パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

サッカーの見方

2014年05月28日 09時03分32秒 | サッカー
おそらくサッカーの見方は主観的なものとなる
テレビでも解説の音をオフにすれば
もっと際立っていろんな思いが浮かぶに違いない

昨日のキプロス戦
今朝の新聞の記事を読むと(一般紙)自分の感じたものと
随分違う

本田は運動量が少なく、云々とあったが
前半はミスが多かったのは事実
しかし後半は下がってボールをもらいに行ったので
結構な運動量はあった

柿谷は孤立してセレッソの不調を引きずっていた
と記事にあった
しかし、イタリア人の監督はFWにそれほど下がることを
要求していない
下がってゴールから遠いところにいると
ゴールの可能性は低くなるので
ストレスが溜まっても前にいろと言う指示を出した可能性がある
それに時々才能を感じさせる部分もあった
特に後半から良くなった感じがしたが、、、

ということで感じ方、見方は随分違うということ

それよりも心配になったのは岡崎のこと
あのポジションで精緻な攻撃をするのには
彼は少し雑
だがめげないで頑張る姿勢は貴重なので
的確なポジションはどこか?
またそうやってみんなと合わせていくかが問題

誰も岡崎のことを話題にしなかったが
あのようにDFが引いた場合
岡崎はあまり機能しないかもしれない
清武の技術のほうが生きる可能性の方がある

しかし、岡崎の実績からすると外しにくい
とすると岡崎をワントップにする?
しかし点で合わせるタイプでキープ力などには不安

話は飛んでザッケローニ監督が捨てた戦法
ヘッドでの攻撃(FKの場合は違うが)
確かに今までのワールドカップでも
アジア予選のようにはサイドからのクロスを
ヘッドであわせて得点というのは見られなかったし
可能性も低い
屈強なDFの中で点を取る方法は
日本はアジリティを活かすほうが可能性は高い

日本の守備を心配して闘莉王を入れて
もう少し守備を安定させてから攻撃すべきとの意見も
あちこちから聞こえたが
本田、長友の南アフリカで感じたことは
心のなかに深く刻まれている
それはパラグアイ戦のこと
時間内では負けなかった、しかしどうやって点を取るのか
勝つのか?と言う問題はテレビ観戦している自分らでも思ったこと

本田は攻撃して勝つ
負けないサッカーではなく
勝つサッカーを目指す
そしてそれはそのまま日本の姿勢となっている
もちろんそれには危険が伴う
だが何事もあれもこれも望むことはできない
割り切るしかない
今回は攻撃的にいく
これが日本の方向性
そしてその攻撃とはパスを主体としてアジリティに富んだ攻撃

多分素人は今のJリーグ選手レベルの相手をした時の
パフォーマンスを代表に期待する
しかし相手は半端じゃない国の代表
それは想像以上に難しい
それに対抗するには「才能」「センス」
そうしたものに頼るしかないのも事実

なにはともあれ時間は迫ってきた
あとはコンディションを万全に

しかし、一般メディアは柿谷が済んだら
今度は大久保を持ち上げて忙しいことだ

そしてにわかサッカーファンは
これらの報道をそのまま信じてしまうので
サッカーへの深い理解が進むかは大いに疑問
できることならもう少しまともな報道があればいいのだが
(セルジオさんは言わんとすることは分からないでもないが
 現場を離れた無責任な言いっぱなしの傾向が強すぎるかな)
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キプロス戦、テーマはなにか?

2014年05月27日 22時05分16秒 | サッカー
ワールドカップ前の貴重な時間
壮行試合にはもう少し強い相手のほうが
いいのではないかと危惧したキプロス戦
思いの外キプロスのフィジカルも守りも強くて
まずは良い対戦相手っだったかもしれない

結果は1-0で勝利
得点は怪我から復帰の内田
内田は得点だけでなく、まずまずの出来

本田、香川の試合に出ていない選手の出来が気になったが
本田は前半はミスが多かった
後半に下に降りてボールを貰うようになってから
リズムが出てきたかな

香川も時折キープ力、シュート力で流石と思わせたが
ゲーム全体を支配する程でもない

そのうち調子が出てくることを望む

運動量の多い今期絶好調の岡崎は
相変わらず、というかうまくいかない時のパターン
ちょっと雑な感じ
ただし、彼の場合ひたむきさに神様がプレゼントをくれるから
こんな調子でいいか

山口は最初パスミスがあったが
得点にも絡んだしまずまず

ポカの多い吉田は後半から
高さがあってヘッドがあんなに強かったとは
少し見なおした

ワントップは大迫の安定感を選ぶと思ったが
センス、才能の可能性を期待して柿谷がスタメン

最初はボールが来なかったが
その時でもいつになくまじめに守備をしていた
サイドを全速力で相手の攻撃に応対した時
柿谷は走るのが速いのだと実感

スプリント系の筋肉は疲れやすく
スタミナがないのが彼もその範疇か

しかしセンスはある
本田のシュートにつなげたやわらかな戻し
香川のパスを走りこんで角度のないところからパス
そのほか、どうも相手が飛び込みにくいボールの持ち方をしているような雰囲気
まだまだ香川や本田、長友の域には達していないが
良い経験をすれば伸びるかもしれない

大久保、交代時には大声援
最初のミドルレンジのシュートはさすが
しかし、左サイドでもう一度シュートしても良いシーンがあった

選手交代も遠藤から長谷部、内田から酒井宏樹
今野から吉田、柿谷から大久保、長友から伊野波、岡崎から清武
妥当なところ

予想があたったのは、今野から吉田、岡崎から清武
あってもいいかなと思ったのが柿谷から大久保、内田から酒井宏樹

斎藤はもう少し切り札的な使い方をされるだろう
大迫は?
みんなとのコミュニケーションはどうなんだろう

こんな風に試合を振り返ったが
今日の試合のテーマは何だったんだろう
けが人の様子の把握か
テレビでも言ってたが疲れた体に状態で頭を使える選手のチェック?

いずれにしても、これでひと段落
あとは調子を上げてテンションを高めるだけ

楽しいひと月になるようになればいいのだが

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レーニンの帝国主義論 再読中

2014年05月26日 14時31分47秒 | あれこれ考えること
昔、自分が大学生だった頃、
村上春樹のノルウェーの森の舞台のように
(小説ではその部分はあまり関係なかったが)
学生運動が吹き荒れて、デモ、大衆団交、休講などが
頻繁にあった

その活動的な学生の批判する一つに
産学協同反対というのがあった
大学の研究が産業界の補助を受けて行うのは
結局企業の手下となるのでよろしくない
というものだ

しかし40年ほどたった今
この産学協同は当たり前の効率のいい
むしろ進めるべき施策となっていて
誰もが(?)疑問を挟む余地はないように見える

その他、覚えていることの一つに
当時の学生たちも一種の熱にうなされて
米帝国主義うんぬんとの言葉を連発していた
事がある

ある時、ある連中が授業を休講にして
急遽会議にしてしまった事があった
その時になにか日本が輸出するのは帝国主義の
片棒をかつぐから認めることはできない
といっや内容のことを声を大きくして反していることがあった
自分はノンポリで活動には無関心の人間だったが
それでも、日本みたいに資源がない国は製品を輸出して
お金を稼がねばなんともならないし、それが悪いこととは
どうも理解できないが、、、、
などといったことを質問したことがあった

それに対する明確な答えは得られなかったと記憶しているが
最近レーニンの帝国主義論を読み返すと
考えることがあった

レーニンにいう帝国主義はベトナム戦争に乗り込んだ
アメリカの姿勢というのではなく
資本が集中すると必然的に一種の植民地政策をするのが
人間の性質 これを帝国主義といい、問題というもの

そこでまたまた考えた
産学協同は今や当たり前
経済のグローバル化も当たり前
しかし、この経済のグローバル化はその行き着くところの
歴史を見ると甚だしく好ましいものとは思えない
産学協同とは違って今度は当たり前のようになっている
グローバル化も少し考えないといけないかもしれない
(この流れを停めることはできないかもしれないが
アクセルばかりではまずい。なにかブレーキを踏むことも必要ということ)

帝国主義論
スターウォーズみたいな武力をベースにした帝国
というのではなく、
移動が瞬時に可能な金融資本の集中による
必然の到達点としての帝国主義

過去の人のレーニンだが
帝国主義論は今読んでも何時のことの報告かと
空恐ろしい気がするところがある

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論語は一般化できない

2014年05月26日 14時13分14秒 | あれこれ考えること
有名な不惑のある論語の一節


子曰、
「吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順(したが)ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」。

これは孔子の回想というなら、そんなものか
と納得できても、これを一般化したり目標とするのは
かなり難しい
(いや、多分できない)

自分などはとっくに不惑を越えているが
相変わらず迷ってばかり
まして天命を知るなどとだいそれた事は
とんと思いつかない

もっとも、できないことだから目標として掲げる
というのはありかもしれない

多くの人は子供の頃思い描いていた大人とか老人のイメージと
実際自分がその年令になって感じることのギャップに驚く
人間として少しも進歩していないとか
大人ってこんなものだったのか、、、と

もちろん計画通りの人生を送っているようにみえる人もいる
しかし、この歳になるとあまり真正面から
人生をより良くするためにはかくあるべしみたいな
トーンで話されると、どうも胡散臭く感じてしまう

人間は誰もがその歳を初めて体験する
と言ったのはラ・ロシュフコーだったかな
いずれにせよ、人間そんなに大したもんじゃない
というのが実感
だからこそ、深遠な高尚な言葉、目標を掲げるものなのだろうが


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お見事!なでしこ鬼門の準決勝突破

2014年05月22日 22時25分58秒 | サッカー
サッカー女子 アジア・カップ 準決勝 日本対中国
2-1で日本の勝利

なでしこはあのワールドカップで優勝した時の記憶が
チーム全員に残っているというか、伝えられているのだろうか
アディショナルタイムのギリギリでコーナーから
岩清水のヘッドで勝ち越し
いやー劇的で素晴らしかった

勝ったから素晴らしいということもあるが
経験を積んだ選手の凄さというものを
つくづく実感

佐々木監督は海外組はいないし
若手も育てなきゃならないから大変だが
みんながよくやってくれるから、それに運もいいし
あとは決勝戦を勝ちきれば万々歳だが、、、

それにしても背の高い中国が守りを固めれば
どうやって得点するのか
なかなかイメージするのは難しかったが
沢のニアサイドのヘッドは得意な位置からとはいえ
凄いの一言

もうひとつ凄いのは川澄のスタミナ
120分近くで自陣から思い切りドリブルでの
全力スプリント
ほんと信じられないくらいのスタミナ
長友よりも、岡崎よりも凄いかも

宮間は遠藤みたい
落ち着いて正確で
遠藤より左足が上手いかな

佐々木監督は海外組がいないので
トップの選手を選ぼうとしたり
育てようとしているが、ちょっと苦戦といったところか

高瀬は日本国内ではフィジカルが強くて
シュート力もある方かもしれないが
こうした国際試合ではまだまだキツイ印象

彼女のプレーぶりを見てると
日本男子の国内でフィジカルが強いとされ選手の
国際試合での苦戦ぶりを連想する

大儀見は高瀬よりはもう少しテクニカルな
ボールの持ち方をするし、足元が柔らかいので
同じようなことをしていても余裕の差が歴然
慣れれば伸びるか?それともポテンシャルの問題か

トップは得点の匂いは高瀬よりも菅沢の方がした
決勝点となるCKの前のシュートはトラップから
素早くて才能の片鱗を見せた
だが、彼女が最初から出られないのは、
まだ全体的な評価が高くないからなのか
今の高瀬の出来なら菅沢を使っても面白そう
高瀬はコンディションが良くないのかもしれない

それにしても経験というやつは
やっぱり馬鹿にできない
こうした経験を日本のサッカー選手全員が
共有することができればいいのだが、、、

とにかく、今日のなでしこはお見事でした
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時給を上げても集まらない

2014年05月21日 14時10分34秒 | あれこれ考えること
すき家がアルバイト不足のため各地で閉店してるという
すき家を運営するゼンショーはアルバイトの時給をアップして
ことに臨んでいるがどうも結果は思わしくないようだ

そうだろうな
傍目から見れば、
そうだろうな!と直ぐに思いつく

忙しくてたまらない
とか時給が低いとか言う問題ではなく
仕事の質の問題
ずっと続けていてもマニュアル化された仕事で
何ら自分にプラスになるスキルアップが図れるわけではないし
仕事自体が面白くない

学生たちが自分の生活費の足しに一時期働くならいいが
アルバイトを主にして生計を立てようとするなら
これは無理な働き方
将来をフト考えた時にこんな事ばかりに
時間を費やしていいのだろうかなどと
大いに疑問を持つに違いない

これが自分の店なら、そして自分の工夫を取り入れることが
できるなら話は違ってくる
FCとしては将来自分の店を持つことができるようにする
と説明しても、結局はFCの手足となるだけと容易に想像がつくために
そんな話にうかうかと乗る人も少ない

アルバイトという雇用形態の不安定さが問題で
正社員化すればいいのではないか
とも議論されるが、多少は改善されるかもしれないが
根本の問題、仕事のやり甲斐みたいなところが解決されないと
これは簡単に解決しそうもない
求人広告をどれだけ出そうが同じこと

ここの実感としての感覚を経営者は持つことができるのだろうか?

確かに有効求人倍率は上向きで仕事を選り好みしなければ
人は職につける状態に近い
しかし、この成熟した世の中、暮らすためだけに仕事に就く人は
それほど多く存在するとは思えない
(贅沢な選択、悩みだと世間に批判があったとしても)

仕事の効率化のために単純化、マニュアル化を各企業は取り入れる
しかし、人間には疲れも飽きも存在する
機械を取り入れるとコスト高になる部分を
機械の代わりに人間を機械のように使う
この発想をどこかで修正しないと全ては解決しないと思うが
ならば新しい仕事してやり甲斐のあるものは何があるか
と問われると、これがなかなか難しい

しかし、人間が人間ならではの仕事
それらを見つけ出さない限り
企業は先細りすると思うが、どうなのだろう
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時には真面目な話題を(集団的自衛権の話など)

2014年05月21日 09時20分21秒 | あれこれ考えること
今日は休み
(もっとも毎日が休みのようなものだが)
たまには真面目な考察を!
(そんな大げさなことではない?)

先日17日のポール・マッカートニー公演が中止になって
ホテルでテレビを点けた時やっていたのが
吉田照美と中村雅俊が出ていた番組
テーマは集団的自衛権
他に安保法制懇座長代理の北岡伸一氏とジャーナリスト

この北岡伸一氏と言う人の説明・解説がある意味すごい
それを受け入れるか、納得するかは別として
単純に言葉の上、議論だけの勝負なら
なかなか論破するのは難しい

確かに、聞いていて理屈の上ではそうかもしれない
と思わないでもなかったが
どうも心のなかにモヤモヤが残る
そのモヤモヤを消し去る質問は残念ながら
他の出演者からは出なかった

考えてみればそれは当たり前のことかもしれない
何故なら北岡伸一氏は、そのことばかり考えている
そしてテレビで質問される内容も想定内で
充分答え方を熟慮・検討した中で答えることができるようになっている

それで少し時間たった今、振り返ってモヤモヤの原因を
自分なりに考えてみた

あの時出たのが、歴代内閣が踏襲してきた集団的自衛権の解釈を
時の内閣の解釈で変更するのは
立憲主義に反しないか?

よくある質問に北岡伸一は
周りの環境が当時と今とはすっかり変わってきている
中国の防衛費の増大、北朝鮮の核開発
緊張状態は東西冷戦が無くなって以来
ここ最近は冨に高まっている

抑止力は現実的には軍事力のバランスから生み出されるもの
積極的平和主義はそういった面ももち
こういった意味で国民の平和を守る姿勢は
なんら立憲主義に反することはない、、、
だったかな、とにかくこんな調子の話だったと思うが

こんな調子で出てくる質問全てに
待ってましたと言う感じで自説をスラスラと述べる
確かにそのような解釈も存在するのは事実
しかし肝心なのはそれを認めるかどうかということ

気分的にどうも納得出来ないのは
官僚と言う人達の考え方の癖がそこには存在しているのではないか
と思ったりした

官僚さんたちは言葉の上での整合性を求める
そしてそれは微に入り細に入りこだわっており
専門性と特殊技術を要し、感情の入り込む余地は無いくらい
となっている
しかし、この感情の入り込む余地のないくらいというのが
大問題で人間解釈の面での考察がかけているように思えてならない

つまり人間には感情、欲望、嫉妬、競争心、プライド、面子、
本来法律とは無関係の要素が多分に存在し
実は法律を司る理性よりもこうした一時期の感情に左右されることのほうが
多いのが人間という、人間の不完全さを前提とした議論がなされていないのではないか
ということ

積極的平和主義は軍事力のバランスからなるのではなくて
それ以外のヒューマニズムに基づいた一見理想主義、
夢みたいなものから導かれるべきもの

北岡伸一氏は冒頭 安倍さんの記者会見はエモーショナルだった
と述べた
安倍氏はエモーショナルだったからこそ妙な説得力があったかもしれないが
北岡伸一氏からすれば、もっと理性的に説明できたはず
の思いもあったのではないか

そこで話は飛んで、安部首相のあの記者会見の原稿
あれは誰が書いたのだろうか
安倍さん本人?それとも誰か別の人?
この手のことに対する知識がないので分からないが
安倍さんであったなら、忙しい中で作成したということに関しては
ご苦労さんと思うが(内容は別)
別の人が書いたのだとしたら、実は安倍さんですら
そういう人たちの手中に落ちてはいないか
ということが心配になる

と言うのはサンデープロジェクトと言う番組で
岸井成格さんが集団的自衛権については
長い取材活動で分かった来たことは
外務省にイラン戦争時の我が国への各国の低評価が
トラウマになっているのではないか
その恥を晴らすこと、また恥を追わないようにすることが
外務省としては必要と考えているのではないか
と述べていたが、それで少しわかったような気もした(何が?)
だからこそ外務省は自分たちが面子を潰されない対応を
国に求めたと考えると、自分たちの考えていることが
上手いこと安倍さんの希望と合致しただけではないのか

北岡伸一氏も、外務省も、安倍さんも真剣に考えている
それは認めざるをえない事実
自分の仕事の範囲内で、テクニカルな面で

しかし、どう考えても最終判断者として彼らを是とするには
何かが足りない
それが先ほど述べた部分
不完全な人間に対する実感がない部分
全人格的なオーラが感じられない部分

これは印象だから自分ではわかっていても
みんなに分かるようには伝えるのは難しいし
自分が余りにもロマンティスト、夢想主義すぎるかもしれない
政治は現実、結果で動いている
こういう人たちの言葉には木っ端微塵に粉砕され
検討の余地もないほどの些細な思いかもしれない

しかし、最後に必要なのは絶対全人格的な判断
人間力だと確信しているし、そう信じたい

いつの間にか知らないうちに
ドイツがコントロールできるはずだった
ヒットラーに支配された歴史
それを繰り返してはならない

最近の政治はホント不安
いつまでも傍観者ではいけない時期に来ているのかも

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ポール・マッカートニーは体調回復を!無理しなくていいよ!

2014年05月20日 19時30分55秒 | ポール・マッカートニー
結局ポール・マッカートニーは日本公演を全て中止
残念だが主催者は今度は早めに判断を下したし
彼のことを思えば無理もさせないで済むし
これでよかったのではないか
(主催者の莫大な損害は気の毒に思うが、、)

外国の事情を知らないのでなんとも言えないが
突然の中止を知らされてもファンは大騒ぎもせず
怒号も聞こえず、ポールの体調を気遣うメッセージが
多く寄せられたことは、ポール側のスタッフも驚いたとのこと

自分も残念ではあったが主催者にもポールにも
怒りはなかった
主催者には、大変だなと同情を禁じ得なかったし
ポールには大丈夫か?と体調が気になった

正直なところ去年のドームのライブが凄すぎた
2時間半以上一人で歌いっぱなし
東京で3回、大阪で2回、福岡で1回
71歳の人間とは思えないくらいのパワフルなライブ

しかし、考えてみればそれも異常
世界中を飛び回って、歌いまくって、サービスしまくって
疲れるだろうに、、、
彼を老人扱いするわけではないが
今度来るときはもう少しペースダウンしてもいいよ
と声をかけてみたい

若々しいだけではない、といって枯淡ほどではない
中庸の、それこそポールらしいバランスのとれた公演
もうそれだけでいい

とにかく彼は世界の宝だから
しばらくはゆっくり休養も必要
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江戸東京たてもの園

2014年05月19日 20時16分25秒 | 旅・旅行
昨年のポール・マッカートニー公演の翌日はホキ美術館
今度はポールがあんなことになって、
東京に一泊しただけになりそうだが仕方ない
それでも、何か記憶に残さないともったいない気がして
訪問したのが「江戸東京たてもの園」

小金井公園の一角に江戸、明治の建物が移築されている
時々BSで見たことがあったので脚を伸ばすことにした

武蔵野とはこういうところなのか
理由もなくそんなことが頭に浮かんだ
公園は高低差なくだだっ広い感じ
この日は晴天で新緑が映えてとても気持ちがいい


鳥の声もあちこちから聞こえる

ウィーンの中央墓地でベートーヴェンのお墓を訪ねた時のことを思い出してしまった

たてもの園の入場料は大人400円
入り口で写真撮影は外観はいいけれど、内部は禁止になっています
とのこと
(厳密には内部の写真をとってはいけないところが数箇所あるということらしい)

そこで写真は外観ばかりになった
もっとも途中で撮れることも分かったが
写真を撮るとどうもそちらの方に気が行って
見ることに集中できない
ということで、内部の写真は記憶の中にとどめるようにした(?)

入って直ぐ近くにあった前川國男邸
これが良かった

すっきりして、単純に美しいと感じる
室内に入ると高い天井、吹き抜けの大空間
なにかウキウキしてしまう
こんな家で暮らしてみたい
鑑賞というより住んでみたい気分に満たされた

この家の壁に掛かっていたのがミロの版画
聞くところによると前川國男さんのところから持ってきたとのこと
前川さんの好みと自分の好みは似てるから
この家を心地よく感じてしまうのか!などと勝手に想像
自分の審美眼も捨てたもんじゃない
と少し嬉しいような、、、

少し行ったところになったのが三井八郎右衛門邸

これにも心奪われた
確かに一見普通の日本家屋なのだが
よく見るといるんなところに細かな手が入っている
襖絵、釘隠し、格天井、折り上げ格天井などなど
どこか京都を感じさせる趣味の良さ
それもそのはず京都の油小路の家を持ってきたとか
それにしても、お金をそれとなくかけているのが凄い
そしてその洗練さ
3階の小屋組も半端ない太さの梁でそれを見るだけでも
この家の凄さが実感できる

後で見た高橋是清邸は同じように広い家だったが
なんとなく普通(その頃には少し疲れて感性も鈍っていたのかもしれない)
それほど住んでみたいとは思わない
(三井邸は住んでもいいかな、文化に触れる豊かさを実感できるようで)

実はこの最初の方の2つで、気分的には満足になってしまい
あとはもったいないけれどさらっと流して見ただけ

天明家は正面に千鳥破風(解説書によると)
これが特徴的で、品格がある、茅葺きの色も重い感じではなく穏やかな印象

そういえば八王子千人同心組頭の家というのもあったが
土方歳三たちも多分この手の家を訪れたに違いない
と想像すると、妙にリアリティがあった

しかし、ポールじゃないが自分も体力がなくなってきている
全部廻る頃には腰痛からくる背中の張りが
いっぱいいっぱいになって体は休憩を求めていた

ということで、滞在時間約2時間
前川國男と三井八郎右衛門を記憶にとどめて(?)
この素晴らしい公園をあとにした
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ポール・マッカートニー18日、19日の公演も中止

2014年05月18日 19時38分26秒 | ポール・マッカートニー
やっぱり!
一日で治るわけないと思っていたが案の定

昨日も書いたがポールは働き過ぎ
残念だけど体は以前のようには回復してくれない
そして疲れも

正直なところ月曜の19日
どうしようかと考えていた
一泊するのはホテル代がもったいないし
日帰りで可能かとあれこれ調べてみると
できないことはない
22時東京発のひかりに乗れば豊橋に
23時20分過ぎた頃に着く
飯田線の新城行きは出てしまったあとなので
豊橋駅近くの駐車場に車を置いておけば
何とかなりそう
しかし交通費と駐車場代
キツイな
しかし、本当に最後になってしまうかもしれないので
仕方ないか!
などと考えていたが、4時過ぎの段階で
月曜日も中止の報道

かえってこれでホッとしたというか諦めがついた
地方からのファンにとっては聴けないこともあるけど
交通費、ホテル代が無駄になったのも辛い

しかし、そうはいうものの老人になったポール・マッカートニーに
自分の体を大事にしてほしい
今度はやるんならもっとのんびりしたスケジュールで
リラックスしてやってほしい

オリジナルキーで歌えなくてもいいから
いい意味で年齢を重ねた姿を見せてほしい
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