パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

真の勝利者は多くの感情を経験したサポーター

2024年11月03日 09時35分04秒 | サッカー

日曜日、どんな話題にしようかと迷ったがお気楽な方にする

昨日のサッカー、ルヴァンカップの決勝戦 グランパス対アルビレックスの試合は
国立競技場に悪天候にもかかわらず6万人以上の観客(サポーター)を集めて行われた
連日テレビ放送される野球に比べてサッカー界は一部のマニアに支えられて寂しい限りだが
この試合、いろいろ思うところがあった

試合は前半グランパスが2点先行したが、2−0の試合ではで負けてるほうが1点入ると
すっかり流れが変わる典型的なゲームで、アディショナルタイムにアルビレックスが
しぶとく同点に持ち込む

延長線でもグランパスが前半先行するが、またもやアルビレックスが同点に持ち込む
結局、PK戦となってグランパス5−4アルビレックスでグランパスの勝ちとなった

この試合は熱戦ではあったが高いレベルの試合ではなかった印象が残った
それは肝心なシュートのまずさ、いつも気になっているゴールの上を通過するものが
相変わらず多かったこと
そして縦に出すパスの質もイマイチだったこと
これは久保の属するラ・リーガの試合を見て比較すると圧倒的に劣っている

日本全体として取り組むべきはシュートの質をあげることで
いつまでもシュートセンスの一言で済ませてはいけないと思う
(もちろん、シュートセンスのあるひとは必要だが)

この試合、真の勝者は会場に出かけたサポーターではないだろうか
特に新潟のサポーターは、120分の間に目まぐるしい感情の揺れを覚えたようだ
グランパスが先行してハーフタイムに入った時、テレビカメラは新潟のサポーターを写した
その中である女性はもう涙を浮かべていた
点が入らないサッカーにおいては2点差は絶望的と思い
新潟の初栄冠を望んで足を運んだことが報われないと思い込んでいるような表情だった

ところが、この試合新潟が頑張ったというよりは勝負の神様は粋な計らいをした
印象としてはグランパスのほうが一日の長がある印象だったが
勝負事としてはサポーターに味方し二度同点に追いつく状況をプレゼントした

この試合を眼の前で応援したアルビレックスのサポーターは
1点返したことで絶望から歓喜へ、しかし時間内に追いつけるかハラハラした気持ち
時間経過がものすごく速く感じる焦り、そして同点で終えたときのホッとした感じ

延長線ではまた1点先行されて失望、絶望感に陥ったと思えば
またもや同点に追いつく喜び
そして勢いは自分たちにあると思う希望
だが、それは叶わなかったという失望感

短い間に行ったり来たりの感情の揺れは、そう滅多に味わうことのできる経験ではない
そしてこの感情の揺れの経験は、最終的には「面白かった」
の一言で総括できるのではないだろうか

負けたのは悔しい
今度勝つためには何が必要かをサポーターの時点でも考える
そして、それは「もう一度こんな感情が揺れ動く経験をしたい」
と実感したのではないだろうか

ということで、本当に幸せだったのは勝ちでランゲラックの有終の美を
実現できたグランパスのサポーター
悔しいけど、めったに味わうことのできない感情の揺れ動く経験をした
アルビレックスのサポーター
それが一番の勝利者だった気がする


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ワールドカップアジア最終予選 対オーストラリア戦

2024年10月16日 09時09分12秒 | サッカー

ワールドカップアジア最終予選 対オーストラリア戦は1−1
2つのゴールが共にオウンゴールという珍しい試合
この試合の後行われたバーレーン対サウジアラビアの試合は
0−0の引き分けで2位・3位のチームが勝点を上乗せできなかったので
首位日本との勝ち点差は5のままだ

昨日の試合、日本は先に失点したが
オーストラリアが勝ちに値する試合をしていたかといえば、そうとは言えない
日本が勝っても妥当な試合経過だったので、最後の最後で神様が微笑んだというところか

日本はスタートダッシュで猛烈な得点をとっていたので
対戦相手は必然的に失点をしない戦い方をする
その方法としてオーストラリアは真ん中を固めるという戦術をとった

サッカーはバスケットと違って、どこからの位置からのシュートでもゴールは1点
シュートの入る確率を考えてみると、シュートはゴールに近いところから撃ったもの
真ん中の位置からのシュートが入りやすい
簡単に得点を重ねるメッシは、左右からのシュートよりも真中付近からの得点が多い
そしてロングシュートよりはミドルレンジとか近い距離からのシュートが多い
つまりは、入るのはこの2つの場所に行けるかどうかが問題となる

この得点の可能性の高い位置に行くのを自分の力で行けるのがメッシ
この位置にいることはいるが、自分の力ではなく味方の適切なパスが必要
とされるのが今の日本の姿

つまりは、真ん中あたりと近くではシュートさせないというのが守りの方法となる
だから昨日のオーストラリアは、三笘や久保に縦に行かせて、センタリングさせても
真ん中はガッチリ固めて、FWに提供するパスは引っかかっていた
またパスが通った場合でも圧倒的な存在感のFWがいれば状況は変わっていたが
残念ながら日本のFWは特別な存在とは言い難い

ところで昨日は中村敬斗の出来が素晴らしかった
三笘と似たようなフェイントから中に切れ込んで速いグラインダーのパスを入れ
オウンゴールを誘ったが、プレーは三笘と似ているようでもちょっと印象が違う
中村のほうが体幹が強そうな感じ
中村はシュートも上手いし、プレーの切れ味もあるので
もう少し時間を与えても良いような気がする

ところで、昨日の一番ラッキーだったのは負けなかったことではなくて
サウジ対バーレーンが引き分けになって、勝ち点差が縮まらなかったこと
どの国も勝つというのは難しいようだ

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卑怯ではなく知恵!

2024年10月13日 08時07分45秒 | サッカー

昨日、サッカーコーチ時代のことを思い出したので
引き続き心に残っていることを取り上げてみる

確かGWの頃、三遠南信のチームが飯田市に集まって競い合う大会があった
三河の代表として我々のチームが参加したのだが
その時に対戦した試合のこと

メンバーが揃わないのはこちらも相手も同じようなもの
勝負に徹し切る事ができるほどのチームではなく
サッカーを楽しむくらいのチーム同士の対戦だった

我がチームのエースは左サイドの前目のポジション
チャンスがあるとすれば彼が作り出すものと思っていた
しかし、何故か生彩がない
対峙する選手は女の子だった

ハーフタイムに彼に声をかけた
「君が相手にする選手は女の子だけど、それで彼女を抜いたり翻弄しても
 それは少しもずるかったり、卑怯ではないよ 弱いところをつく
 人はそれを知恵と呼ぶんだよ」
彼が活躍できなかったのは、弱い女の子を相手に残酷に抜いたりすることは
卑怯な行為と思い込んでいたから!と想像してアドバイスしたのだった

後半、彼は息を吹き返したように活躍をし始めた
左足での低い弾道のシュート、他にもチャンスメイクにも常に関わって
後半は一方的な試合となった
やはり、前半の彼は想像した通りの気持ちだったのだろう
その呪縛がとれて普段の力を発揮できたと思う

でも、勝負に徹しきれない前半の彼の気持ちは、田舎の優しい男の子そのもので
普段通りに活躍できなかったことを批判できるものではない
それよりむしろ優しい心遣いがあったことに、何かしらホッとした

10年以上も前の懐かしい思い出!

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昔、サッカーで感じたこと

2024年10月12日 09時41分43秒 | サッカー

サッカーワールドカップ最終予選は、思いのほか順調に推移して三連勝
普通なら大騒ぎするところだが、放映権の問題で地上波テレビは大騒ぎできないようだ
大谷の活躍はフジテレビと日テレがあまり伝えられないようだが
(例の自宅の暴露報道のため)それでも、それ以外では異様に多く
これで良いのか?と不安を思えないことはない

今日は昔サッカーで考えたことを思い出して書き残してみる
一つは子ども会(小学生)のサッカー大会でのこと
冬になると我々の地区は各子ども会同士でのサッカー大会があった
サッカーに経験のない子も女の子も混じって、サッカーを楽しむのが目的だが
やる以上は勝ちたいのは正直なところ

試合前に数回だけの練習だが、監督を受け持った時に子どもたちに聞いてみた
「サッカーで勝つには相手より一点多ければ勝つという考え方と
  相手よりも失点が一点少なくて勝つという考え方があるけど
 みんなはどっちが良いかな それに合わせて練習をするけど」

この答えは、ほとんど得点をたくさん取って勝ちたいとする子が多かった
女の子で一人失点しない方を選んだ子がいたが
練習はとにかく点を取る、相手のゴールに近づく練習をした

と言っても、数回の練習でうまくいくほど甘くはない
結局、みんながひたすらボールに触れる機会を作って練習した
試合形式の練習では2つのボールで戦い
上手い子ばかりがボールに触れる時間が多くならないようにした
これはみんなが熱くなって、サッカーに馴染みのない女の子が
サッカーにハマるきっかけとなった
(彼女は高校に入ってサッカークラブに入ったらしい)

相手より一点多く取るスタイルは、自分のクラブでもそうだった
後ろから、うじゃうじゃと人が溢れてくるようなそんな超攻撃的なチームで
頻繁にカウンターで失点しても、それを反省する知恵がないので
同じことを繰り返した
そのうちに、前からの攻撃が多いために
相手はカウンターすらできない状況も多くなった

このクラブチームも定期的に他の地区との戦いが設けられた
正式な試合となれば、子どもたちもみんな試合に出たいし、勝ちたい
先発11人にはどうしても外れる子が生まれる
このとき、自分はみんな試合に出たいだろうから、でたい人に手を上げてもらって
じゃんけんで勝った人が出ることにした
チームには先発間違いなし、、と思われる、運動神経のいい子がいたが
彼はじゃんけんで負けてスタメンではなくなった
その時の子どもたちの不安そうな顔
でも仕方がない
そのチームは明らかに一つ不安なポジションが生まれた

試合はその場所から相手の攻撃が始まると想像したが
いざ試合が始まってみると、子どもたちはその不安なポジションを
みんなで緊張感をもってカバーしていた
もし仮に、運動神経のいい子が先発していたら、楽な試合運びはできただろうが
みんなで戦っているという実感はあっただろうか

この試合、最後は途中交代の運動神経のいい子が得点し勝利して
みんな大喜びということになった
そこで自分が不意に思ったのは、どこか不安のあるチーム構成のほうが
チームには緊張感を与えて、結果的にうまくいくかもしれないということ
飛び抜けた子がいると、つい彼に全てを任せてしまうことになってしまい
一人ひとりが少しサボりがちになってしまうのではないかということ

この考え方は想像上のこと
しかし大外れでもないという実感はある

だが、ワールドカップ最終予選のような結果が全ての試合では
不安のあるポジションがあるのは危険極まりない
特に後ろの方は責任重大だから、現在の先発メンバーが怪我をしないことを願う

それにしても、サッカーの報道は少ないな

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ワールドカップ予選 中国戦

2024年09月06日 09時16分31秒 | サッカー

日本7−0中国
ワールドカップ最終予選の初戦
普通なら初戦はお互い慎重に守りを固めて緊張感のあるものになる
Jリーグでも開幕戦は比較的引き分けが多いのはその傾向の現れ

ところが昨日は全くそうはならなかった
点の入りにくいゲームのサッカーは、主審をしているとこんなに点が入ると
一体何点入ったのだろか?と迷うことがある
4点以上は頭の中ではカウントできないかのようになる

気がついたこと2つ
その1、先制点が大きかった
力の差があったとしても、あの時間帯(13分)に入らなかったらもう少し緊張感に
富んだゲームになっていただろう
その2、正確なクロスボールは大事だなということ
久保のコーナーキックも、三笘のヘッドにつながる堂安のクロスも
まさにドンピシャで、日本人はとかく足元のごちゃごちゃするところを
高い技術と言いたがるが、実戦に大いに役立つクソ正確なキックは
あまり評価しない傾向にある
これはもう少し考え直した方が良い

もう一つ、縦に出すパスが通るか通らないかも大きな違いがある
左右に出すパスは誰が出してもそんなに違いはない
だが、楔とか勝負の縦パスは通る人は通るが、通らない人は通らないということが多い
正確に蹴ることができること、パスコースが読まれないこと、タイミングが適切であること
昨日でもいま一歩というシーンは見られた

いずれにせよ、大量得点は後の戦いを考えても良いことだった
中国選手の途中から闘志が萎えていく表情は、それを見せてはいけないぞ!
と伝えたくなるほどだった

大量得点の場合、試合運びやプレイが雑になりやすいが
昨日は情け容赦なくといった気分に溢れていて、良い面が現れすぎていた感じ
結果良ければ全て良しと言いたいところだが、日本は点取り屋がいないことをまたもや実感した
南野が2得点したが、彼はシャドーストライカーだ
本来ならば上田綺世が少なくとも一得点はしないとダメだ
上田は他のプレイに効果的に寄与しているからと大目に見る評価もあるが
あのポジションは結果が全て、少なくとも一点は必要だ

ということで、緊張感のない試合だったが、とりあえず結果が全て
良いスタートになった

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ヨーロッパ人の関心はサッカー・ユーロ選手権

2024年07月15日 09時03分09秒 | サッカー

日本では相変わらず大谷の活躍が盛んに報道される
その圧倒的な多さに世界は野球で回っているかのような錯覚を覚える
(活躍が今日のことか昨日のことかわからない時がある)
だが少なくともヨーロッパのスポーツ世界は全く違う話題で沸騰している
それはサッカーのユーロ選手権で、ワールドカップよりも質が高い戦いが展開される
今朝はスペイン対イングランドの決勝で、結果は2−1でスペインが4度目の優勝

ユーロの放送権を持つのはWOWOWで、自分は加入していないので
一日遅れのYoutubeダイジェストを見るだけになっている
それらを見ると、サッカーが違うスポーツのような印象を覚える
それは確かに戦いだ
スポーツというようなどこか品の良いものではなくて
もっと原始的な勝ち負けに拘る、しかも国をかけての戦いは
観客もハイテンションで、会場にいたならば興奮するだろうなと思われる

相変わらず実感するのはシュート力の違い
日本は以前から指摘しているがシュートが下手だ
ゴールの上を通過するシュートが多すぎる
だが、ヨーロッパ諸国のシュートは少なくとも高さは抑えたシュートになっている
上は何かハプニングがあっても点は入らないが、左右に行ったのもは
誰かにあたって入るということはある

そしてシュートの上手さが影響してゴールキーパーがこれまた上手い
ポジショニングだけでなく、瞬間的な反応などもすごい
これを見るとサッカーで一番人気のポジションがゴールキーパーというのが
わかる気がする

日本のサッカー選手もだいぶレベルアップしてきているが、
圧倒的に欠けているのがゴールキーパーとストライカーだ
どちらも花形のポジションでが、それが育たないところが
日本の社会なのかも知れないと思う
(この2つのポジションの人物像は目立ちたがりや、、との分析がある)

それにしても、スポーツに限らず世界はアメリカだけではない
と知ったほうが良い気もする
最近の世界の動きを見ていると、世界中が脱アメリカの傾向を志向しているようだ

だが日本は相変わらずで不思議なくらい変化のない国
本当にそれで良いのか、、と思えて仕方ない

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北朝鮮戦

2024年03月22日 09時21分08秒 | サッカー

ワールドカップ二次予選の北朝鮮戦
自分は同時刻に行われた大谷さんではなくこちらの方を見た

スタメンに違和感があったが、前半はまずまず
開始早々の田中碧の得点で楽に進められそうな試合展開
個々の戦いも勝っていたし、パスミスを誘ったりして
アジアカップの不調は解消されたかに見えた

もう少し点を取れそうな雰囲気があったが
最後の最後で決めきれない
残酷なほど冷静な点取り屋は日本にはいないようだ
(堂安、あれは決めなきゃ!)

後半の幻の失点シーンからいきなりおかしくなった
明らかに流れは北朝鮮に行った
クリアしても直ぐに拾われ、守りの時間が長くなって
デュエルも相手に有利なものになった

堂安も南野も画面に出てこなくなった
単発的に前田が頑張っていたが、彼はワールドカップのときもそうだったが
点取り用の人間ではなく、守りのため人間のようだ
どうしても最後のプレーが少し雑で、スタメンの違和感というのは
スタメンではアシストする役目の人はいないのではないか
と思われたことだ

流れが傾くということはサッカーの試合にはよくある
ただ、今回は少し情けなかった
アジアカップで日本の弱点は丸裸にされたのだが
それが北朝鮮もそこをついてきた

今後、中東の国は日本と戦う場合は洗練された戦いよりは
こうしたフィジカルを活かした戦いに挑んで来ると思われる
そしてそれは自分が他国の監督であったなら選ぶ戦い方だ

日本には圧倒的な点取り屋が生まれない
韓国ではソン・フンミンのような選手が生まれるが
日本では献身的に動き回る選手はいるが、長い間消えていても
肝心な時に決めるような選手はいない
いないというより、そういう選手は日本では選ばれない(使われない)

このあたりは国民性なんだろうか
日本は一生懸命走り回る選手が好き!
岡崎も中山も巻もそうだった

サッカー選手は一試合のうちにボールに触る時間はとても短い
その短い時間で、誰もが簡単にはなし得ない得点をあげる能力というのは、
もう少し評価されてもいいと思う
願わくば来たボールに合わせるだけでなく
自分でシュートに持っていける選手が出て欲しい

上手い選手より怖い選手
FWにはこれが必要と思う

ところで、26日のアウェイの北朝鮮での試合は中止になったらしい
日本で流行っている感染症を防ぐためにそうしたと報道にあったが
日本で生まれ日本で育った北朝鮮のサッカー選手が
日本人選手と戦えないのはサッカー選手として可愛そうと同情してしまう

昨日の解説に出ていたチョン・テセさんはそういう経歴の人だが
この人、本当にいい人で自分は大好きだった
国の都合で、同じように努力している人たちと戦えないのは
彼らの気持ちを思うと、少し悲しい

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完敗(アジア杯 イラク戦)

2024年01月20日 09時00分17秒 | サッカー

ランキングではなく、勝ったほうが強かった!
という当たり前の事実を再確認せされらたような昨日のアジアカップのイラク戦
明らかに勝ちに値するのはイラクの方だと試合途中から思わざるを得なかった

強さは戦術面、スキル面、体力面、経験、そして気持ちの面が一体となって
現れた結果だが、昨日のイラクは気合が違っていた
それが端的に現れたのがPKかと思われたシーン
一旦主審はPKを選択したが、VARで確認するとイラク選手の足が先に
ボールに触れていてノーファウルとなった

その他にも必死になって右サイドからのセンタリングを防いだシーンがあった
それは執念とも言えるプレーだった
イラク選手は後半、足のつった選手が多くいた
大歓声に煽られて普段の力以上の走りをしたためと思われる

イラクの戦い方は案外シンプルだった
大きく蹴って身長・体重を活かして競り合って、そこでこぼれたボールを奪う
美しくはないが現実的な戦い方で、最初の方は日本の選手は競り負けて後手を踏んでいた

昨日のイラクの戦い方を見て、次の日本の対戦相手はイラクのような戦い方を
選択するだろうと予想する
特に韓国と当たることになったら、韓国はフィジカル的な強さを活かして
美しくはなくても現実的な戦い方をすると思うし、自分が韓国の監督だったら
そのような作戦をとる

日本の選手は失点して焦ってたようだ
前半左サイドで浅野が抜け出した時、彼はシュートを選択したが
あれは右に走っていた伊東にセンタリングすれば得点の可能性は高かっただろう

サッカーは選手同士の相性とか組み合わせとか、監督の好みで戦い方は変わる
個人的には左サイドが南野、トップが浅野では機能するのか不安だったが
前半は彼らの出番は殆どなかった
南野は左サイドを縦に抜いていくタイプではないし
浅野はブロックを作って守っている戦いに長けた選手ではない
現在は力のある選手が多く、誰が出てもそれなりの活躍ができると言われているが
本質的な部分での個性とか選手間の相性は馬鹿にできないと思う

負け試合は犯人探しがされることが多い
選手、監督、プレーの質と選択、気持ちの強さ
それらは厳しく採点される
それらは厳しくても仕方ないことだ
イタリア、スペイン、イングランドなどの主要リーグでは
勝てば天国負ければ地獄のような扱いと評価がなされる
結局、プロの世界とはそう言うものなのだろう

昨日はワールドカップでドイツ・スペインに向った日本の戦いをイラクが行った
と言っていいかもしれない
ランキングではなく「勝ったほうが強かった!」としてふんどしを締め直すことが必要

一試合目は2失点、2試合目も2失点、狂ってしまったリズムとか流れだが
この事態を監督・選手はどう立て直すか、試合結果よりその過程の方が面白いかもしれない



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久しぶりに一回戦突破

2023年12月31日 09時28分15秒 | サッカー

愛知県は野球の県で、ドラゴンズが2年続けて最下位でも
球場の観客は増えているとのこと
テレビ番組もドラゴンズを扱ったレギュラー番組がある

野球はピッチャー以外は体力的にほとんど毎日でも試合ができるし
攻守交代の時にCMが挟めるから
テレビに都合の良いスポーツと言える

野球はその放送量の圧倒的な多さから日本での一番の
スポーツになっているようだ

近所のちびっこも、男3人兄弟の家はみんな野球愛好者
一番上のお兄ちゃんは甲子園に出られる可能性の名古屋の高校に通っている
お母さんによると二番目も同じ道を選びそうらしい

冬になると全国高校サッカー選手権がある
愛知県は出る度に一回戦で敗退していた
この県は運動神経のいい子はみんな野球に行ってしまうから
サッカーで勝ち残るのは難しいのかな、、とも思っていた

先日、今年も一回戦敗退かなと思いつつ
名古屋高校と日章学園との戦いの中継を見ることにした
見始めたのは途中からでスコアは0−1で名古屋高校が負けていた
愛知県のチームはやっぱりこんなものか?と思っていたが
テレビ解説では名古屋高校のロングスローが注目との声があった

すると、いきなりめったに起きないことが目の前で繰り広げられた
ロングスローから名古屋の選手のヘッドで同点に追いついたのだった
最近の高校サッカーはこのロングスローからの攻撃が多い
コーナーキック並みなチャンスの機会となっている
(より体力のあるJリーグではそうしたシーンが少ないのはなぜだろう)

珍しい、、追いついたか
同点になったのは評価できるが、まだ疑いの目で試合を見ていると
思いのほか守りがしっかりしているように見える
ラインが揃っているし、気持ちも集中しているように見える

時々あった攻撃も徐々に押されて守り一方になってきたが
こういうときの守りを破るのは難しい
守れると思い込んだチームはリズムに乗ってやることなすこと上手くいく

結局、80分では決着つかず
勝敗はPKで決めることとなった
こういうときサッカーの神様は、なぜが今まで頑張ってきた選手とか
中心選手に残酷な結果を経験させることが多い

名古屋学園の選手はみんなPKを決めていたが
注目の日章学園のストライカーが止められた
(やはりこうした運命か?)

確かに試合の途中から攻められてはいたが、運とか勝負の流れは
名古屋の方に傾いていた様な気がした

名古屋学園が思いの外現実的な戦い方をしていたと思うが
愛知県人として喜ばしかったのは、一回戦を突破できたこと
何年間も負けてばっかりだったので、PK戦だったとはいえ
結果オーライで見終わったときは少し高揚感があった

ということで愛知県代表の名古屋高校は、今日大晦日に2回戦がある
(相手は北海道の北海高校)
東三河の自分にとって名古屋は純然たる地元ではないけれど
ハラハラしながら応援できる日が長く続けば良いと思う



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背番号の話(なぜか縁起の良い数字があるような、、)

2023年12月13日 09時07分34秒 | サッカー

今日はお気楽な話

大谷がドジャースに移籍することになったが
背番号は素晴らしい結果と思い出を残した「17」が
そのまま使われることになった

プロの世界では験担ぎで背番号に拘る人がどのくらいいるのだろうか

話をサッカーの世界に変えると、背番号で有名な番号は10番だ
10番が特別な番号になったのはワールドカップで3回優勝した
ペレが使っていた番号だったからだ
この番号は日本でも司令塔といった呼び方で中心人物のプレーヤーとして扱われるが
残念ながら日本代表としての10番はあまり良い印象はない
典型的な10番の選手だった中村俊輔はワールドカップに縁のない選手で
肝心な時に輝けなかった

実はサッカー界には個人的には10番以外に良い番号があって
14番は今も昔もとても良い数字の印象がある

現在スペインで破格の活躍を続けるレアル・ソシエダの久保が14番だし
日本代表の中で大活躍を続ける伊東純也も代表時の背番号は14番だ
20年ほど前なら小野伸二がフェイエノールトでヨーロッパリーグで優勝したとき
つけていのは14番だった

この「14」という番号はオランダでは有名な番号で空飛ぶオランダ人といわれた
ヨハン・クライフが使用していた数字だ
だから、その番号をつけることができた時点で相当の期待を背負っていることになるし
少しサッカーを知っている人の中では縁起のいい数字として扱われるのではないだろうか

ということで、14という数字が日本の中でも徐々に重要視されるような気がするが
さて、、

 

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