白井市議によれば今日の議会改革検討会議は5日目に当たるらしい
でも自分が傍聴したのは4日目なので意地を張るわけではないが
タイトルは4日目という事にした
とても皮肉な話だが今日の会議で一番白熱して、できれば市民の多くの人に
見てもらいたいと思ったのが、市民による(あるいは議会による)録画撮影に対する討論だ
(この討論は一通りテーマとなる会議が終わった後行われた)
正直な感想を言えば、このような討論の姿を見てもらいたいばっかりに録画を許可して欲しいと
望んだようなものだ
そのくらいここでの討論は今の新城市の議会の実力を表している
それが充分なものか、恥ずかしいものかは見た人がそれぞれ判断することになるのだが
本当にそれらを判断できる絶好の機会だった
(本当に録画できず発表できないのが残念だ)
この会議では原則市民(あるいは議会)の録画撮影はオーケー
と、なんとなく共通認識が得られたものと思えた、ところがそこから先がなかなか進まない
基本的にこの検討会議は委員会条例という類の規則に沿って行われることになっており
録画撮影は委員長(議長)の権限で決定できるのだが、
全員の同意を求めたい委員長の意向があり、各人に意見を求めた
すると原則オーケーというものの、委員会室は非公開のものと教えられており、その教えられたものと
矛盾するとか、傍聴のルールはそういったことは(録画等は)出来ないはずだ
と議論の最初の段階まで戻ってしまう発言をする議員さんがいた
これらの発言をしてしまうのは一人は最初の会議に出席していないため
もう一人は(よくあることだが)ものごとをよく理解していないために起きてしまう出来事だ
最初の出席していない議員さんは、会議録等をよく読んで共通認識を図っておけば良いのだが
どうもそういうことをするタイプの人ではなさそうで案の定予想された発言に終始した
そして結論から言えば、録画撮影については結論が出ずじまい
いつまでたっても結果的に前に進んでいないこととなる
実は「進めるべき議会改革」の中にこうした傍聴者との関係がある
岩倉市が進めたような市民の録画撮影と配信は、
(岩倉市はそれが出来るように条例も追加作成したらしい)
今後進めたほうが良い方向性として早稲田大学の然るべき団体から提案されており
新城市もその提案を参考に進めるというはずだった
これは初日に議会事務局から説明、提案(暗示)されたがどうもぼんやり聞いていた人が多かったようだ
この録画撮影の討論については、その発言が納得できるものかどうかはさておき
各議員の本音と言うかキャラクターがはっきり見えるもので、市民が次の投票への良い判断材料となったのだが
本当にこれらが録画できなくて残念だ
今日のテーマは傍聴席にはレジュメがないので分からないが
(傍聴者にもその手の資料を配るというのも議会改革の一つと思うのだが)
白井市議のブログによると①議会基本条例とその活用についてということで
担当議員の鈴木眞澄議員からいろんな種類の先進事例が挙げられた
でもこれ傍聴席から見てると単なるお勉強タイムに過ぎなかった
(これからやる予定との声があるかもしれないが)
それは抽象的な概念の話に過ぎず、新城市においてはどう活かすのかは結局話されなかった
つまり市民生活に直結するくらいの現実に落とし込んだ話はなされなかった
もちろん全部が全部現実に落とし込めるわけではないが、せめてそういう配慮は欲しかった
ところで議会条例改正の手続きは全員了解のもとで行う段取りとなっているが
その前に振り返り・検証が(自己あるいは第三者の)すべてのスタートになっているはずだ
このうちメンバー10名の振り返りはこの会議の議事録で明らかにされることになっているが
現時点ではまだHPにアップされていない
これらを読むと議会改革の必要性をどの議員がどのくらい感じているか想像できるかもしれない
(おせっかいだからHPにアップされたら紹介するつもり)
先進事例の勉強に終止した時間は、市民にはリアリティのないもので正直なところ
面白いものではなかった
その中で気になったのが先進事例でも紹介された第三者の評価という言葉
評価には自己で行うものと客観的な第三者に頼むものがあるというが、
その場合の第三者とはどういう人で、どのようなデータ(資料)の与え方をするのか気になった
有識者としても市に関係のない専門家が紙の上のデータをもらって
果たして正確な判断できるのか少し疑問だ
議会の評価を第三者(有識者)に依頼するとなれば少なくとも議会傍聴に来てもらい
自由討論がある、一問一答となっている、反問権があるといった形式上だけでない
現実の議会の姿を見て評価をしてもらいたいと感じる
ところで、議会改革検討会議のメンバーは、
中西・白井・鈴木達・鈴木真・丸山・滝川・長田・村田・小野田・柴田市議の10名
今日は鈴木達雄議員が別の市の仕事の関係で欠席
その他、傍聴に訪れた市議会議員は下江・打桐・山口市議の3名
次は3月10日 15時から開かれる事になっている
テーマは議会改革とPDCAサイクルについて
さてどのくらい現実的に有効な話となるか、、、