パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ショスタコーヴィッチ 弦楽四重奏曲15番

2014年03月31日 20時45分32秒 | 音楽
今聴きたいのは現在音楽というわけではないが、
先日新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲をPCのアイチューンズに入れて
シェーンベルク・ヴェーベルン・ベルクの聴き比べをしたものだから
今日はショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲を引っ張り出してきた


ボロディン四重奏団の演奏する15番
昔聴いたことがあったが特に印象に残っていない

しかし今日まじめに聴いたらこれが非常に面白い
6楽章構成で
ショスタコーヴィッチの一癖あるメロディーや
各楽章にアイデアがあふれていて
こんな音楽だったのか?
と感じることしきり

ただし、これは集中しないと楽しめる音楽ではない
モーツァルトやシューベルト・ショパンみたいに
聞き流して楽しめる音楽とは違う
多分、実演に接して方がより楽しめるのだろうが
この曲がプログラムに上がることは多分少ないだろう

ヴェーベルンの音楽は凝縮した一瞬の美があるが
このショスタコーヴィッチの音楽は
時間の経過に基づく静寂、美が存在するようだ

近代で弦楽四重奏曲をたくさん作ったのはバルトークとショスタコーヴィッチ
自分はバルトークよりショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲の方が
共感できそうだ

それにしても、実演に接することは
難しいだろうな、、、
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僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか

2014年03月31日 19時43分55秒 | 
実感として感じていることを
これだけの実例を列挙されると
なんとも言えない気分になる
「僕たちが親よりも豊かになるのはもう不可能なのか」
リヴァ・フロイモビッチ著 山田美明訳
世界中の若者の実情の取材レポート

絶望、怒り、
申し訳ないが自分はこの立場にないから
少し傍観者の視点でしか見られないが
それにしても、この資本主義の、いや金融資本主義の
行き着くところは皆が幸せになる世界ではなさそうだ

アメリカンドリーム
それは言い換えれば、「親よりも豊になる」ということ、消費生活を満喫すること
少し前まではそれは努力すれば疑うこともない事柄のように思われていた
しかし、今はどうだ
生活の基盤となることの仕事の確保が難しい
給与の良い会社に安定した正社員として雇用されるには
大学・大学院等の資格が必要

しかし、国からの教育の補助金が減額されて
教育を受けるには学生自体が相当の負担をしなければならない
これはローンという形になるのだが
それなりの教育を受け、資格をとったところで実際には
安定した雇用にありつけるのは一部
そうなると、ローンの返済が負担となってくる

こんな例はアメリカの一部だけでなく
ヨーロッパでも見られる
(今日はここまで読んだところ)

自分の周囲、つまり日本国内においても
若者の悲惨な状況は目につく
彼らが努力していないとか、我慢が足りないといったレベルでなく
構造的に幸せになれない社会になっているように思えて仕方ない

これはよく言われる世代間の闘争だけでなく
一部の高収入を得ている人々、結局そうした人々が仕切っている
この社会との闘争
そうしたことが必要となるのだが
依然としてメディアに紹介される意見は
若者の我慢だ足りないとか仕事とキャリアのミスマッチくらいの話しか
上がってこない

メディアに登場するのは今の生活に困らない人たちばかり
そういう人は悲惨な現状を想像できないばかりか
マクロ経済の一般論でもって、これからの経済社会の
進め方を公平さという観点からでなく、また正しいか正しくないか
という判断も保留にして、ただ効率的かどうかだけを口にする

企業の競争力を高めるためには
生産コストを下げ無くてはならない
生産コストとは人件費も含まれる
技術革新はもちろんだが人件費の安いところでの生産は
必然的に進められ国内での雇用は少なくなっていく
企業のこうした方向性を望むのは投資家、株主
企業は利益の拡大を求めてどこにでも出かけていく

そこに追い打ちをかけるのがコンピュータの進歩
かつて時間をかけて身につけた技術・知識はいまはコンピュータに取って代わられる
今必要なのは誰でもできるオペレータの仕事
誰でもできるということは人件費を抑えられるということ

雇用がなくなり
あったとしても金額が抑えられる仕事だけ

現在の日本に於いても一旦アルバイト・派遣社員の世界に入ってしまうと
なかなか抜け出せないのが現実
生活をアルバイトの雇用形式で確保するのは難しい

だが、企業側から見ればこれほど使いやすいシステムはない
この使いやすいシステムを使ったからといって
企業がひとでなしというわけでもない
そういう法律、システムが存在することが問題

現実には様々な視点からの考察が必要なので
一概にこんなふうに言い切ることはできないが
それでも、つくづく思うのは
そういうシステムに「感情を持った人間への思いやり」
が少しも感じられないこと

皆が自分のことで精一杯
「自分のことは自分で何とかしましょう」
基本的にはその通りだけれども
そんなふうに言えるのはどん底の立場にいない人だけ
悲惨な状況下にいる人間はどんな風に
これからの時間を費やしていこうか
夢を持って語ることはできないのではないか
と思ってしまう

共産主義は失敗したと一般的には結論が出たが
同様に資本主義も失敗していると思わざるをえない

人には同情・共感といった感情が与えられている
この大事な人間だけの特質を生かさずに
社会を単なる生存競争の場所と考えていくのは
人間が自殺しているように思えてならない
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お帰りなさい真空管アンプ

2014年03月30日 19時24分42秒 | オーディオ
1月の下旬にメンテナンスに出しておいた
真空管アンプのメンテナンスが終わって
今日やっと帰ってきた


音楽は車の中、パソコンで聴くことができるけれど
久しぶりにオーディオ装置を通して聴くと
全然違うと再確認

ちゃんとした装置で聴くと音楽は演奏されたものになっていて
ながら聴取のものは単なる音の連なりにすぎない
もっともこの印象も慣れてしまうと、またその印象も
どこかに忘れ去られてしまうが、、

ウエスタン・エレクトリック社 復刻版の300Bの真空管は
どうやらまだ寿命があったらしく一安心というところだが
プレミアムになりつつあるこの製品を大事にするつもりで
今日はトライオードが委託生産しているFull Musicのものを装着
このまましばらくは聴くことにしようと思う

真空管の違いで音がどの程度違うか
興味がないことはないが
正直なところそれなりに音楽が楽しく聞ければ
今のところは問題はない

ところで、音楽をイヤホンで聴くと
音は空気を通しての減衰が少ないためか
随分いい音がする
思いの外ニュアンスも感じられる

しかし何かが違う
音楽はこの様な実験室の中の様な音じゃない
音は周りの空気を震わせて、あちこちにぶつかって
そこから聞き取れるものの方がより音楽的に感じてしまう

つまり音楽は空間が必要な気がしてならないということ

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駆け込み消費(やけくそ消費)

2014年03月30日 18時57分09秒 | 徒然なるままに
消費税が上がるからといって
人並みにあわてて消費をするとは思わなかったが
この2日で思わぬ買い物をしてしまった

確かに3%のアップは同じものを今より
余分に払うだけもったいないような気がするが
今回のしてしまった駆け込み諸費は、
実はやけくそ消費の意味合いが強い

スマホアプリの家計簿をつけはじめてから
元々その素養はあったのか
ずいぶんけち臭く、節約家になっている
無駄な出費はしないし、以前は平気で買っていたものも
妙に高く感じてしまう

ところがそんな生活が続くと少しストレスが溜まってくる
今月はせっかく節約モードで1月が終えられると思ったのだが
真空管アンプのメンテナンスが終わって
その見積が届いた瞬間、今月の予定額を軽くオーバー
こうなると、我慢してきた消費の反動か
一気にタガが外れて、せっかくだから消費税アップ前に
買っておいたほうが賢い!と自分に言い訳をして
アマゾンで本を2冊
同じくネットでコーヒー豆を
そして、ブログの書籍化のサービス2010年~2012年を
それぞれ前後半に分けたもの計6冊を一気に依頼
それにガソリンを補給
アンプのメンテナンスは今月中に終わって助かった
これが一番の価格だったから
3%のアップでも馬鹿にできないが
なんやかんや全部で10万円をオーバー
果たしてこれでよかったのか?
結局無駄なものを買ってしまわなかったか?
冷静に考えると。ここのところの判断は難しい
もしかしたら買わなくてもいいものを買ったかもしれない

それでも、いずれは買うものだから
これでいいのだと!
自分で納得している

しかし、節約疲れによるやけくそ消費は
ある日突然やってくる
ダイエットのリバウンドみたいなものだから
本当はもう少し感情にやさしい節約をしないと
いけないのかもしれない



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フロンターレがセリエAのチームと戦ったら

2014年03月28日 21時38分04秒 | サッカー
今日のグランパス対フロンターレは、楽しめるゲームだった
(グランパス0-1フロンターレ)
特にフロンターレの攻撃、パス回しは効果的で
後半グランパスの足が止まるのも仕方ないくらい
余分に走らせていた
プレスが無駄と思わせるようなかわし方
バルサの次元までは行っていないが
同じようなテイストを感じてしまうボール回し

そこでこのフロンターレがセリエAのチームと戦ったらどうなんだろう
と想像してしまった
本田がなれるのに苦労しているイタリアのリーグ
イタリアのチームは守備のブロックをつくるのは同じでも
インターセプト狙いと縦に入ったボールに対するアプローチの強さ
ボール保持者とDFとのの距離が短くてボール奪取を試みようとする
フィジカルをベースにした守備には今日のグランパスのようにはパスを回せないだろう

ということは、スペインのサッカージャーナリストがかつて
証言したように、日本のサッカーのプレスはまだまだユルユルなのかもしれない
スペインの選手のプレスのかわし方はアジリティーだけに依存していない
プレスする選手の重心の移動の逆をちょっとした動作でとっている
そして優先すべきはボールを前につなぐこと
ところが日本ではプレスはかわせても素早さでとりあえず取られないでいるだけ
細かなところだが、ちょっとした違いはそんなところから


話は飛んでイタリアとスペインの違いを
チャンピオンズリーグのトーナメント戦から見ると
アトレティコとミランとの戦いでもアトレティコのパスの回し方や
プレスのかわし方はイタリア(ミラン)の守備の上をいっていた
スペインは上手いだけではない、あのガツガツした守備にさえ慣れているので
対応できているようだ
確かに今はスペインが最高のリーグかもしれない
(バイエルンはチームとして別格、リーグとしてはスペインが上)

ということで
現在のJリーグの中で楽しいパス交換のできるフロンターレが
更に上のレベルのなるためには
日本のリーグも華麗なパス回しをさせないプレス
ボールを取りに行くタイミングの掴み方、速さなどを
イタリアに学んでほしいと思ったりした
(最近、無闇に接触プレーに笛を吹かないのは良いことだ
 安易な笛は世界標準のフィジカルの戦いについていけなくなる原因をつくってしまう)



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サプライズ選出はあるか?

2014年03月28日 21時06分03秒 | サッカー
長谷部、内田に続いて吉田も怪我をしたらしい
このままだと新しい選手を選ばざるをえないワールドカップ
DFではサプライズというか、期待してしまうのが闘莉王
多少衰えが有るとしても精神的な強さ、経験、技術は
まだまだ日本代表に必要不可欠と思えて仕方ない

ところで今日開催されたグランパス対フロンターレを見ていて
もう一人ワールドカップの代表候補に選ばれてほしいと思ったのが大久保
大久保は以前のように直ぐにカッとなるところや
意欲はあるもののシュートは適当で雑な感じが無くなって
ボールキープはできるし運動量もあってなかなかいい選手になってきている

フト考えるとワントップはドイツでも結果を出している岡崎
右に大久保、真ん中本田、左香川 なんてのも面白いかな
などと想像してしまう
そして負けていたりどうしてもカウンター気味の点がほしい時に
一発勝負の柿谷

大迫は安定してるけど世界レベルのDF相手では
まだ少し使いづらいかもしれない

こんな風にワールドカップ前にあれこれ考えることができるのは
ホント幸せなことだ
ワールドカップの常連になれた一番の要因は
Jリーグの発足
これからもっと日本が強くなるためにはこのリーグに
以前のように世界的なレベルの選手が来てくれるといいのだが
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やっぱり!でもこんな早いとは(ポール・マッカートニー日本公演)

2014年03月27日 18時55分46秒 | ポール・マッカートニー
昨年秋に行われたポール・マッカートニーの東京ドーム公演
最後に、また来る!
というようなメッセージを残したから
またいつか来るんだろうと思っていたが
朝一番のニュースで5月にポール・マッカートニー再来日公演
が報道されていた

早っ!
3月も終わりだから、あとひと月ちょっとということ
ということは、今度の演奏曲目はこの間と同じかな
と想像するけれど、あのドームのライブは本当に良かったから
早速、ぴあで先行予約に応募
一応5月17日の東京、国立競技場にエントリー
さて結果は?

前回のポール・マッカートニーの興業の経済効果は
楽天が優勝した時よりも大きかったとか
たった一人がこれだけのことをなしうるとは、、、

今度チケットが当たったら
ライブ向きの曲ばかりでなく、マニアックなのも聴きたいな
まずは、あたりますように!
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ミランとマンU、岡崎とルーニー

2014年03月26日 20時52分48秒 | サッカー
昨日は岡崎のマインツ対バイエルン
今日はマンチェスターダービーをNHKBSで観戦
とりあえず、こんなゲームを見られるのはありがたい状況

ところで、マンU もACミランも成績芳しからず
チャンピオンズリーグに残れそうな順位ではない
二チームのうち、より重症なのはミランの方かもしれない

本当に最近のミランは酷い
本田がどうのこうの以前にチームになっていない感じ
気持ちが選手同士通じていないような
パス交換は少ないし
DFから大きく蹴るだけ
しかも不正確なキック
守りは他のチームのように体を張る感じではないし
何となくスペースを消しているだけ
守りにも迫力がない

一方チームになっている感じが強いのはリーグは違うが
今日のマンチェスター・シティー
帰陣の速いこと、ブロック形成の緻密なこと
ユナイテッドの攻撃がイマイチ想像力がないこともあって
0-3は妥当な結果

サッカーはチームゲームと言われるが
現実は個々の選手の力量の差がチーム力の差になることが多い
レアルやバイエルンなどは選手層が段違い
ミランは一時期よりも選手のグレードが下がってきているかもしれない
そんな時にはチームで何とかしなきゃいけないのだが
どうもバラバラ

個性とプライドの強い選手たちをまとめてチームにするのは
監督の仕事とはいえ、ミランの惨状は立て直すのは難しそう
今はドイツのワールドカップの時の日本代表みたいな感じ

マンUもイマイチ想像力のないゲーム展開
現代のサッカーぽくないのでこのままだと来期になっても良くはならないかも

話は変わって昨日のマインツ対バイエルン
ゲーム結果ほどマインツが圧倒された感じはなかった
なかなか良い試合だったのでは
中でも岡崎は良かった
いつものように走り回って、確かに効率は良くないかもしれないが
人の心を撃つ
彼は長友のように少しづつ着実に進歩している

岡崎と同じように人の心を撃つのがマンU のルーニー
ルーニーも運動量が多い
そして何でもできる
点取り屋もトップ下も
そして何よりも負けん気の強さ
ボールを取られたら取り返すサッカー小僧的なところが
とても好ましい
彼は攻撃から守備の切り替えが速いなんて言葉よりは
取られたものは取り返す
と言った発想でしかないのではないか
そしてほんとうに何でも上手い
人を使うのも上手いし
ホント好きだな、、ルーニー

本田、香川も厳しいチーム事情でたいへんだ
残念なのは彼らの持ち味を活かせる使い方をされていないこと
これは日本人だからそう思うのかもしれないが
もう少し現実的な視野からすれば
使い方は違うんじゃないの
セードルフさん、モイーズさんと言いたくなる

それにしても、岡崎、長友頑張れ
そして勇気を持ってドイツに移籍した大迫
良い経験を沢山積んでほしいものだ
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不思議なかたち

2014年03月23日 19時34分13秒 | 徒然なるままに
カミソリみたいな葉?多分ニシキギ


ハシバミ ミノムシみたいなのはなんだろう?


植物は不思議なかたちをしている
必然性があるのだろうけど
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ポール・マッカートニー スカパーテレビ放送

2014年03月23日 08時50分27秒 | ポール・マッカートニー
やっぱり寝てしまったポール・マッカートニー
東京ドーム公演のスカパー放送

12時間ぶっ続けで、お目当てのライブ以外にも
興味深い映像や話がたくさんあったが
いつも早寝で11時を越えて起きていることはないから
ライブの早々にダウン

気がついたらアナザーデイをやってたと思ったら
ヘイ・ジュードの会場の皆の合唱部分
肝心な部分はほとんど夢の中

いかんいかん、と思いながら後半の30分からいは
まじめに画面に集中

あの日のことを思い出しながら見たわけだが
やっぱり現場での感じとはだいぶ違う
当たり前といえば当たり前だが
音圧、音の迫ってくる、いや音が空気を通じて
包み込む感じ、それが体の中に入って精神に
変化をもたらす感じはテレビ画面では残念ながら感じられない

それと一番楽しめない理由は曲の順番を知ってしまっていること
このライブは最終日のもので自分が行った2日目のとは
若干の変更はあるもののほとんど同じ
生で聴いた時は、次は何が演奏されるのか
その不安感、期待感でいっぱいだったが
今回は次はあれだったかな?
と冷めている自分がいる

で、それでも最後のアビーロードのメドレーは
終わりにふさわしく素晴らしく
これで締めとするプログラムは完全だ

1976年、ウイングスのライブをウィーンで見た時は
うっすら覚えてる記憶では最後はバンド・オン・ザ・ランの
Picasso's Last Words のメドレー部分のような気がしたが
違ってるかもしれない
とにかく、drink to me ~の酒酔いのいい気分になっているところに
ho he ho が急に登場して効果的だな
と思ったことが印象に残っている

この12時間ぶっ続けのポール・マッカートニー特集
本当はもう少し音楽関係者の専門的な話を聞きたかったな

関連番組のなかで興味深かったのは
「Chaos and Creation at Abbey Road」
音楽ができていく過程をスタジオに十数人の観客を招いて
紹介していく
ドラムス、効果音、ピアノなど
4トラックのテープに少しづつ音が重ねられていって
最後に歌をかぶせる
音楽が生まれる瞬間の神秘と楽しさに満ちて
こうした番組があること自体が羨ましく思ってしまう
日本ではこうした番組はできないものか

日本だと折角ミュージシャンが集まっても
楽屋話や内輪の話に終始しそう
音楽のことだけを中心に扱う番組を
NHKでいいから演ってくれないか

あとはキス・オン・ザ・ボトムの録音(ライブ?)も
結構楽しめた
徐々に演奏上の会話が円滑になっていくさまは
音楽はまさに会話そのものと感じさせる

それにしてもポールの懐の深さはどうだ

100年後
歴史に残る音楽家はポール・マッカートニー
社会とは関係のないところで時を経て
音楽だけで評価をされるなら
きっとこの左利きのタレ目の童顔の音楽バカは
間違いなくモーツァルト並みの評価を受けることになるだろう

ホント、好きだなポール・マッカートニー
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