アマゾンのおすすめ商品(本)の類いは
悔しいくらいこちらの壺を心得ているようで
単に統計上の類推からというものの
自分が多くの統計上の例に漏れないのが
どこか残念な気がしたりする
そんなアマゾンからのおすすめが
「欲望」と資本主義 終わりなき拡張の論理
佐伯 啓思著 講談社現代新書
最近は自分では苦手と思っていた経済方面の
軽いものを手にしているが(超訳 資本論、アダム・スミス、等)
この本もその手の類い
最近こうした本を手にしているのは
最近の不景気、人間の心の荒廃がそもそも資本主義に
内在する問題ではないのかと感じるからだが
確かに共産主義対資本主義の優劣を競うような
単純な状況では今はない
ここで重要視されて扱われているのが消費者の存在
この消費者は、およそ欲深い人間の様を
商品の購入という形で表現し、しかも飽きることのない消費拡大へ
その商品を作り出す企業も無目的に突っ走ると分析している
確かに拡大することがよいことかどうかは最初から
考えの中にないようで
あるのは前に前にという姿勢だけ
という指摘はその通りだろう
そして結局はいろんな価値が、最終的には貨幣というものに
(貨幣自体には価値がないのに)
置き換えられてしまっている姿が
多くの矛盾を内蔵する結果に陥っている
みたいなことが書かれている
多分自分の読みこなす力が不足しているので
一読しただけでは正しい理解には至らないかもしれないが
それでもここで感じてしまうのは
「時間の矢」のこと
時間は回帰するものではなく、一方向にしか進まないということ
つまりこの資本主義経済は好景気、
不景気が循環するするような単純なものではなく
むしろ、もしかしたら破滅に向かっているかもしれないということ
もちろん、こんなことはこの本には書かれていない
だが自分の感じることはこうした悲観的なことで
人間性を失わないようにする
今からできることはなんだろうか?
などと少しまじめに考えてしまう
今必要なのは貨幣やお金は単に道具であること
けっして目的ではないということを再確認すること
しかし現実に生きている社会人として
残念ながらこれが難しい
困ったものだ
悔しいくらいこちらの壺を心得ているようで
単に統計上の類推からというものの
自分が多くの統計上の例に漏れないのが
どこか残念な気がしたりする
そんなアマゾンからのおすすめが
「欲望」と資本主義 終わりなき拡張の論理
佐伯 啓思著 講談社現代新書
最近は自分では苦手と思っていた経済方面の
軽いものを手にしているが(超訳 資本論、アダム・スミス、等)
この本もその手の類い
最近こうした本を手にしているのは
最近の不景気、人間の心の荒廃がそもそも資本主義に
内在する問題ではないのかと感じるからだが
確かに共産主義対資本主義の優劣を競うような
単純な状況では今はない
ここで重要視されて扱われているのが消費者の存在
この消費者は、およそ欲深い人間の様を
商品の購入という形で表現し、しかも飽きることのない消費拡大へ
その商品を作り出す企業も無目的に突っ走ると分析している
確かに拡大することがよいことかどうかは最初から
考えの中にないようで
あるのは前に前にという姿勢だけ
という指摘はその通りだろう
そして結局はいろんな価値が、最終的には貨幣というものに
(貨幣自体には価値がないのに)
置き換えられてしまっている姿が
多くの矛盾を内蔵する結果に陥っている
みたいなことが書かれている
多分自分の読みこなす力が不足しているので
一読しただけでは正しい理解には至らないかもしれないが
それでもここで感じてしまうのは
「時間の矢」のこと
時間は回帰するものではなく、一方向にしか進まないということ
つまりこの資本主義経済は好景気、
不景気が循環するするような単純なものではなく
むしろ、もしかしたら破滅に向かっているかもしれないということ
もちろん、こんなことはこの本には書かれていない
だが自分の感じることはこうした悲観的なことで
人間性を失わないようにする
今からできることはなんだろうか?
などと少しまじめに考えてしまう
今必要なのは貨幣やお金は単に道具であること
けっして目的ではないということを再確認すること
しかし現実に生きている社会人として
残念ながらこれが難しい
困ったものだ