パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

大事なのはサッカーのインテリジェンス

2009年05月30日 15時40分30秒 | サッカー
以前から日本代表は、決定力がないと言われてきた
確かに枠にシュートが飛ばないし
シュートも誰かに譲って撃たないことが多い

しかし、FWのゴールまでの距離が遠いのも事実
一番得点の確率が高いゴール前に人がいない
それは守りがきつくてバイタルエリアに入れないのとは違って
単にボールをもらう位置が低すぎて
ゴールまでの距離が遠い
何故そうなるかと言えばみんなで守るという
一見正しいそうな考え方の所為

あの中山の必死な姿以来
日本の選手はみんなかくあるべしみたいな雰囲気になっているが
(巻、鈴木など)
本当のところFWの仕事は点を入れることで
ディフェンシブフォワードなんてのはおかしい

今回得点した本田もそんなに守りをしていないし
イタリアでそこそこの成績の森本もたいした守備はしていない
松井もしかり
マンチェスターUでも C・ロナウドもたいして守りはしないし
ブラジルのロナウドも点をとる時だけの存在だ

あれだけ決定力があれば、それはそれで仕方ない
のかもしれないが、考えなくてはいけないのは
FWの守備が得点力不足を招いてはいないか
ということ
肝心のシュートの位置まで至った時には疲労困憊では
決まるものも決まらない

だからといって冷たい人間のごとく
全然守備をしないのも、見ていて腹が立つのもこれまた事実

結局、守備しなくてはならない時は守備して
しなくていい時は自分の本来の仕事のために準備しておくのが最善で、
闇雲に真面目一本で走り回るのはあまり賢くない

これはストイコヴィッチが口にした
サッカーのインテリジェンスなのだろうと思う

何が今必要か?
正しい判断をする必要があるのはパスコースや
テクニックの有効活用だけではなく
全体の流れの中で必要なことを感じる能力ではないのか

それにしても一番問題に思うのは
日本人はフィジカルが弱いしパワーがないから
1対1の状況に持っていかないように
攻めも守りも教えられる
そしてこれは小中学生の時点でもよく言われることのようだが
果たしてこれが本当によいことか ということ

勝負を決めるのは個人の力に負うことが多い
だから個人の力を高めるのを怠ってはならないと思うのだが

先日のチャンピオンリーグの
バルセロナのパスワークを見て多くの人は
程よい距離関係、パスコースが数多くあるポジショニング
などが気になって練習の課題に挙げそうだけれど
自分が凄いなと思ったのは、あのプレッシャーの中で
相手にとられない位置にトラップし、逆を取って前に進み
またわずかに空いたスペースでも
きちんと正確なパスを交換する技術のこと

だからまずはとられないようなトラップの位置の選択を
どのように練習に取り入れるか
あいての逆を取るにはどういう練習をすべきか等が
気になった

体力差があるうちでは単にスピードだけで
なんとかこなせていけるかもしれないが
より高いレベルでは細かな差が大きな違いとなってくる
そんな細かいことに時間を費やすより
システムをしっかり覚え込またほうが勝つ確率は高い
しかしこれこそが問題で勝利をシステムのおかげにするのは
もう少し個人のレベルをあげてからにしてほしい

日本代表ですら中村俊以外のクロスの精度はおおいに疑問だし
中央部分の選手のトラップも
またそこに出すパスの質もまだまだと思うのだが
なかなかそこまで戻った視点でのマスコミ論評もない

ところで最初の問題に戻って
FWの仕事についての考え方や
自分のよさの発揮の仕方については
ビッグマウス本田の話に耳を傾けてもいいと思うのだが

まだまだ道のりは遠い!



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バルサの美しいサッカーの勝利

2009年05月28日 20時14分04秒 | サッカー
録画予約してあったものの
「勝負事はやはり生に限る!」
というわけで久しぶりに眠い目をこすって起きて
しっかり見たチャンピオズンリーグ決勝
マンチェスターU対バルセロナFC

戦前はしっかりした守備のマンチェスターUを
バルセロナは崩せないのじゃないか?
反対にバルサの守りはレギュラーメンバーを
使えずきつそうだから、それにラテン系はポカが多そうな印象があって
マンチェスターUの勝ちと予想したのだが
その予想が当たっていたのは最初の10数分だけ
エトーの得点が決まってからマンチェスターUには
あまりよいところがなかった
最終的には
マンチェスターU 0-2 バルセロナFC

普段、ごっつい守備とスピーディーなボールの動きで
ポゼションも高く、相手を圧倒する(格の違いを見せつけるような)
ゲーム運びを見せているのに、この試合のマンチェスターUは
よほど出来が悪かったのか
それともバルセロナのパスまわしの毒気に当てられたのか
いつもの守りができていなかった
いやプレスのかわし方、人と人の距離、ポジションの取り方
それらが完璧におこなわれてマンチェスターUは
次第にやる気をなくさせられたのかもしれない

それにしてもいつもは上手い選手たちに見える
マンチェスターUのメンバーが、この日はただでかいだけの
フィジカル自慢の男たちに見えたのは不思議な感覚だ
あのC・ロナウドでさえ身体能力の高さが際立っている選手にしか
見えなかった(一寸と言い過ぎ?)

反対にイニエスタ、シャビ、メッシの
上手いこと上手いこと

注目の二人のうち
メッシは身長が低いけれど
一番得点の確率の高いゾーンまで侵入できていた
そのドリブルはカミソリみたいで危険な香りが満ちており
C・ロナウドはその恵まれた体格と身体能力を生かし
ミドルレンジからも積極的にいいシュートを放っていたが
つきがなかった(?)

それにしても出来のいい時のバルサは
本当に見ていて楽しい
マンチェスターUは強いなーと言う印象を持つのだが
バルサは今度も見たい気分にさせる
同様にメッシも今後しばらくは見ていたい選手だ
怪我だけはしないでほしいものだ
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存在感あった本田

2009年05月27日 22時04分47秒 | サッカー
自信が人を大きく見せるのだろうか
今日のキリンカップ第1戦(日本4ー0チリ)
本田圭祐は得点したからではなくても
どこかしら迫力があった
(後半は少し消えていたけれど)

運動量はそれほど多くない
懸命にディフェンスするタイプでもない
しかし、どっしりと構え、来たボールはしっかりとキープしたり
ドリブルしたり、簡単にはたいたりする姿は堂々としていて
見ているものに何かしら期待感を持たせるには充分だった

前半の終了間近の左サイドでのシュート
入らなかったけれど思わず声を上げてしまった
そのシーンだけで彼の非凡なセンスが伺い見られた

今日の先発メンバーを見た時から
中村俊輔のいないチームだから
ゲームのスピード感はある程度予想できた
後はその確実性と言うか、いかに慌てずにできるかが
問題かな?等と思っていた
それと上手くいかなくなったときに打開策が見つけられるかが
見所と思っていたが
久々の先発組のテンションの高まりは
余計な心配を打ち砕いた
(後半は得点の所為もあって少し緩んだようだが)

ただチームとしては背後をちょっとばかりとられていたのが気になる

それにしても本田
グランパスの頃から注目していたけれど
正直なところその成長ぶりには目を見張った

ビッグマウスと言われていたが
オランダの地で、よい意味でエゴイスト、スペシャリストになって
たくましくなったいた

2部リーグとは言え16得点は伊達ではなく
今日のシュートを見てもそれが偶然の産物ではなく
当たり前だが、ゴールにねじ込む気概と技術は
明らかに以前とは比べ物にならないくらい高くなっていた

岡崎も調子のいい頃の高原くらいに期待感がある
マイペースな遠藤
センスある玉田
ひたむきな長谷部
牛若丸みたいな中村
怪我は絶対してほしくない中沢
外にも駒野、阿部(ナイスヘッド!)、今野
今日は総じて誰がよくないということはなかった
ただ駒野のサイド、フィジカルの面でやられたシーンが目についたが
ウズベキスタンはそれほどでないことを願う

さて岡田監督 中村俊輔が帰ってきたらどのように使うのだろう
ジーコのように彼は指定席なのだろうか?

自分としては確かに決定的な仕事をするけれど
テンポが遅くなる中村俊輔のチームより
今回のような全体的なスピードのあるチームの方が好ましいと思うが
(行き詰まった時の打開策として交代選手として中村俊輔の起用)
それではリスクが大きすぎかな

だが今後、進むべき方向は
明らかに中村俊輔のいないチーム作りに向かっていくだろう
こんなときマスコミには
安易にスター作りなどしてもらいたくないものだ
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愚痴も必要

2009年05月26日 22時04分46秒 | Weblog
「景気、どう?」が最近の挨拶
「全然!」が大半の答え
どうも今回は例外なく、どの業種も冴えないようだ

しかし、仕事の現場ではいつも目の前には目標数字が!
といっても、努力の方向がわからない、というのが
これまたどこでも見かける風景

こんな時は、責任を自分たちの所為だ
等と考えるとドツボに陥ってしまいそう

だから、そんなのは(景気が悪いのは)俺たち所為じゃないや!
とか
なんとかなる!
と考えるようにしたり
思いっきり愚痴ったりするのが
現実的な対処方法かもしれない

愚痴って、心の悩みを共有する
それでスッキリする

根本的な解決法ではないかもしれないが
案外バカにできないかも

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意地でも最後のページに行き着かなければ

2009年05月24日 16時06分37秒 | Weblog
面白いとは思うものの
最後まで読み終えられるか心配な小説(やっと半分)
「雪」オルハン・パムク

今年のゴールデンウィークの始め
気合いを入れて休み中に読んでしまおうと思ったのだが
これがなかなか手強い
もっとも最近はミステリー以外真面目な小説を
手にしていなかったので、なかなかそのリズムとか
世界に入っていけないのかもしれない

この小説、地の部分が多い
そして登場人物が一人出る度にその人の背景の描写があって
それがパターン化されていなくて
その細部のこだわりは、所謂職人といわれる画家たちが
画面にいっぱいに多くの人の顔を描いても
一人一人が違った生活をしているのを感じさせるのと似ている
それが小説家とか画家というもの
と、言ってしまえばそれまでだが
本当にたいしたものだ

ところでこの小説読んでいて急にドストエフスキーの
「悪霊」を思い出した
高校時代、通学の列車の中でウトウトしながら読んだ
「悪霊」は自慢じゃないけれど、ほとんど何も覚えていない
にもかかわらず浮かんだのは
確かキリーロフ(?)が自殺する云々のところが
自殺する女子高校生が多くて、それが宗教がらみだったりして
ドストエフスキーを連想させた所為かもしれない

(そういえば今度映画化されると言う
「ノルウェーの森」も全然内容は覚えていないが
これを読んでいる時は
「されど我らが日々」を何の関連もなく思い出したことがあったが)

ところで翻訳物ではあるのだけれど
確かにタイトルの「雪」が印象的にイメージでき
本当の言語のリズムとは違っているだろうけれど
大枠の部分で作家が望んだ効果は
日本語でも実現できているのではないかと思う

翻訳でも文章が上手いなあと思うのはナボコフ
喚起力に富んでいるのがヘッセ
(もっともこれは個人の感覚で自分には苦手なトーマスマンやジョイスを
 上手い文章と感じる人もいるだろう)

いずれにしても久々の難物「雪」
なにがなんでも最後のページまで行き着かなければ
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ノッティンガムの誘惑

2009年05月21日 19時51分06秒 | Weblog
病気になるつもりはなかったのに!
と言ってもインフルエンザではなく
オーディオの話

以前、雑誌などに紹介された
大きなスピーカー、プリとパワーに分かれたアンプ
そしていかにも高そうなプレーヤー等の持ち主に対しては
凄いなあ!と思いつつも
どこか「病気だ!」
そんなに機械にお金をかけるなら
同等の金額をコンサートに行くべき
とひがみながら思ったものだが
最近の自分は
「彼らの気持ちもわかる」
に変わってきている

そのきっかけになったのは
2年前アンプの調子が悪くなって
えいやっ!と少々高めの真空管アンプ(CR Woodham2.0 300B)と
フォノイコライザー(EAR 834P-5)を手にした時から

そのシステムで聞いたレコードの音の良さは
前々から何となくCDよりレコードの方が暖かいかな
等と感じていたレベルを遥かに越えて
もうCDを聞くのが苦痛とさえ思えるようになった

いい音とは何か?
こんなことを言いだすと、歪みがどうのこうの
ダイナミックレンジがどうのこうの
実際はレコードもCDも入っている情報を
再加工している、、、うんねんなどの
理屈っぽくなってしまうが
単純に個人的な感想からすれば
いい音かどうかは知らないけれど
明らかに自分はレコードの音の方が好き

ここで困ってしまうのは
システムを変えただけで音の変化どころか
音楽の印象も変わってしまったこと

伊達に金額がのすわけではなく
今のシステムは細かなニュアンスを描き出し、
そして全体の深々とした響きは
音楽そのものの心地よさを
より堪能できる様になっている

そこで自然と
もしこのプレーヤーを何々に変えたなら
もっといい音(好みの音)になる?
などと考えるようになってしまう

こんな時オーディオショップからDMが届いた
そこには、掘り出し物として、下取り商品の
ノッティンガム HYPERSPACEが
新品当時の半額以下で!
とあった

「プレーヤーを換えたくらいで
 これ以上はそんなに変わるはずが!(先ほどの理屈とは矛盾しているけれど)
 自分は身の程を知っているはず!」
と自分を抑えようとする気持ちと
「どうしようかな?
 もう先はそんなに長くないかもしれないし
 自分にご褒美してもいいかもしれない」
などと言い訳を考えている自分がいる

しかし反面、何かが欲しい!
と思うくらいの方が人生に
張り合いがあるように思えるのも事実

それにしても、安くなっているとはいえ
まだまだ手強すぎる価格
それに今のトーレンスTD126 MK3で不満足なわけでもないし、、

しかし、毎日のようにDMを眺めている
いっそ誰かが先に買ってしまって
そのものがなくなってくれればいい(?)



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予想されること自体が情けなく、悲しい

2009年05月19日 20時44分01秒 | Weblog
各地で定額給付金の使い道として、プレミアム商品券を発行している
この地区でも例に漏れず
10000円で11000円分の商品券が先着~~まで買えることになっている
ところがこのプレミアム商品券、悲しい位に問題が多い

商品券のシステム自体は問題ないのだが
まずは商品券偽造の心配

わざわざこの程度の金額の偽造を行って、しかもリスクを背負って
はたして実行する人がいるのか?
と思いつつもその可能性は否定しきれず
結局偽造防止の印刷方法を用いているために
費用が通常の1.3倍くらいかかっているらしい
(儲かったのは偽造防止の技術を持った印刷会社だけ?)

そして購入制限の問題
一応一世帯あたりの上限が決まっているのだが
果たして守られるか?

購入場所が数カ所に分かれているので
その気になれば何セットでも手に入れられる
なんにもしないでも1割得なのだから利用しなきゃ損!
と考える人がいそうなことは予想がつく

だが、そういう人がいて
一気に制限数以上の商品券を使う機会に
実際に店の人が出くわしたら
はたして店の人は「ルール違反です」と断ることができるか

どうも残念ながら、そんなに簡単には
断らないような気がしてならない

こんな風に想像する自分も情けないが
人を疑った前提で物事を進めていく現実も情けない

確かに、前述のことは(偽造も買い占めも)
誰でも思いつくことかもしれない
しかし、人は思いついただけで
実際にはしないのが大半なのではないのだろうか?

逆にどんなに防止しようとしたって
「する奴はする」
だがこの確率が昔よりも増えているんじゃないか
と思ってしまうところが、怒りではなく悲しい

なんでこんな風になってしまったのだろう?

思いついたけれど、自分の欲を押さえてしない!
こんなことが当たり前だったはず(と思いたい)だったのに



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宇宙人と言うけれど

2009年05月17日 13時01分16秒 | Weblog
民主党の新しい代表に鳩山さんが選ばれた
その人となりを説明する文章に「宇宙人」の言葉があった
なんでも「愛」とか「友愛」等と
およそ政治世界に住む人らしからぬ言葉を使うから
彼を「宇宙人」と呼ぶことにしたらしい

だがこのことは、2つの意味で悲しい現実を現している

一つは政治の世界は「愛」とか「友愛」という言葉が
リアリティーのないこと、そしてそれが当たり前になっていること
こんな時代に「愛」とか「友愛」を口にするのは変わっていて
変人の部類に属するとみんなが思ってしまっていること
本当は、変なのは素直に「愛」とか「友愛」の言葉を受け入れられない
社会の方かも知れないのに

そしてもう一つ鳩山さんが敢えて(?)あげている
「愛」とか「友愛」は
逆説的にはそれらが不足しているから
口にされているということ

そんな言葉を使わずにいられる世の中が
本当はよい世の中

それは、ちょうど中国の堯が、皇帝の存在の意味を
人々に感じさせない様子が上手く統治できている印と安心した
という逸話と同じで、
「愛」とか「友愛」は意識されない世の中が
一番望ましい姿なのだが
現実は、、、、
だからこそ、そのように言い続けなければならない
のかも知れない


参考(堯の逸話)

堯が帝位について数十年、平和に治まっていた。堯はあまりの平和さに却って、天下は本当に治まっているか、自分が天子で民は満足しているのか不安になった。そこで、目立たぬように変装して家を出て自分の耳目で確かめようとした。ふと気がつくと子どもたちが、堯を賛美する歌を歌っていた。堯は大人に歌わされているのではないかと疑って真に受けず、立ち去った。ふとかたわらに目をやると、老百姓がおなかを叩いてリズムを取りながら(=鼓腹撃壌)楽しげに歌っている。

日出でて作き、
日入りて息う。
井を鑿りて飲み、
田を耕して食う。
帝力我に何かあらんや

日が出りゃ働き、
日が沈めば休む。
井戸を掘って飲み、
田を耕して食べる。
帝の力がなんであろう。居ても居なくてもおなじことさ。

この歌を聴いて堯は世の中が平和に治まっていることを悟った、とされる。
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プライド?

2009年05月16日 19時22分46秒 | サッカー
運良く、雨は終わり頃までひどく降らず
貴重な週一回の少年サッカーの練習は
終わりの挨拶だけができずにバタバタしただけで
いつもの子供たちのほてった顔が
相変わらず喉は痛くなったものの
こちらの達成感を感じさせた

といっても「今日の練習は上手くいった」
と感じられるのは、
そんなにいつもいつもあるわけではない

大概が練習の半ば、最後の練習試合の前頃は
緊張感がなくなって、だらけてしまっている
これから夏に向かって暑くなり
ますます集中力が散漫になるし
少し練習メニューを考えなくては、、、

ところでわがチームの2年生、
結局、増えに増えて24名になった(1年生は7人)
毎回全員が出席するわけではないが
気になるのは最近ちょっと出席しない子がいること

その子は正直なところ単純に走るのは
そこそこのスピードで走ることができるが
ボールを蹴ったりドリブルで方向転換するのが
上手くできない
だから試合をしてもボールにタッチする回数が少なく
ゲームを眺めてしまう状況が多かった

まだ同学年の人数が少ないうちは
家で結構努力していて、前にはできなかったことが
できるようになっていたりしたが
これだけ多くなってくると
自分の位置を見つけられなくなっているのじゃないのかな
と心配になってくる
彼は彼なりのプライドがあって
自分の力を人より落ちると認めることは
辛いのではないのかとも思ったりする

自分は上手な子だけがかわいいわけではない
むしろ、どうやっても上手くいかない子たちが
気になって仕方ない

そんな子たちがあるとき何かの拍子に上手くいって
急に自信をつけて瞳を輝かせて
サッカーに夢中になってくる
そんな瞬間が自分にとっては一番幸せな瞬間だ

上手くいかない子にほめてあげても
やっぱり相対的には上手い方ではないと
子供が自分自身で感じてしまうこと
それは辛いだろうと思う

こちらは、「あと何年後に上手くなっていればいいから」
とか
「みんな上手くいかないから練習するんだよ」
と言うものの、
どこか心を打たない言葉になっているのかもしれない

みんなが楽しく、上手に、仲良く、練習できて
わんぱく坊主っぽく、たくましい子供になってくれれば
自分としてはこの段階では(2年まで)
それでいいと思っているけれど
子供たちはいつも想像以上というか想定外だ!

もっとも彼らはまだこの世に生まれて6年から8年
そんな風に思うと
彼らが小さな体でちゃんと練習したり
言うことを聞いたりすることが不思議な気さえする

毎週の練習
本当に自分にとってよいストレス解消になっている
できれば子供たちにとっても
そうであってくれればいいのだけれど

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我慢か離婚か?

2009年05月14日 21時03分54秒 | Weblog
「類は友を呼ぶ」失言癖の大のお友達
鴻池官房副長官は、誰も信じていない
健康上の理由で辞任してしまったが
麻生総理、せっかく民主党のチョンボで支持率が
あがり始めたというのに、これでは運がいいのか悪いのか?

鴻池前官房副長官はあっさり不倫までも認めてしまったが
不倫とくれば離婚と連想されるところで
近々行われるであろう選挙、国民の対応の仕方が
なんだか浮気が見つかった夫婦の対応の仕方みたいな感じがしてならない

つまり、我慢していれば
少なくとも今と同じような生活は見込めるし、
相方も少しは反省してよくなるかもしれない(自民党)

一方、その先はどうなるかわからないものの
少なくとも現状ではもう堪忍袋の緒が切れた状態で
よくなる可能性は感じられず
少なくとも自分には離婚してしまった方が
上手く生きる可能性が開ける気がする(民主党)

こんな風に、感覚であれこれ言うのは少し問題かもしれないが
争点はマニフェストと言ったところで、
全てが理解できるわけでもないし
むしろ、庶民のこうした直感の方が案外正しいかもしれない

いずれにしても、延び延びにされている選挙
国民はどちらを選ぶ?

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