パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ラム」と「ホワイト・アルバム」「アビー・ロード」

2024年06月09日 09時34分45秒 | ポール・マッカートニー

やっぱり良いなあ、、
発売当時は酷評が多かったポール・マッカートニーのアルバム「ラム」
自分は絶対良い!と少数派の一人だった
今では、評価は変わって良いアルバムとなっているが、久しぶりに聴いてみた

良いアルバムは曲順そのままカバーする人たちがいる
有名なキャロル・キングの「タペストリー」も数人のミュージシャンが
オリジナル・アルバムそのままに演奏している


この「ラム」もデンマークのミュージシャンがまるっきりカバーしている
そしてそれがとても楽しい


曲は以下の通り

Side 1
トゥ・メニー・ピープル - "Too Many People" (Paul McCartney)
3本足 - " 3 Legs" (Paul McCartney)
ラム・オン - "Ram on" (Paul McCartney)
ディア・ボーイ - "Dear Boy" (Paul & Linda McCartney)
アンクル・アルバート〜ハルセイ提督 - "Uncle Albert/Admiral Halsey" (Paul & Linda McCartney)
スマイル・アウェイ - "Smile Away" (Paul McCartney)
Side 2
故郷のこころ - "Heart of the Country" (Paul & Linda McCartney)
モンクベリー・ムーン・デライト - "Monkberry Moon Delight" (Paul & Linda McCartney)
出ておいでよ、お嬢さん - "Eat at Home" (Paul & Linda McCartney)
ロング・ヘアード・レディ - "Long Haired Lady" (Paul & Linda McCartney)
ラム・オン - "Ram on" (Paul McCartney)
バック・シート - "The Back Seat of My Car" (Paul McCartney)

久しぶりに聴くと、ホワイト・アルバムみたいだな!と頭に浮かんだ
同じようにいろんなアイデアの曲が入り混じっている
アルバムとしてのまとまりが有る無しよりも、びっくり箱のようにいろいろある
そしてほとんどポール・マッカートニー一人でこなしているのに驚く

また、「アビーロード」に似ているかもしれない
(アビーロードのキャリー・ザット・ウェイトとハルセイ提督の
ハンズ アクロス ザ ウォーターと大声で歌うところが似ている気がする)
いや「サージェント・ペパーズ」に似ているかもしれない
(ラム オンの繰り返しが登場するところとか)

つまりはビートルズの影響がモロにあると感じると同時に
ビートルズのアルバムはポールの影響下で作られたに違いない、、と思うほどだ

ところで完全カバーのデンマークのミュージシャンの演奏でちょいと不満なのが
B面に2曲目のモンクベリー・ムーン・デライト
この曲はヘイ・ジュードみたいに曲の後半は長い繰り返しがあって
声によるアドリブが活躍する
その声のアドリブはオリジナルのポール・マッカートニーのはとても凄いが
カバーの方は、、ちょいとつまらない

それにしても、このアルバムは本当に凄いな、、と再確認した

 

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「ポール・マッカートニー作曲術」

2023年04月13日 09時36分24秒 | ポール・マッカートニー

紹介される曲を「そうそう!」とうなずきながら一気読みしたのが
ポール・マッカートニー作曲術(野口義修著)

この作曲術シリーズはジョン・レノンもあるが、ポール好きの自分としては
何をおいてもここから始めなければ!といった気分だ

ここで紹介される曲の殆どは知っている
だが、その秘密とされる部分(コード進行とか転調)の技術的なところは
残念ながら頭の中で音がするというレベルにはない
だが、分かったことは耳で感じる快適さの裏には
いろんな仕掛けがあったということで、選択する和音の感覚などは
やはり天才的なセンスがあったということに落ち着きそうだ

追いたてられるように読んだあと
本で紹介された効果的な部分がどこなのか!
と思いながらCDを引っ張り出した

ポールは専門的な音楽教育を受けていたわけでななかったが
父が職業音楽家の音楽がいつも身近にある家庭で
子供の頃聞いていた音楽(和音感覚)が後々まで影響を与えていたらしい

この本で一番残念だったのは、コード進行の理屈が音響として頭に浮かんで
理解できていないことで、とても悔しい思いをしたことだ
だが、指摘された部分は曲のどの部分かは直ぐに分かったから
感覚としては追いつけてはいると自分を慰めた

彼の有名な「イエスタデイ」は夢の中で作った曲で
起きたあと周りの人に歌って聞かせて、既にある曲かどうかを尋ねたが
誰もが初めて耳にする音楽で、完全に彼のオリジナルであったという
エピソードが残っているが、この本の著者はこのエピソードから
一つの興味深い話を生み出している

それは「レット・イット・ビー」は「イエスタデイ」
とセットで考えられる曲という解釈で、音楽的要素はもちろんだが
レット・イット・ビーの歌詞に
「I wake up to the sound of music Mother Mary comes to me」
のがあって、ここに登場する「音楽で目を覚ます」の音楽が実は
「イエスタデイ」ではなかったか、、というのだ

なかなか面白い仮定で、クラシックの音楽家が過去の自分の音楽を
再使用する例がしばしば見られるので
ポールの場合も「それはありかも!」と納得してしまった

ところで「レット・イット・ビー」に登場するメアリーは
ポールのお母さんの解釈もあるが、イエスの母の「マリア」でもあるらしい
ヨーロッパはキリスト教の世界で名前でもキリスト教絡みは多い
ジョン・レノンのジョンは「ヨハネ」
そしてポールは「パウロ」から来ているらしい

この本は途中からでも気楽に読めるから
手元に置いて、音楽を聴くように読み直してみよう

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今の気分に合う音楽

2022年12月29日 09時22分30秒 | ポール・マッカートニー

英語のdragonflyはトンボの意味だった

ロックはあまり歌詞の内容を理解して聴いていないことが多い
ポールマッカートニーのアルバム「レッド・ローズ・スピードウェイ」
の中の「Little Lamb Dragonfly」冒頭から魅力的なメロディの音楽で
その勢いで意味も理解せず聞き流していたが、
たまたまこの曲を取り上げているYoutubeを見つけたので
レコードを引っ張り出して聴いてみた
そしてdragonflyがトンボだと知って少しばかり感慨にふけった

このLPは「マイ・ラブ」がシングルヒットした時代のもので
二曲目に収録されているが、実は個人的にはこの曲はそんなに好きじゃない
むしろ、「Little Lamb Dragonfly」とか「When the Night」とか
アビーロードを連想させるメドレーとか、ササッと作ってしまったようで
歌いやすい「One More Kiss」とか、そうした曲が好きだ
楽器演奏だけの「Loup (1st Indian on the Moon」もピンク・フロイドを
連想させるような曲で、昨日久しぶりに聴いてみると
案外いいアルバムだなと再確認した

今の気分にあう音楽はバッハの「クリスマス・オラトリオ」でもなく
ベートーヴェンの第九でもなく、これらのポール・マッカトニーの音楽だった
ウイングスの初期はポール・マッカートニーはさほど評価されていなかった
だが「マイ・ラブ」のおかげで少し持ち直した

前作「ラム」でポール健在を実感した自分は
「毒を食らわば皿まで」の気持ちで、ポール・マッカトニーのアルバムを
その当時の評価も関係なく無条件に購入した

その時も先に上げた曲は気に入っていたが、本当にしばらく聴いていなかった

話は急に変わるがサッカーにおいて、メッシの最盛期のプレーを見る事ができた
我々は幸せだと思うが、同様にポール・マッカトニーの活動をリアルタイムで
経験できている自分らは幸せだと思う
(でも今の若い人たちには伝説の人になっているかもしれない)

ポールのライブは3回見ている(聴いている)
ウィーンで一回、東京ドームで一回、名古屋ドームで一回
その一回一回に今も印象に残っているシーンがある
それは個人の記憶の中にだけ存在する宝物だ

今まで真面目な音楽ばかり聴いていたが年の最後は
ポールマッカートニーの音楽で締めようか
「タッグ・オブ・ウォー」「パイプ・オブ・ピース」は結構好きだが
ポップな「ロンドン・タウン」も楽しめそう

ところで上にあげた音楽のYoutubeは
Little Lamb Dragonfly (2018 Remaster)


When The Night (2018 Remaster)


One More Kiss (2018 Remaster)

Paul McCartney - Red Rose Speedway - 08 - Loup

Medley: Hold Me Tight/Lazy Dynamite/Hands Of Love/Power Cut (2018 Remaster)

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「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の思い出

2021年11月10日 09時43分01秒 | ポール・マッカートニー

ビートルズの解散間近の寒々とした風景を過剰に演出した作品が
ルーフトップライブが最後にある有名なドキュメンタリー映画だが
(今は何故か再上映されない)
流石にあの映画の雰囲気は実態と違う!
とイメージチェンジを図るような映画が「ゲット・バック・セッション」
として年末に上映される

予告編を見れば彼らのあの年齢(アラサー)の調子に乗った仲間同士の悪ふざけや
ひょうきんさが見えて、感情の行き違いばかりではないことはわかる

ところで今日はこのテーマではなくて「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の思い出
アルバム「Let it be」に収録されたこの曲は、印象に残ったもののオーケストラとコーラスが
あまりにも大げさな感じがして個人的には嫌気のほうが多かった

ところがこの曲をいい曲だな!と再確認したことがあった
それは若気の至りでドイツ周辺を放浪していたときのこと
偶然ポール・マッカートニーとウイングスのライブがウィーンであることを知って
彼を初めて生で見ることになった

その時はアルバム「ビーナス・アンド・マース」の楽曲を始めに演奏されて
続いて「バンド・オン・ザ・ラン」の中の曲が演奏された(と記憶している)
演奏曲にはお決まりのイエスタデイが出てきて、多分そのあたりだと思うが
ロング・アンド・ワインディング・ロードも演奏された
その時の印象が意外にも「いい曲だな!」だった
何で今までそうは思わなかったのに、その時は何故そう思ったのか、、
それがわからないまま時間が過ぎた

それはどうやら編曲の違いらしいと思うようになったのは
ポールがフィル・スペクターのオーケストラとコーラスのアレンジを
大げさで好ましくないと思っていたことを知ったときだ
(彼はシンプルな編成でやりたかったらしい)
そうだよな、ポールの意見に賛成!
あの曲の大げささに違和感を覚えていたので、すぐさま同意した

シンプルな編成での歌のほうが切々とした感じは残る
壮大な感じはしないが、自分はこちらのほうが好きだ

今はいい時代になったもので、ユーチューブで2つの編曲を聴き比べができる
最初がオーケストラとコーラスつき
その下がシンプルなかたち
今は、どちらもそれなりと思うようになりつつあるが
それでもやはり、、、かなと思うことが多い

The Long And Winding Road (Remastered 2009)

The Long And Winding Road (Naked Version / Remastered 2013)



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ベーシスト、ポール・マッカートニー

2021年06月13日 09時57分43秒 | ポール・マッカートニー

日曜日はお気楽な話を

大好きな音楽バカ、ポール・マッカートニーはベーシスト
地味なパートだが結構印象的な演奏もある
その中で有名なのはジョージ・ハリスンの「サムシング」で本当に歌うように寄り添って
この曲を良いものにしているのはポールのベースのおかげとも言えそう

「カム・トゥゲザー」をジョン・レノンのライブのCDで聴いた時、不思議な気がした
なにか物足りないのだ、、楽譜をなぞっているだけ、、雰囲気がない、、
とにかく何かが違う、、演奏家としてのポールはやっぱり必要と実感

ジョージ・ハリスンとは後半のある時期、あまり仲良くなかったようだが
(ポールが音楽的なことをあれこれ言いすぎて)
いざ演奏になると、とても良いバックをしている
ちょいと地味な「オールド・ブラウン・シュー」でも途中からノリノリになって
バリバリやってる(これはアビーロードの50周年記念版の別テイクのがすごい)

あと結構好きなのはサージェント・ペパーズの中でリンゴがおおらかに歌う
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」のベース
これなんか、まるでベースとのデュエットみたいでなんて雄弁なのだろうといつも思う

ところでネットサーフィンをしているとこんな動画を見つけた
いくつか当たったが、上には上がいるものだ

ベースラインだけでビートルズの曲を当てろ!【クイズ】

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昨日、今日、明日、そして、、、

2021年06月09日 17時04分56秒 | ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーについてのお気楽な話題

彼が作った歌の中には有名な「イエスタデイ」があるが
実は「今日」「明日」がタイトルに入った曲がある
それをyoutubeから探してみると

まずはYesterday (Remastered 2015)



次はジョン・レノンがあんな事になった時に発表されたアルバム「タッグ・オブ・ウォー」
の中にあるジョンを思い出して作られた「ヒア・トゥデイ」
ライブでもジョンのことが語られたあと、この歌が歌われる
途中の真面目な切々とした部分が悲しみの感情を刺激する

Here Today (Remixed 2015)


「トゥモロー」は、ウイングス時代の曲で、深くはないが耳に馴染みやすい曲

Tomorrow (Remastered 2018)


昨日・今日・明日がタイトルに入った曲を並べてみたが、
実は個人的にこれらの曲よりもずっと好きな「〇〇デイ」がタイトルに入った曲がある
それが「アナザー・デイ」
鼻歌みたいな始まりから、ちょっと短調に傾いて、それから声を合わせて歌いたくなるような部分へと
とても自然に流れていって、ポール好きには「これぞポール・マッカートニー!」
と声を大にして言いたくなる
2013年に東京ドームのライブでこの曲をやってくれたときは、本当嬉しかった
当然、一緒に歌ってしまった

"Another Day" by Paul McCartney & Wings lyrics (HD)


ところで映画の「イエスタデイ」はビートルズのエピソードや音楽を知ってる人には面白い作品
後味も良いし、機会があれば、見ておいて損はない

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レコードでポール・マッカートニーの「ラム」を聴いた

2021年06月04日 09時44分25秒 | ポール・マッカートニー

ストレス解消にお気楽な話題を!

久しぶりにレコードでポール・マッカートニーの「ラム」を聴いた

CDも持っているが、レコードの方が断然良い
人の耳は高い音、低い音は聴き取れないので物理的にはレコードもCDも違いはないはずだ
と言う人がいるが、実際に聞いてみると、音の厚みとか雰囲気とか熱量は全く違う
レコードはライブを聴いているみたいで、CDは録音スタジオのモニタースピーカーを聴いているみたい
あるいは、レコードは演奏場所の近くに寄って聴いて、CDはオーディオの音量を上げているような
そんな気持ちにさせられる

さて「ラム」について
音楽アルバムはその評価が時を経ると変わってくる
評価は売れた数だけでなく、音楽的な意味とか世界に与えた影響とかでも評価される
そしてそれはどうしても時代の雰囲気に左右される
この「ラム」が発売された当時、ポール・マッカートニーの評価は(音楽的というより人としての)
真面目なジョン・レノンと比べて散々だっった
お気楽な音楽バカ、ビートルズを解散させた張本人、、そんな人の作る音楽は思想もなく散漫で
聴くに耐えない、、そんな雰囲気に満ちていた

でも自分がこのアルバムを聴いたときは、素直に感動した
あの「アビーロード」を聴いたときのような、声を上げて歌いそうな夢中になる瞬間がいくつもあった
そしてこれは傑作アルバムだ!と確信した
しかし、世間はそうではなかった
ところが時が経つとこれは少しづつ変化している
この「ラム」のアルバムをそっくりそのまま演奏しているデンマークのグループのアルバムもある
桑田佳祐の大好きなのは「ラム」といった発言も表に出るようになっている
つまりは「ラム」の評価は今では随分アップしている
やはり自分の感覚は間違っていなかった(先見の明があったのはこちらだ!)と思ったりする

このアルバムは本当にバラエティに富んでいる
冒頭の「トゥ・メニー・ピープル」はポール・マッカートニーのギタープレイがしっかり聴ける
アビーロードのジ・エンドのギターの掛け合いみたいなところが垣間見られる
「3本足」はポールの歌声の音色が面白い、少し黒人風な音色で、曲は後半からリズムがヘンテコに変わって
それだけ聴いていいても面白い
「ラム・オン」は短い曲で歌詞は大した意味はなさそうだが、ひたすら美しい
この曲はB面で再度登場する(サージェント・ペパーズの回帰のように)
「ディア・ボーイ」は結構好きな曲で、音楽の素人?のリンダが必死に手伝っている
この曲は主旋律と対旋律の掛け合いがとても美しい
それを聴いてるだけでうっとりしてまう
「アンクルアルバート マルセイ提督」は声を上げて歌いたくなる曲で、アビーロードの
「キャリー・ザット・ウェイト」を彷彿とさせる
音楽以外の生活の音、ものをフライパンで焼いている音とかがはいって実験的だし
効果的だし、ひたすらすごいという印象
「スマイル・アウェイ」はシンプルなロックでこれは普通の感じ

B目に移ると先程の余韻を変えるように、気分転換をはかる「故郷のこころ」
こうした鼻歌のような曲は結構好きだ
「モンクベリー・ムーン・デライト」この曲は一転して激しい曲で喉を潰したような
「オー・ダーリン」の絶叫のようなシャウトが聴ける
でも一番のお気にいりは曲の後半の声によるアドリブの部分で、ポールがジャズの即興のように
その場にふさわしいフレーズを展開していく
そしてその効果的で美しいこと、、
「イート・アット・ホーム」はシングルカットされた曲で、親しみやすいが自分には物足りず
「ロング・ヘアード・レディー」はリンダの声が活躍して、これも対旋律の掛け合いが面白い

ポールは音楽が回帰すると、曲の印象がぐっと締まることを確信しているようだ
「サージェント・ペパーズ」でも「バンド・オン・ザ・ラン」でも「マッカートニー1」でも
前に出てきたフレーズとか曲の再現が果たされて、それが本当に効果的だ
二度目の「ラム・オン」のあとは「バック・シート」
この曲は変化に飛んだ盛り上がる曲で、オーケストラが効果的でこの熱量はすごい
(人件費不意に井上陽水のセンチメンタルの中の「夜のバス」を思い出したが、この曲の影響を受けてると思う)

ということで、久しぶりに通して聴いたが、やっぱりすごいな!との思いを強くした
(あのバンド・オン・ザ・ランよりも良い)
それはもしかししたら、自分が若かった時聴いたことが影響しているのかもしれない
「ラム」は今の人には全く知られていないアルバムで、彼らには大した印象を与るものではないのかもしれない
でも、でも、ポール・マッカートニーが大好きな人間としては、このアルバムは最高だと思う



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ポール・マッカートニーとモーツァルトの音楽(3)

2021年04月15日 18時37分43秒 | ポール・マッカートニー

このシリーズの3回目

おなじみ「イエローサブマリン」のんびりした陽気な音楽で子どもにも歌えそう

The Beatles - Yellow Submarine


これを聞いて連想するのはメルヘンティックなオペラ「魔笛」からの一曲「オイラは鳥刺し」

Hermann Prey - Der Vogelfaenger bin ich ja - Geneva / Genf

「魔笛」はこのおどろおどろしいタイトルよりも「魔法の笛」としたほうが内容にあっていて
子どもも大人も楽しめる音楽だ
フリーメーソンの思想が云々と言われるが、赤塚不二夫の「それで良いのだ」といった
全肯定的な、いい加減な人間でも生きていて良いのだ、、とするところが、とても救われる

ハイテンションのポールが作った音楽の一つが「ヘルタースケルター」

Helter Skelter (Remastered 2009)

モーツアルトが気合を入れて作った技巧的な音楽が「魔笛」から「夜の女王のアリア」
曲は似ていないが、ハイテンションのところが似てると思ってしまう

世界で数人しか歌えないオペラ「魔笛」夜の女王のアリア

ロックだとかクラシックだとか関係なしに良いものは良い
そして天才同士は、、、なんか凄い、、

 

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ポール・マッカートニーとモーツァルトの音楽(2)

2021年04月14日 16時56分55秒 | ポール・マッカートニー

昨日の続き
ポール・マッカートニーの音楽から連想するモーツァルトの音楽
(単に個人的な思い込みに過ぎないが)

まずは「エリナー・リグビー」
冒頭の張り詰めた感じが、有名な40番のト短調ではなくて少ト短調といわれる
K183の交響曲をつい想起させる

Eleanor Rigby (Remastered 2009)

モーツァルト|交響曲 第25番 ト短調 K.183 第1楽章

少し情感過多の「ロング・アンド・ワインディング・ロード」は、
やはり情感豊かなk364の「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲から第2楽章」

The Long And Winding Road (Remastered 2009)

ZAGREB KOM 5 • W. A. Mozart: Sinfonia concertante, K 364 - 2. Andante

こうしてみると、もう少し思いつくものがある
何かを感じるということは個人的なことだが、本人はこれしか無い、、、
とまでは行かなくても、相当の確率で正しい感じ方と思っている
なにか不思議、、

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ポール・マッカートニーとモーツァルトの音楽

2021年04月13日 19時22分29秒 | ポール・マッカートニー

最近、(感覚が)つくづく似ているなと思えるポール・マッカートニーとモーツァルト
自動的に連想しそうなのがこの二曲だ(個人的な思い込みだが)
「オール・マイ・ラビング」と「K136のディヴェルティメント」

All My Loving (Remastered 2009)

Mozart - Divertimento in D major, K. 136 (1772)

これらは、いずれも初期の作品
気分的に似てると思うのだが、、、
続いて短いがフッと悲しいような寂しいような曲
「ジャンク」と「ヴァイオリン・ソナタホ短調K304の第2楽章」

Junk (Remastered 2011)

Mozart: Sonata For Piano And Violin In E Minor, K.304 - 2. Tempo di minuetto

まだまだ思いつくのはある
「ロング・アンド・ワインディング・ロード」と「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K364の第2楽章」

「オブラディ・オブラダ」とフィガロの結婚のなかのアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」

人生を変えるとか偉大な一曲ではないかもしれないが
こういう曲があることがとてもありがたい!としみじみ思う

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