのかわからない
このバラバラなものをまとめる力技はブルックナーにしかできないし
その時間がなくて補筆されたのは未完の域を出ない
と思ったものだ

だが少し慣れてくると案外いけるかもしれないと思うようになった
8番の交響曲でも初稿は普段の演奏会のまとまりの良い音楽ではなくて
素朴な田舎のおじさんの音楽という気がしたが
なんとなくその時の印象に似ている
ブルックナーはプロデューサーのような存在の人がいないと
ただただ素朴な神を称える音楽しかかけなかったのかもしれない
評判の悪い?アドバイスもまとまりの良い劇的な音楽に変えるのには
役立っている

もう少し時間があればブルックナーは少し手を入れて
今よりも効果的とかまとまりの良いものを作り上げただろう
と容易に想像できるが、それでも今はこの演奏を聴いて
4楽章全体で何を残そうとしたのかを考えてみるのも
贅沢な時間かとも思う

まだまだこの終楽章はしっくりこなくて中途半端な感じがするが
大半はできていたの言葉を信じて、もう少し我慢してみよう

ところで、この何処に行くかわからない音楽
時に滔々と流れる旋律
これはフルトヴェングラーの2番の交響曲の1楽章に
印象として似ているように感じたが、フルトヴェングラーが自分の指揮者としての
キャリアの最初にブルックナーの9番を演奏したというのが
なんとなく納得できる
フルトヴェングラーもブルックナーが感じた音の世界を感じていたのかもしれない

 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

責任と判断(ハンナ・アレント)

2015年03月21日 08時28分35秒 | 

秋ではないが読書モードに入ってい
それも大作を続けて!

今年になって読んだ本は
「幻影の時代」(D.J.ブーアスティン)
「21世紀の資本」(トマ・ピケティ)
そして「責任と判断」〈ハンナ・アレント)
全て読み飛ばす訳にはいかない作品
しかし残念ながら結果的には読み飛ばした
ことになってしまいそうなくらい覚えていないかもしれない

だが面白かった、興味深かったと言う実感だけは
覚えている

何かのために読むわけではないし
いつか役立つこともあるだろうくらいの感覚だから
取り立てて覚えていないことも気にしてはいないが

「責任と判断」〈ハンナ・アレント)


 ナチの戦犯、アイヒマンの裁判について、アイヒマンは平凡な人間で
ある状況下で人間は何をしてしまうかを、凡庸な悪と名づけて
人は誰でもその悪を犯してしまう可能性がある
と、読む前は そのくらいのことが書かれていると思っていた

しかし、そうではなかった
確かにそのようなことも扱われている
だが通奏低音の様に彼女の全体を支えているのは
ヨーロッパの形而上学的、哲学的な思考

ソクラテス、カント、ニーチェ らの哲学をベースとした
その上になりたつ思考
その意味でこの本は哲学の分野に関するものと言える

彼女の思考パターンに慣れていないから
慣れるまでは読むのに苦労した
だが途中からは違うテーマを扱われていたとしても
癖とか思考パターンがわかってくると
なんとなく分かるような気がしてくる
慣れは大きい、もう少し彼女の作品を読めば大枠の思想は
理解できるかもしれない

ということで次の候補はアイヒマンの裁判に関する
彼女の最も人気のない作品
あるいは、ニーチェの「道徳の系譜」
もしくはカント、プラトンの著作か

ところで、この本を読んでいて本質とは関係ないが
ナチの非道の行為の著述があったが、読んでいただけで
吐き気がするような気持ちが悪くなった 

それは、自分がなさなければ自分が抹殺されてしまう、とか
自分がしなくても誰かが行う 、とか
自分は単に歯車に過ぎなかった、とか
そう言った判断の前の、人としての葛藤の欠如が
全く欠けていて、そのことが行う行為の圧倒的な残忍さが
気持ち悪さの原因なのかもしれない

いずれにせよ、人はある状況下で
とんでもないことをしでかしてしまう可能性があるのは事実
これを防ぐにはその状況を作らないことだけでなく
個人の判断能力の(哲学的、形而上学的の)アップを図るしかない

自分との対話
つまるところ、ここに集約されるのかも知れない

本を読んでの感想というよりは
本から刺激を受けて感じたことはそんなこと
とすれば、やっぱり本を読んだことは役立ったいるのかもしれない 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新城市議会傍聴(その3)

2015年03月20日 20時25分05秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

今日は住民投票に関しての重大な議決がある
ということで、その成り行きを見るために
3回目の市議会傍聴に出かけた

と言っても、用事があったので肝心なところは
見届けられず、途中で退席
結果は、、、

今日のここでの話題は住民投票に関することではなく
市議会の運営について

3回目にしてなんとなく議会がどのように運営されているかが
わかってきたが、フト気になったのが
初めて議員になる人というのはこうした
議会の段取りをどこで知るのだろうかという点

なった時点で誰かが教育係で教えてくれるのか
それとも、議員になろうという人はそんなことは百も承知なのか
それとも誰も教えてくれずしばらくは見よう見まねで経験を積んでいくのか

自分の無知は棚に上げての話だが
こうした市議会の運営を市民のどの位が知っているのだろうか
市民は話の内容やシステムは知らなくても
議員さんにお任せして結果だけを知ればいいのか
政治に興味を持ってもらえるようにと言うものの
議会自体は何号議案カクカク・シカジカ
この点については何条の何項の法律に、、、
などという言葉の連続では
正直興味が持てないのは仕方ない
議会での答弁はかしこまった言葉が多く
何を言わんとしているかわからないでもないが
そればかりだと単に概念上だけの話に終始してしまう
このわかりにくい言葉を理解するには想像力が必要となるが
その想像力を市民に要求するのも現実的には少し無理がありそう

ならばどうすればいいか
わかりやすい言葉での発表の機会を何処かで設けるしかない
わかりやすい言葉で説明するということは実はものすごく
そのことを理解しなければできない
議員さんには自分の選挙間近の時点で行動の報告するだけでなく
普段の活動の一つとして議会で決まったことを噛み砕いて
説明しなけれなならない!と考えるのは理想主義的すぎるか?

ところで、市民自治区と言う制度があるが
現実的にその活動の内容を知っている人は市役所関連の人以外に
どのくらいいるのだろう
そしてこれらを総括する(?)地域協議会なるものと
その役割と、新しく選定された事務局長の仕事を具体的に把握している人は
どのくらい存在するのだろう

なんかわからないところで、結構アバウトに決まっていそう
と思ったりするのはへそまがり過ぎるか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする