パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

夏休みの宿題

2023年07月31日 08時49分32秒 | 徒然なるままに

月曜日と木曜日は「あいさつ推進運動」で
近所の小学生達と校門までウォーキング
今は夏休みでそれがないから曜日感覚が曖昧だ

一学期の最終日、校長先生に夏休みの宿題のことを尋ねた
日誌とか自由研究とか工作とか、自分にはそんなものをしていた記憶がある

「宿題はありません」
校長先生の答えはこうだった
すごいな!と思う反面、不安も頭をよぎる
「自分で何をするか決めることになる
  運動するのも、昆虫を捕まえるのも、とにかく自分で決める
 でも実際は家庭の環境が大きき影響します」

「日誌もなし?」
「はい」
一昨年、日誌の勉強を手伝った外国をルーツに持つ子供のことを思い出した
(彼は日誌にわからない部分があるので教えてほしいと電話してきた)
多くの家庭は「宿題なし」は心配が多いだろうと予想した

実は宿題なしは今年のことではなく、去年もそうだったそうだ
親御さんたちは、やはり不安が先にたったが
結果的に最後に出てきた言葉は
「こんなに子どもを怒らなかった時はなかった」だったそうだ
「宿題やった?」
これがどの家庭でも聞かれなくなったというのだ
振り返ってみると、それは大人にとっても子どもにとっても
良かったとの認識に至ったようだ

夏休みの宿題なしは、自分らの校区の小学校だけでなく
今年は更に別の小学校もスタートして、少なくとも3校の生徒は
天国のような夏休みを送ることができる

こうした判断は、校長先生の裁量で決めることができるらしい
最初にこうした判断を下した校長先生は大したものだ、、と思う

それにしても、10時までに宿題を終えて
それから友達と遊んだ自分の小学生の頃
夏はこんなに暑かっただろうか

灼熱の夏、沸騰する地球、、異常すぎる日が続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ごく自然に出る声がけ

2023年07月30日 08時22分29秒 | 徒然なるままに

母はそれがごく自然にできているのに感心してしまう

月に一度、豊橋のお墓の草取りに出かける
そしてその帰りに、丸亀製麺に立ち寄る
食べ終わって店を出るその時、母はいつも
「ごちそうさまでした」
と容器を洗っている人たちに声がけをする

丸亀製麺に限らず、飲食店に行った時はいつもこの言葉が出る
なんか偉いなあ、、と思う
自分も真似しなきゃ!と思うが、気づくのはいつも遅くて
声を出す機会を失っている

しなきゃならないのではなく、自然とこれができるのは
人として素晴らしいと思う

昨日のこと、地域の夏祭りが公民館であった
いろんな催しが計画されていたが、その中にお楽しみ抽選会がある

家庭ごとに抽選券が折り込まれていた
「Tさんのところの、子どもさんにあの抽選券あげておいて
  券は〇〇の引き出しにあるから」
こんな指示を受けていたので、Tさんとこに渡しに行ったのが一昨日

昨日の夏祭りは大賑わいだった
抽選も、食べ物、飲み物を買うにも列になっていた
二人の子供と赤ちゃんと奥さんと一緒に来ていたTさんは
「子どもがふたりとも抽選ができて嬉しそうでした
 ありがとうございました」

これは母に報告しなければ、、、

母はごく自然に暮らしや生活が問題なく過ぎていく
手段を知っているかのようだ
自分のように頭デッカチにあれこれ理屈をいうより
こうしたちょっとした声がけとか、人の喜ぶ行為をする
その実践こそが尊い、、と気付かされる




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑い!(ボケ防止のブログは今のうちに)

2023年07月29日 07時46分12秒 | 徒然なるままに

今日も暑い
2階にいられるのも午前中だけ
毎年、夏になるとこのボケ防止のブログも雑になる
第一、何かを考えるのが面倒だ
裕福な人が避暑地に行く気持ちがわかる

我が家の偉い人が入院してからの日課(家事)は少しづつ日常化している
面倒くさいと思うことも少なくなっている
だが、今朝は失敗をしてしまった
仏様にお経をあげるのを忘れていた(仏様に謝った)

自分は熱心な仏教徒ではない
朝、お経を上げるのは同居人と同じ行為をする
その行為自体に意味を感じているからで
できるだけ多く、その人との思い出を作りたいからだ

蝉の声が聞こえる
朝、窓を開けて空気を入れ替えると室内温度が少し下がる
天気は予報によるとまだまだ暑さが続きそう

蚊帳を吊って寝たり、昼寝をしたあと廊下に並んで座って
スイカの種を飛ばしながら時を過ごした子供の頃
姉や妹が集まると時々この話が出てくる
人が生きているということは、記憶なのかな、、、
とフト思う

退院は日曜日、今まで通りとはいかないが
お話ができるのは幸せなことだ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな木

2023年07月28日 08時55分21秒 | 徒然なるままに

歩く速度は、同年代の人と比べてどうなんだろう
と気になるが、最近は下ばかりを見て歩いているのに気がついた
猫背になっていて自然と地面を見て歩くようになっているのかもしれない

大きな木であることは知っていたが
これほどまでとは思わなかったのが
毎日、お墓参りにいくお寺さんのクスノキ

下ばかり見て歩くのは良くないと考え直して、前を向いて歩いた時
目に入ったのがこれ


単純に、でかい!と驚いた
慣れっこになっているが、こんなに大きいとは感じていなかった
そこでスマホで別の角度から写真を撮ってみた

これなら暑い日中も日陰を作ってくれて涼めるだろう
これだけの太い木、根の張り方も尋常ではないはずだ

これも逞しい
地面の下はどのくらい根を張り巡らしているのだろう

海に浮かんだ氷山は11分の1しか姿を現していないという
木も隠れた部分はきっと半端ないだろう

ところで「大きな木」という言葉で、絵本の「大きな木」を思い出した
あっという間に読み終える事のできる絵本だが、これは大好きな絵本だ
ちびっこと大きな木の長年の付き合いを描いた物語だが
献身的な木は犠牲を求められ体を提供しても
「嬉しかった」とつぶやく
あるとき、木は体のほとんどを失うことになる要求を受ける
このときも木は彼の求めに応じて「嬉しかった」という

「でも、本当かな?」
今までの肯定的なトーンから代わって急にグサリとささる言葉が入る
それは突然の短調への転調のように思える
(何故かジョン・レノンの「ジュリア」を思い出した)

この絵本は子供向けというより大人向けだ
ロマンチックすぎるかもしれないが
こうした絵本がいい本だと広がる社会だったら
世の中はもう少し住みやすい気がする

※大きな木 シュエル・シュルバスタイン作  村上春樹訳
    あすなろ書房【おおきな木】 (asunaroshobo.co.jp)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年07月27日 08時57分00秒 | 徒然なるままに

父は庭にやたらと木を植えたがった
バランスが悪くても植えたい衝動のほうが大きかったようだ

家に2つの庭がある
一つは父が作ったもの

子供の頃は、これら木の下を歩いて遊んだものだった
今思うと、こんなに小さなスペースでよく遊べたものだと思ったりするが
その頃は木もそれほど大きくなっていないし、体も小さかったから遊べたのかもしれない
今は池に水を張っていない
昔は金魚がいて時々水の入れ替えをした(金魚を一旦移し変えてた)
これは家族で昔話を懐かしむ時、いつも出てくる
最近になって、この石組みもなかなかいいな、、と思うようになってきている
ゴツい石が時を越えてずっと存在しうるようで、「枯山水」の精神もわかる気がする

もう一つの庭は自分が庭師さんに依頼した雑木林

ところがバレるので、この角度の写真となるが
庭師さんが忙しくてまだ剪定はしていない

この雑木林の形への好みが同居人と違うので少し困ってしまう
自分はそれなりの高さのある「木」としての存在感が好きで
木漏れ日ができるようになってほしいと思う
しかし、大きくなるすぎるのが嫌いな人は庭師さんに
あまり高くならないように指示して、ある程度の高さで切ってしまう
雑木林のつもりが、まるで植物を植えた花壇の大きなもののように見える
(自分が好きなのは木漏れ日のできる高さの木なのに)

庭を見ていると自然の移り変わりが感じられる
今どきは一気に葉っぱが伸びて葉の色も濃くなる
草も勢いよく自己主張をし始める
セミはなぜだか止まって鳴いたと思うとすぐに場所を移動する
あと半月もすれば虫の声も聞こえるようになる

朝夕の水やりは一番の庭を見る時間帯
と同時に、お隣さんと会話したりして交流するきっかけも作ってくれる

夏は暑すぎるから葉っぱもダメージを受けているのがわかる
それにしてもこの暑さ、もう少しなんとかならないかな、、

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家事に関わる時間

2023年07月26日 09時25分42秒 | あれこれ考えること

起床した後、仏壇と床の間の花の水を変えて
近くのお墓に線香をあげに行って、花の水を変える
家に帰ると湯を沸かして、その間に庭の水やりをして
それが済むと仏壇に般若心経を唱えてお参り

それからは朝食(味噌汁と納豆とトマトとヨーグルト)
食べ終わると食器を水につけておき、洗濯にかかる
全自動洗濯機に液体洗剤と柔軟剤を入れて
お風呂の水を利用のボタンを押してスタート、時間は44分ほど

洗濯の合間に部屋に掃除機をかける
終わると、水につけておいた食器を洗って乾かしておく

一段落が着いた頃、やっとコーヒータイム
ミルで(今はブラジルの)豆を挽いて、何故か急いで飲む
すぐにカップを洗い、いつもの場所に置く

テレビを見てると洗濯が終わった合図が聞こえる
ハンガーや幾つかのピンのある物干しグッズに
上着・下着・靴下などふさわしいものにかけて
日の当たる場所や屋根のある場所に干す

今度はお風呂掃除、お風呂用洗剤を使ってスポンジでこする
一通り済むとシャワーで流し、縁についた水を拭き取る

こうしたことで要した時間は約二時間半
面倒だな、、と思いつ、次はどうすれば楽にできるかを考えていた

女性の仕事と勝手に思い込んでいた家事は
案外面倒なものだと実感する
分業していると言いながら、実は面倒なことは任せていた

家事を面倒と思わないためには、どうしたら楽できるかとか
段取りをどうしたら速やかにできるか、と考えたりすることが良いかもしれない
面倒なことというより、実はこうした時間が人間が生活するという実態なのだなどと
無理やり思うことにすれば、それなりに面倒ではなくなりそうな気がする
(気がするレベルの話だが)

人はやることがないと不安になったり時間つぶしに苦労するらしい
かと言って、面倒そうなことはしたくないという相反する気持ちを持つ

日常の業務はそれ自体を楽しむみたいな方が良いかもしれない
簡単にそう思えるようになるとは思わないが
そう思ったほうが何かと楽な気がする

これらはある事情で家事に関わる時間が増えて思ったこと
人は充実した時間ばかりで生きているのではなくて
ルーティンのような時間のほうがずっと多い
その長い時間をイラついて行うよりは、慣れてしまうか
楽しむ気持ちに切り替えることが良さそうだ
(しかし、それができるかは別問題)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みんな苦しいものを抱えている

2023年07月25日 07時46分17秒 | あれこれ考えること

人は皆、心に苦しいことを抱えている
これでもか!というほど辛いことが続いている
生きていると、こういうことがしばしばある
でも、わかっていることはそれが自分だけではないということ
眠れない日が続いても、それは必要な時間なのだと思うことにする

ついには睡眠欲求のほうが強くなるまでの我慢だ
自分が自分になった35歳位の時の濃密な時間の経過
(やることなすことが上手くいかず、ひたすら苦しかった時間)
考えようによっては、それこそが生きている時間なのかもしれない

内的な時間経過は物理的な時間経過とは違う
人間にとっては内的時間こそが、どんなにつらくても生きているということ
仕方ない、とことん付き合うとするか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随分印象が変わるものだ(藤澤五月さん)

2023年07月24日 08時33分53秒 | 徒然なるままに

面白い絵(イラスト)を見た
男と女がそれぞれ全身の写る鏡の前に立っている
実際の体形は男は太り気味、女は普通の体格だ
ところが鏡に写った像は、男はスッキリした普通の姿
女は太り味の像が写っている
この絵の意味するところは、それぞれの男女の目には
このように見えている、、というところと想像した

だからこそ、女性は太っていなくても
いつもダイエットに励むものらしい
ただ女性が好む体形と、男が女性にあってほしい体形は
どうも違うようで、男はぽっちゃり系でも全然構わないが
(少なくとも自分は)
女性は男の目より同性の目の方が気になるらしい(?)

今朝、一斉にメディアでカーリングの藤澤五月さんが
まるで別人のようにムキムキのボディと
顔まで変わってしまった映像が報じられた

ボディメイクコンテストのためにダイエットして、更に鍛えて
エントリーしたようだが顔の印象が違う
化粧もいつものようなうっすらというより
気合の入った濃いめの、気の強そうな女に見えそうな雰囲気

変われば変わるものだ、、と驚く
服の下に隠れていた元々あった筋肉の凄さが
こうして初めて明らかにされただけかもしれない
(でなければ、たった2ヶ月であんなムキムキにならない)

でもなあ、本人の美意識とかありたい姿はこうでも
赤の他人からすれば、、前のおっとりほんわかしてる雰囲気が
良かったのに、、と無責任に思う

しかし、ここまでなるにはかなり厳しいダイエット
筋トレが行われたとのこと
一流のアスリートの意志の力と目標達成の能力は本当にすごい

でもなあ、、どっちかというと、、、

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子ワールドカップ 初戦は圧勝したが

2023年07月23日 09時21分49秒 | サッカー

サッカーワールドカップ女子はオーストラリアとニュージーランドで行われている
なでしこは昨日アフリカのザンビアと対戦 5−0で大勝した
FIFAランキングが日本は11位 ザンビアは77位
アフリカ勢は身体能力が高いので一対一の勝負の形になると心配だが
昨日はその状況は殆どなかった

女子のワールドカップサッカーの放映が決まっていなかったのは日本だけ(?)
との報道もあったが、最後になってNHKが放送することになり
幸先の良い試合の放送はNHKもホッとしただろう

女子のサッカーが人気がないのは少しわかる
男子と比べてスピードとかボディコンタクトに迫力がない(仕方ないが)
その代わり繋ぐプレーは丁寧な感じ


昔、少年サッカーのコーチをしていた時、中学の子たちと
女子サッカー(シロキ工業の補欠チーム)と親善試合をしたことがあった
中学生ともなると女性とコンタクトしそうなので、恥ずかしがって積極的にできない

その試合で指示したのは「走りっこの状況になるようにした方がいい」だった
足元のパスではなく、スペースへのパス、そうすれば恥ずかしいコンタクトもなく
サッカーができると踏んだからだ

記憶が薄れているが、最初はまずまずだったように思う
相手を走らすことはできていた
しかし時間とともにそれが効かなくなった
相手はボール回しでスキをついて得点
結局、中学生チームは負けたが、この試合の印象が女子サッカーだ

男女平等というものの、男性がやったほうが面白く見栄えするものがある
同様に女性がやったほうが違和感なく見られるのもある
何でもかんでも同じにするのは、、やはり難しい
それでも男子と同じことをしたいと希望する女性はずっと生まれ続けるだろう
それは仕方ない
だが、それが多くの人に見られるか、、、は難しい

日本人は熱しやすく冷めやすいから、適度にスター選手を作って祭り上げていけば
それなりに瞬間的な人気はでるかもしれない
優勝した時は、澤穂希がスーパースターだった
だが隠れたところで(隠れていない?)坂口とか宮間とか鮫島とか近賀とか熊谷など
本当に粒が揃っていた

初戦で大勝したからもう少し注目が集まるかもしれない
次はコスタリカ戦(37位)
その後でスペイン(6位)
全く偶然にもこの二試合は男子のワールドカップと同じ順序だ

次勝てばトーナメント戦に行けると思われるが
それまでに日本は少しは騒いでいるだろうか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

覚悟はしていても、、、

2023年07月22日 09時19分02秒 | ダイアリー

ついに行く道とはかねてききしかど、昨日今日とは思はざりしを

在原業平のこの歌が現実に迫ってきている
覚悟は決めていても、簡単に割り切れるものではない

彼女にいつも聞きたいことがあった
幸せだったか?ということ
前には「楽しかった」と言った
自分も今のところ決して運がいいとは言えないかもしれないが
「面白かった」と言いたいと思う

時は戻って来ない
諦めて、運命を受け入れて時の魔法に頼るしかない
でも今は恐怖のほうが先で、やってくる未来を受け入れがたい
僕はちゃんとできていたのだろうか?
祖父や祖母や父に文句を言われないようにできていたのだろうか?

独り言でも、こうして出さないと苦しくて仕方ない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする