夏のこの時期になると、書店には名作といわれる文庫本が
目立つところに並べられている
読書感想文用の意味あいもあるけれど、時間がたっぷりあって
読書体力もあって、感じやすい若者には
よい読書体験をしてもらいたいものだ
ずっと昔、夏休みもあと1日という時になって
妹は読書感想文の宿題を残していた
いまさら本を読んで書く余裕もなく
あとがきを読んで、あらすじを書き写す定番のごまかしも
する気になれない妹は
「何か短い、いい本ない?」
そこで奨めたのが中島敦の「名人伝」
僅か10ページ程の物語だけれど、
東洋的な解脱(?)の味わいもあって短さを感じさせない内容
妹は結局この本で感想文をさっさと書き終えたのだけれど
自分がこの本を今でも覚えているのは、実はもっとあとになって読んだ
ヘッセの「詩人」(メルヒェンの中のひとつ)という物語に似ていると思ったから
正確な内容はどちらとも覚えていないけれど
言ってる事は同じだな!という印象だけは残っている
そして二つともいい本だったという事も!
最近は現実に即した本を読む事が多いけれど
想像力を喚起する本を以前のように読んでみたいものだ
(読書体力のあるうちに)
目立つところに並べられている
読書感想文用の意味あいもあるけれど、時間がたっぷりあって
読書体力もあって、感じやすい若者には
よい読書体験をしてもらいたいものだ
ずっと昔、夏休みもあと1日という時になって
妹は読書感想文の宿題を残していた
いまさら本を読んで書く余裕もなく
あとがきを読んで、あらすじを書き写す定番のごまかしも
する気になれない妹は
「何か短い、いい本ない?」
そこで奨めたのが中島敦の「名人伝」
僅か10ページ程の物語だけれど、
東洋的な解脱(?)の味わいもあって短さを感じさせない内容
妹は結局この本で感想文をさっさと書き終えたのだけれど
自分がこの本を今でも覚えているのは、実はもっとあとになって読んだ
ヘッセの「詩人」(メルヒェンの中のひとつ)という物語に似ていると思ったから
正確な内容はどちらとも覚えていないけれど
言ってる事は同じだな!という印象だけは残っている
そして二つともいい本だったという事も!
最近は現実に即した本を読む事が多いけれど
想像力を喚起する本を以前のように読んでみたいものだ
(読書体力のあるうちに)