パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

宗次ホール 南 紫音 ヴァイオリンリサイタル

2014年06月29日 08時43分26秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)
目的はフランクのヴァイオリンソナタ
この曲のライブはこの日で多分4回目

最初はチョン・キョンファ
これは良かった 特に3楽章の夢見心地な雰囲気は今も覚えている
2回目は ヂュメイ
ラ・フォル・ジュルネでの演奏
しっかり手のうちに入って職人と芸術家の混在した演奏
3回目はやはりラ・フォル・ジュルネで一昨年
日本人の演奏だったがちょっとピアニストの演奏が
自分の好みでは無かった

毎月送られる宗次ホールの案内
前々からチェックを入れて
時間ができたので土日の安いJRを使って名古屋へ



このヴァイオリニストの事は知らない
ただ曲に興味があっただけで、フォーレも好きな方なので
この二つを楽しみに出かけた

さて演奏は
チューニングの時からよく鳴るヴァイオリン印象
解説パンフレットには1727年製のストラディバリウスとある
演奏時もよく鳴った
高い音も以前宗次ホールで聞いたヴァイオリンのヒステリックな音とは
全然違った
中音も余裕のある音

お目当てのフランクのソナタ
一言で言えば若々しい演奏
ピアニストもヴァイオリニストもまだ若い
聞かせどころを掴んだ職人という演奏よりは
勢いに任せた情熱的な演奏

本当はもう少しきめ細やかなニュアンスも欲しかったし
せっかくの第3楽章の瞑想的な部分も音楽の進行以外の
感慨は無かった

そこでふと浮かんだのが演歌の歌手の歌い込んでいるパフォーマンスの事
彼ら、彼女らは同じ曲を何千回と歌っている
そしてそこから演奏される音楽はまさに歌い手のものとなっている
細かな感情の揺れ、間の取り方、それは良い意味で効果的であり
芸術家というより職人のなせる技

若い二人の演奏はそれぞれよく練習はされているかもしれないが
まだその域には達していない
といっても今が悪いというのではなく
今は今しかできない演奏なので、それはそれで良いとも思うが
それでももっと弾き込んで自分のものになっている状態にものを
もう一度聴いてみたいものだと思う

フォーレのヴァイオリンソナタは
晩年の室内楽の渋いものとは違って
フォーレにもエネルギーに満ちた若い時代があったのだ
と感じさせる曲
何となく最初の楽章のメロディで統一されているような気もしたが
最近の記憶力は全然自信がない

最初にアンコール曲は何だったかな
と気になって仕方が無かった
聴いた事は有る、好きな曲だ、なのに、、、

ラフマニノフのヴォカリーズ?
いや違う、、、、
もやもやしていたが
答えは壁際に貼ってあった
「フォーレ 夢のあとに」
そうだ、そうだったんだ
バーバラ・ストライザンドの「クラシカル バーバラ」の中にあった曲だ

という事で久しぶりに集中して聴いた音楽
いつもとは違う疲れ方をしたせいか久しぶりに深く寝た感じ

来月の宗次ホールはベートーヴェンの14番の弦楽四重奏曲と
シューベルトの「死と乙女」のプログラムを今のところ予定している

ところで、昨日の演奏会のピアニスト
楽譜は紙製ではなくiPadを利用していた
ページをめくる人がいなくてもできるところが便利
(一応予備で後ろには女性が待機していたが)
便利な時代になったものだ
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そっくりなロドリゲスと柿谷のシュート

2014年06月29日 08時23分15秒 | サッカー
ウルグアイ対コロンビア戦 勝負を決めたロドリゲスのシュート



2年前日本でも似た様なシーンが見られた




日本対コロンビア戦


この吉田をかわしてロドリゲス余裕のループシュートは



このACL初戦の柿谷のシュートに似ている

発想自体は柿谷はワールドクラス、技術も
しかし如何せん身体が細い
どうやって身体を強くするか?

完全に強くする事はできなくても経験と知恵によって
ある程度はフィジカルを鍛える事はできる
問題は本人にその気があるか
ということ
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結局FIFAランキング通り

2014年06月25日 09時28分30秒 | サッカー
コロンビア4-1日本

日本中がガックリ、悔しい思いをしたであろうこの試合
だが結果だけでなく、全てがこの結果は順当なものと
教えてくれる神様がいるような気がする

確かに前の2試合よりは気持ちに闘志があふれていた
しかし、気持ちだけでは勝てないのも事実
日本の選手のプレイの選択肢は余裕が無いので
最初に決めたひとつしか無いがコロンビアの選手は
途中でプレイの変更ができる

3点目、4点目も切り返し
全速力で追っかけてくる相手を見越して
その勢いを利用するような切り返し(狙っていた)
そして落ち着いてゴールにパス

4点目の切り返しからのあの速さは素晴らしい
前半から飛ばしていた吉田にはとても
ついていく筋力は残っていなかった

日本中がガックリ来たと冒頭に挙げたが
自分はそれ程ではない
以前自分が少年サッカーのコーチをしていた所為で
試合の見方が、強くなるためには次に何をしたら良いか
を試合の中で見つけようとするから

つまり、リーグ戦での芳しくない戦いは
新たな問題点の発見ができてむしろ良かったと思う

悔しい思い
こうした悔しい思いを国民全体が経験として心の中に刻むべき
そして何を次に望むかの基準になれば良いと思う

サッカーは積み上げ
寄せ集めの日本代表でも積み上げのもとチームづくりが行われる
南アフリカでの戦い
守備的に行ったが点は取れず勝ちきるのは難しかった
(カメルーン・デンマーク戦は結果オーライだったが)
全32チームの中で最低の攻撃力とさえ評価された

それを踏まえての積み重ね
攻撃的に行く それが世界標準の強さかどうかは
実際には分からなかったが、それでも今回は攻撃的
できればポゼッションサッカーをするときめた

しかし勝負は相手のある事
自分たちが進歩する様に相手も進歩する
今度の戦いは攻撃的に行くと決めたものの
相手と自分たちの選手の調子もあって上手く回らなかった

そしてそれら以上に今回はフィジカルの重要性を
感じさせられる大会となった
日本なら笛が鳴る部分でもそのくらいは当たり前と
まさに戦いが行われていく

フィジカルは日本人は線が細く軽いので不利
そこで違う方法に逃げ道を探したのが今まで
数的有利とか、、、
しかし、サッカーの進歩はそれらを上回る
また一人の個の力は日本人をきりきり舞いさせた
やはり個で対応する能力の向上を図らない限り
今以上の進歩は無い

戦術、フィジカル、そして個の力
それらが一体となって今のサッカーは動いている

大事なのはどうやってもフィジカルの問題は
避けて通れないという事

ならばどうするか?
ヒントはメキシコ・チリなどの闘い方にあると思う
彼らもそんなに恵まれている訳じゃない
しかし重心の低い、身体同士のぶつかり合いにも容易に負けない
コツを掴んでいる
このコツを日本人は身につけるべきと思う

どうやって?
まずはJリーグでの試合でプレスもう少し厳しいものにする

才能有る選手はヨーロッパばかりでなく
実践的な技術が身に付く南米とか中米のリーグで
瞬時の判断力とか重心の低いたくましいプレーを身につける

それから、これは日本全体の問題として
サッカー協会が何年間の目標として
上に吹かさないシュートの徹底
始まりは小学生から、、、

そして守り方
ブロックを造って数的有利で守るのではなく
一対一に強い選手の育成
ボール奪取技術、身体の使い方の育成

スクールでは守りを教えるときむやみに飛び込まない
と教えるが、そうではなくてまずは飛び込んでボール奪取にトライして
そこで失敗したらどうすべきかを自分の判断で考える様にする
こうした過程が必要と思う

イタリアもチリもコロンビアもスペースを与えないのではなく
ボールを取りにいく守備をする
まずはそうした守備の能力をアップした上で
スペースを与えない方法も使うというのが本当の方法ではないか

敗戦はいろんな事を教えてくれる
悔しいのではなく、なすべき事の手がかりを与えてくれる
せっかくの機会、これを利用しない手は無い

ところでこのC組の最終結果は
あまり当てにならないといわれたFIFAのランキング通り
日本の上には40以上のチームがある
このレベルで大会に参加できたのはラッキーだった
といわれても仕方ない

さあ、この結果を忘れない様にして
次はどうするか、、、

大事なのは日本人の得意な忘れてしまう事
ではなくて忘れない事

それがサッカー協会でできるか
メディアは当てにならないので期待しない方が良い(?)
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ザッケローニ監督は間違ったか?そして、応用力不足

2014年06月21日 09時48分23秒 | サッカー
第1戦、コートジボワールの逆転負け
勝つしかないギリシア戦は数的優位を生かせず引き分け
冴えない日本代表のパフォーマンス
誰かが責任を負わなくてはならないが
それは直接プレーするわけではないが
監督であるザッケローニに集中砲火があっても仕方ない

勝てば褒め称えられ、負ければ作戦が悪いとか
交代のタイミングが悪いとか非難轟々
それが監督の仕事、立場なのだからそれは仕方のないこと

ところで少し振り返ってみると
第1戦のスタメン
ワントップは大迫
真ん中は定番どおり
ボランチは山口と長谷部
長友、森重、吉田、内田
そしてキーパー川島は妥当な選び方

フィジカル、スピードに長けたコートジボワールに対して
いつものように左サイドから高い位置で攻撃できれば
コートジボワールの右サイドは攻撃回数が減るはず
積極的な守備というわけだ
ワントップも柿谷ではなく体格の良い大迫を選んだのも
対戦相手を見れば間違いではない

山口と長谷部も最初から遠藤では守備力、走力に不安があるので
これもまた妥当
バックスも今期低パフォーマンスの今野より森重を選んだのも
理解できる

しかし、これらは全てうまく行った場合でのこと
いつものパフォーマンスをしてくれた上でのこと
そしてそれが上手くはまった場合でのこと
しかし勝負は生き物
相手は弱点をついてくるし、スカウティングもきっちりしてくる
つまり日本の左サイドが攻撃の中心ならば
そのサイドからの攻撃を増やして日本の力を削いでしまう作戦を
取ることになった

そこに各人の体調、メンタルの不安要素が追加されてしまった
いつもの香川のパフォーマンスはなかったし
岡崎もひたむきに走るがどうも最後のところでいつものキレがない

となるとゲームプランは崩れてしまった
前提となる良いパフォーマンスができていないから
打つ手は後手後手となってしまう

確かに、第1戦はみんなよくなかった
慎重になりすぎだったかも
それが何故か?
はたして監督に責任があったか?

第2戦のギリシア戦
香川の代わりに大久保
森重の代わりに今野
これは変なスタメンではなくギリシアを想定し
第1戦の反省を踏まえたフォーメーション
つまり左サイドをつかれることが多かったので
走力、守備力もある大久保を使って
ワントップは引いてスペースのないギリシアには
一瞬の隙を狙う柿谷より大迫のボールの収まりを優先したのだろう

ということで、予想ではうまくいくはずだった
いつものパフォーマンスをしてくれれば

しかし、そうはならない
そうはさせてくれないのが相手のある勝負事

以前から心配したが大久保と岡崎を併用すると
上手くいかない気がしていたが
大久保の存在感が岡崎のプレーを消していたのでは

つまり大久保はいい意味でシュートの意識が高い
持てば多少の距離からも打っていく
だから大久保が入った攻撃はダイナミックに見えても
日本が今までしてきた攻撃とは違う
そして前目の選手がテクニカルな選手より
フィジカル的な要素を優先したため
細かな攻撃はできなくなった

ギリシアも勝たねば次に進んで行けないから
必死で攻めてくると思ったが
チームカラーは変わらず大久保の守備能力よりは
攻撃能力の方ばかりが目立つことになった
となると組み合わせでの攻撃が出にくくなる
岡崎が走る時にシュートを打ってしまったり
もうワンテンポ崩すアイデアを出す前に結果を出してしまっている
ここの良し悪しの判断は難しい
シュートは打たねば得点できないが
勢い、感情のままに(本能のままに)撃つのは
一見派手ぽくていいが実は日本らしくないのかもしれない

繊細なパスによる崩し
これをするならスペースがなくても
スキルフルな選手を選んだほうが良かったかもしれない
つまり香川に最初からチャンスを与えるとか
足元の上手い交わすことに長けた柿谷も香川、本田、長友とは合わせやすかったかもしれない

だが全ては結果論
想定したイメージは悪くなかったが
結果が伴わない

そんな時は、どうするか
結局日本人の悪いところが(良い所と裏表)
出てしまった
真面目すぎる、言われたことしかしない
シュートを撃たねばと言われると、とにかく撃つ

しかし、試合なんて生き物で
上手くいかないことのほうが多いはず
そこで如何に対応するかが本当の実力

ここでの能力が欠けている
気持ちは熱く、頭は冷静に、、
この気持のコントロールと具体的な対応のアイデア不足
このあたりが結果に結び付けないところかな

さて残り一試合
ここまで来たら鉄板のスタメンで行ってほしい
つまり

      柿谷

香川    本田    岡崎


   遠藤    長谷部

長友 今野   吉田   内田

      川島

原点復帰でこれでいく
途中で遠藤から山口か青山
柿谷から大久保
岡崎から清武

つまりひ弱でもパスのうまい選手を使っていく
フィジカル勝負は外国人相手には正直難しいので
うまくいくことを想定して
パスとアジリティを活かした攻撃をする
つまりはこれが日本の攻撃パターンだったはず

攻撃も守りもいいように
これは今の日本の実力では無理
ならば当初掲げたように攻撃一辺倒でやるべきでは

しかし選手を選ぶのは監督
その監督の意図を考えながら
選手は自主的にどんなプレーが出来るかが
本当の勝負

上手くいかないのは当たり前
相手は上手く生かせないようにしているのだから

日本はサッカーを愛し過ぎている
勝負に勝つための方法、メンタリティに欠けている
と評したのはどこかの国の選手
たしかにそうかもしれない
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立て直し方

2014年06月17日 20時59分29秒 | サッカー
スペイン、ウルグアイ、イングランド、ポルトガル、そして日本
(他にもあるけどとりあえず)
これらはワールドカップ初戦に負けた国
リーグ突破の確率はぐんと低くなったが注目したいのは
2戦目以降の戦い方

諦めた戦いか、
気持ちと戦い方のバランスはどうか
冷静でいられるか、、、
この視点で見るのは案外面白いかもしれない
割合国民性が出るかもしれない

ところでスペインの主将カシージャスは試合後
みんなの前で自分のミスを謝ったという
プロのプライドの高い選手たちの中では
なかなかできることではない
しかし、これがそのまま結果に結びつくかは分からない
それでも彼はこの話だけでも主将に値するし
大した人物だと思う

スペインもポルトガルも運に逃げられたような敗戦だった
会場も全く同じだったらしい

それにしても今回は逆転のゲームが多い
ブラジル、オランダ、コスタリカ、コートジボワール、スイス
ここまで多いと今までの常識は通じないのかも知れない
追いかける方の目的はひとつ同点、逆転
この方が目標設定がしやすいのかもしれない
そして気持ちも入りやすいというのもあるかも知れない

サッカーは得点は難しいゲームだが
今はもしかしたら守備能力よりも攻撃能力のほうが
優っているのかもしれない
それは気候のせいもあるかもしれないが

いずれにしてもどうやってたて直すか
これは見ものだ
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コートジボワール戦感想

2014年06月15日 20時51分00秒 | サッカー
日本1-2コートジボワール

先ほど再放送の日本対コートジボワールの戦いを見た
ライブの時とは印象が違って見える
やっぱり前への推進力がないのは
このクラスの相手と対戦するといつも感じること

さてスタメンの
       大迫

香川     本田     岡崎


   長谷部    山口

長友 吉田   森重    内田

      川島

これは、想像の範囲内
選手のポテンシャル(いい時のイメージ)を前提とすれば
妥当な選択だと思う
しかし、ゲームは相手のあること
相手によって、また個人の調子の良し悪しによって
随分予定と違ってくることがある

大いに外れは香川かもしれない
今日の彼は戦犯扱いされても仕方ないかもしれない

大迫はやっぱり予想通り(悪い方の)だった
大きな相手を背負ってポストプレーをすると言っても
経験以上の強さとスピードを持った相手には
まだ少ししんどいといったところか
結果的にはポストプレーでも相手をだますプレーをする
柿谷のほうが良かったかもしれない
もっともこれは結果論
柿谷はいつも消えることが多いので同じことの可能性もあるが

岡崎が献身的だったが今ひとつ調子が上がらない
右のハーフのような技術的なことを要求すると
まだ少しプレーが雑
といってワントップでも裏は狙えるが連携の技術がそれほど繊細でないので
2列目からの走り込みのこのポジションが適切
しかし、悪い時の献身的なだけになってしまった

二人のボランチはあんなものかな
山口はもう少し経験を積ませてあげたい感じ

内田は今日は良かった
いつも期待はずれが多いが今日は選手の中で唯一
良いパフォーマンスの選手だった
しかし最初のクロスの不正確さはいただけない

二人のセンターバック
日本はFWとCBが育たないと言われるが
今日もその欠点がモロに出た感じか

スタメンは試合をイメージして選ぶわけだが
そのイメージ通りにできなかったのは
相手の攻撃が強力だったせいか
それとも想像以上の身体能力の凄さのせいか
つまりは相手に合わせてしまったということ

ライブ放送の前にイングランド対イタリアを見た
これが凄かった
イタリアのなんという落ち着き
4年に一度のワールドカップなんて気負いは全然感じられない
こういうゲーム運びをしようと言うプランに従って
繊細に時に激しく戦っていく
正直なところ日本がこのレベルになるには
まだまだ時間がかかるに違いない
と思わざるを得なかった

香川の良さは結局自分で打破できる力ではなく
キープ力のある選手が左右にいると
狭いところにキュキュっと入って絶妙なトラップで
シューとすること
左で勝負してとかカットインはまだまだ迫力不足
といってトップ下はまだ本田ほど信用出来ない
(ボールロストが多そうで)

それにしても日本の選手の問題はフィジカル
これは残念ながら避けて通れない問題
メキシコが同じくらいの体格で戦えるのだから
もう少し練習の仕方、体の鍛え方、体の使い方を工夫すれば
なんとかなるのでは、、
バルサのシャビ、イニエスタ、メッシも大きくないし、、
彼らは特別と言ってしまえばそれでおしまい
長友がなんとかセリエAで戦えているように
良い経験でカバーできるものもあるはず

ところでもう一つ感じること
それはスプリント力
スタミナではなく前にボールを運ぶ力
必ずしもドリブルである必要はないが
それでもドリブルでボールを運べると大きい

一時期の本田
プレッシャーのない時の香川
長友、長谷部くらいしか前にボールを運ぶ人がいない
遠藤はパス志向
内田はドリブルでないランの方が良い

ワントップの大迫もドリブルで抜いていく感じはしない
柿谷は走ると案外早そう
だが自分の生きる方法がまだ見使っていない感じ

ということで試合全体というより個人的なことになったが
今日の負けは実は不思議なことにそんなに悔しくなかった

それよりまだまだ経験すること、身につけなきゃいけないことがあるぞ
とサッカーの神様が教えてくれたようで
むしろ良かったのかもしれないとも思う

これから精神的にも連携の面でも体力面も立て直せるか
これを体験することは状況は同じでも
以前とは違った次元の体験となっているはず
こうして一歩ずつしか進めないのがサッカーの世界
みんな痛い目をして成長するのだ
痛い目に会えるのはある面良いこと

しかしにわか人気はダウンするかもしれない
それも又良し
本当のサポーターが育てていかなくては
ブラジルが国民全体でマナカナナンの悲劇を体験したように
日本がドーハの悲劇を経験したように
またひとつ大きくなるための課題を与えられたと考えるべき

10年計画くらいで考えるのはのんびりしすぎか

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オランダ対スペイン戦

2014年06月14日 09時13分06秒 | サッカー
オランダ5-1スペイン

負けるには理由があるというが
このスペインの大敗の原因は何だったのだろう
前半PKで失点したもののオランダはほぼゲームプラン通り
おまけに終了間際のファン・ペルシーのスーパーゴールで同点に
これで流れが変わった
天候もその後の試合展開を予想させるように強い雨が

ロッペンの抜けだしてのいいトラップからのシュート
バイエルンでも見かけた様なシーン
3点目はカシージャスがミスかな
西村さんならキーパーチャージを採っていたかもしれないが
あのレベルではあのくらいは当たり前か

4点目、5点目はおまけのようなもの
カシージャスの虚ろな目
なにをやっても上手くいかない日があるが
この日のスペインはまさのその典型

しかし、原因を考えてみると
スペインのサッカーはイコール バルサスタイル
問題はこのスタイルにいろんなところが慣れてきたこと
どうすれば守りきれるか
チャンピオンズリーグでその効果的な方法は確立されつつある
(昨年はバルサはバイエルンに大敗)
おまけにスペインにはメッシがいないし
主力もそろそろ賞味期限を終えつつある
(イニエスタは良かったが)

こう思うとサッカーは進歩しているのかもしれない
バルサのスタイルも成熟期も終了したのかもしれない

さてこれでオランダが一気に株を上げて
良い成績の候補になるかといえば
果たしてどうか?

スタートが良すぎたのは気になるところ
このまま行けるか
それともこれだけの運の反動がどこかで出るか

それにしてもスペインはこれで予選突破が厳しくなってきた
前回は肝心なところでも強かったが
どうやら肝心なところで弱い以前の無敵艦隊に戻ってしまったのかも

サッカーの世界で4年間そのレベル、地位を保つのはいかに難しいことか

Bグループのもう一試合
チリ対オーストラリア(チリ3-1オーストラリア)
アジアの仲間としてオーストラリアを応援したが
残念、よく頑張ったが勝つまでの実力はなかった
空中戦は強いが足元の技術は少し雑だった
(クロスとフィジカルを活かしたボールキープはいいが)

さて明日は日本
しっかり戦えるか?

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ワールドカップ開幕戦 ブラジル対クロアチア

2014年06月13日 20時14分34秒 | サッカー
ブラジル3-1クロアチア

点数差ほどの違いはなかったというのが印象
むしろクロアチアの戦いぶりはブラジルのそれより
現実的でカウンターの迫力は素晴らしかった

最初がブラジルのオウンゴールで始まったが
ネイマールの同点ゴール
入ってしまったゴールのように見えたが
こういう試合でちゃんと入れるのは持ってるだけでなく
実力の裏付けがあってのこと
大したもんだ

この試合注目の一つに日本人審判団があった
割合ハラハラしながら見ていた
出来るだけややこしい判断の状況がないように願ったが
残念、その場面は発生してしまった
エリア内でのファール、クロアチアの選手がフレッジを倒してPK
確かに少し手がかかっていたようだけど倒れるほどじゃない
ように見える
あれはちょっと文句が出ても仕方ないかな

その後のキーパーチャージはそれほど問題になるジャッジじゃないが
あのPKは  ほんと残念なジャッジだったと思うのが自分の判断

さてロスタイムのオスカルのシュートは
GKのタイミングのとりにくいトーキック
コースが安定しないキックだがゴールに、、
この試合のMVPぽい活躍はネイマールよりオスカル
神様のご褒美のような得点だった

それにしても、ワールドカップはボールを用いたパスゲーム
なんてヤワなもんじゃない
大の男の戦い
気持ち、意地、闘争心、そうしたものが表に出る戦い
うまい選手より戦える選手でないと機能しない
もちろん気持ちだけが空回りしてはダメだ
高度に気持ちと技術が入り混じることの出来る選手だけが
活躍できるだろう

もっともこうした気持ちの持って行き方も経験かも知れないが

それにしてもクロアチア、良いチームだったな
予選リーグで消えるのは惜しいかも
(メキシコ、カメルーンを見てないので早まった判断かも知れないが)
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伸びる選手の見分け方

2014年06月12日 20時16分05秒 | サッカー
サッカー、小学生の時点で、あるいはもう少し大きくなって
中学、高校の時点でその選手が将来どのくらいの選手になるのか
分かる人がいるのだろうか?

スカウトと言われる人がいるとしたら
彼らは何を見て判断するのだろうか?

たくさんの例を見れば見るほど、つまり経験を積めば積むほど
選手の見分け方は正確になっていくかもしれない
しかし、ポイントはなんだろう?

昔、少年サッカーのコーチをしていた時にも
才能にあふれる様に感じた選手がいた
少年サッカーの場合、体力差がモノを言うことが多く
大きく力強いだけで上手く感じてしまいそうなのだが
大きくて強いのは本人のせいじゃないし
無理やり評価を割り引くこともない

しかし、一番期待した選手は
体もあったけれど何よりも発想がちょっと変わっていた
そんなに動きまわるほうじゃない
しかしタッチは柔らかいしその気になればスーパーなところもあった
何よりも残念なのは彼がその才能に気づいていないのではないか
と思ったこと

しかし、自分で気づくかどうかなんて
大した問題では無いのかもしれない
自分を信じて、負けず嫌いでずっと努力を続けられる性格
それを持った人だけが伸びる人なのかもしれない

とはいうものの、実際そのタッチやひらめきに富んだプレーを見ると
なんとかもっと成長させてみたいと思うのは事実

小学生の時点で、まず目立つ選手はとにかくボールによく触る子
運動量も多くてアシストもする
しかしそういう選手は何故か点が取れない
惜しい!とかキーパーに取られてしまったり
弾かれたりするシュートがやたらと多い

日本人の好きなタイプの選手はこの手
しかしこの視点だけで将来を判断していいものだろうか

心配することはない
小学校でももっと上のレベルのところでは
ちゃんと見る人が見てるから
そこだけ見るわけじゃない
ともいわれそうだが
洗練されたトレーニング、練習、育成をするとことは
一歩間違うと選手の持っている野生を削いでしまいそう
つまりうまい選手ばかりそだてて
怖い選手はれない育てられない

うまい選手、怖い選手
本当に伸びるのはどういう選手なのだろうか

今話題にしているのは前目のポジションのことを話題にしてるが
小学生の時点から後ろの専門みたいな人は将来伸びるのだろうか?

今は少年サッカーから離れてしまったが
ちょっと気になったこと気まぐれに取り上げてみた

それにしても、将来性を見るコツ
一体なんだろう?
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初志貫徹、攻撃的に行きましょう

2014年06月10日 20時59分12秒 | サッカー
今回のメンバーは攻撃重視
高い位置を保って、繊細なパスと連動性を活かし
守りはコンパクトな位置取りを活用し
第一DFが素早くプレスにトライし
パスミスを誘う

あれっ、これってスペイン(バルサ)みたい
つまり、上手く行けばスペインみたいになるはず
しかし残念ながら個の部分がだいぶポテンシャルに差がある

でも、そんなことはわかっている
上手くいかない可能性が高いこともわかっている
しかし、挑戦してほしい
重心を低くして守っても日本人は守りきれないし
最近のサッカーは守り切るのは難しいといえるほど
攻撃の能力も上がっている

ならば、目一杯ガチで戦ってほしい
そのほうが次に何をすべきかが見えてくる
結果が大事なワールドカップだが
南アフリカのパラグアイ戦を踏襲しただけでは進歩がない

あれもこれも望むことはできない
今回は攻撃でいく
結果がどうであろうと、博打的であろうと
一回はやって欲しかった方向性

それはなでしこだってそうだった
でかい体格のチームに向かって細かなパスを繋ぐ攻撃は
想像以上にできていた

サッカーがフィジカルが全てならば
日本は永遠にトップグループにはなれない
もちろん最低限のフィジカルや体の有効な使い方はあるだろうが
問題解決の方法として日本独自の試みとして何かを試すのはいいことだ

さてコートジボワール戦の先発

         柿谷

香川       本田     岡崎

   山口       長谷部

長友   森重   吉田    酒井宏

         川島


このメンバーで一番違いそうなのがワントップ
柿谷ではなく大迫かも知れない
イメージ的にはそのほうが無難な感じ
しかし、イメージ通りで終わってしまいそうな気がしてならない
柿谷は消えている時間が多い
しかし、彼はいつもあんな感じ
いつも顔を出して頑張れるタイプじゃない
しかし、消えている分だけスタミナ温存で肝心なことだけをする
そんな感じ

大久保は岡崎と被るから併用はないと思う
出るとしたら途中から

ボランチは山口をベースに縦へボールを運べる長谷部を
体調がいいなら組み合わせてみたい
後半から長谷部から遠藤

DFは定番なら今野、吉田だが最近の今野はアジリティに不安
経験不足でも森重と吉田の将来性に賭けたい
長友はいいとしても内田はどうも代表の試合では
いいと思ったことが少ない

失点に絡んだオランダ戦たザンビア戦、オウンゴールなど
いいイメージがない
そして攻撃もクロスは相手にひっかる事が多い
細かなパス交換もDFの技術でMFやFWのレベルまではいっていない
ポカは多いかもしれないが酒井宏樹の方がでかい割には
足元も上手いしクロスも簡単に相手にぶつけない

しかし、ザッケローニ監督が一番選手を近くで見ているし
性格、相性も理解できるだろうし
対戦相手とのゲームプランもあるだろうから
ここは彼にお任せするしかない

それを思うと大久保の連呼の我が国のサッカーに関する
報道はいつまでたっても素人相手の芸能ネタ報道に似ている

選手を見る目
監督の思い、イメージするものを想像する力
そうしたものを育てていくことが日本のサッカーの
さらなる進歩につながると思うのだが
いつまでたってもメディアは大騒ぎするだけ

もう少しまともな映像メディアはないものか
専門誌はまずまずだが、商業的なスターシステムに加担する傾向も
見えるので少し割り引いて読まなければならないことも多い


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