いつまでも気になっていることがある
それは自分だけがわからないのか、それともみんながわからないのか
どっちなんだろうと思われる事柄だ
それは一度だけでなく、二度耳にした
しかし、自分はその内容が理解できなかった
気になるが自分が理解できない問題とは
新城市長が南部企業団地の産廃施設から悪臭の出ている現場に出かけない理由だ
市長は昨年9月議会で、現地に行かないのは自分なりの考えがあるが
その理由をお話する、、という答弁をしている
そして、確かに何かを話した
ところが、それがどういう意味なのかわからなかった
部分的に記憶に残っているフレーズはあるが、それが行かない理由と
どうつながっているかが自分にはわからなかった
気になって仕方ないから市議会の議事録がアップされてから
読み直して理解しようと思ったが、時間が過ぎてやっと今読み返すことができた
しかし、やっぱりわからない
少なくとも人に説明できるほどその内容を理解しているとは言い難い
これは自分が理解しようとする気がなくて、最初から批判的なモードに
なっているせいかもしれないと考えて、この議事録をコピーして
何人かの知り合いに見せて市長の言わんとする事は何か尋ねてみた
その議事録を以下に紹介すると(議事録は山口議員の質問から始まる)--------------------------------------------------------------------
◯山口洋一議員
それぞれ事業主、それぞれのラインの中での臭気の問題等があるわけでありますが、特に八名の企業団地についての問題等につきましては、6月の定例会で議員から、市長は現地に行かれたのかという御質問をさせていただきました。まだ、市長、ちょっと行っていませんよという御答弁をいただいたとこでありますが、その後、市長、現地に赴かれ、現場を確認されたのかどうか、お伺いしたいと思います。
◯穂積亮次市長
私は、もちろん個人的にあそこの場所を通るときがあったり、別業務で通るときがありますし、そのときには気をつけておりますが、6月議会でお尋ねがあったのは、住民の皆さんから苦情等があった場合に、市長としてそこに出向いてその皆さんと一緒に臭い等々を確認することがあるかというお尋ねだったと思います。
それに対し、私は自分なりの考えがあってそういう行動はとっておりませんと申し上げました。今現在もそれは変わっておりません。
それを申し述べてもよろしいでしょうか。
〔「市長、よろしければ」と呼ぶ者あり〕
◯穂積亮次市長
はい。私は、自分が市長といたしまして、自分がどういう行動をとるか、また行動をとらないか。それによって、市の政治的意思を表明する、伝える局面があると思っております。
端的に申し上げて、当該企業の南部企業団地への進出並びに操業について、私は市長としてまだ政治的に認めておりません。既に、平成24年5月に当該企業より南部企業団地への進出の打診があった際に、市長名において当該団地は製造業並びに物流業の集積拠点として考えている関係上、当該産業廃棄物関係は望ましくないので同意しかねるという回答を差し上げております。
以来、市の基本的な立脚点というのはそこから変わっておりませんが、その後当該企業が競売によって土地を入手され、県に申請をされるという動きを始められました。そのときに、私どもは市の条例をつくらせていただきました。その市の条例の適用には残念ながらならなかったわけでありますが、当該企業の社長さんには、この市の条例の精神を順守してほしいということを申し入れ、当該企業の社長さんもそれを承諾をされまして、以後の交渉が続いてまいりました。
条例の基本的な精神というのはどういうことかと申し上げると、法の照らす要件とは別途に新城市並びに関係地域との信頼関係を築く必要があるということ、そのために住民説明をしていただく必要があること、そして、合意に達した場合には、環境保全協定等を締結すること、また合意に至らない場合には、市があっせんをしたり、あっせんに関する考え方を表明したりすることがあるということ、こういうことが条例にうたわれております。
今回の場合には、この条例の適用外ですので、当該企業は愛知県の許可を得れば法的には操業できるわけですし、関係地域の説明も、また市の同意も義務としては入っておりませんが、事柄の性質に照らして、私どもはこの条例に沿った行動をしていただくように求めてまいりましたが、その後、残念ながらそうした住民説明が行われることなく、また環境保全協定等も結ばれることなく、今日に至っております。
そして、県の許可が出ましたので、いわゆる合法的、法的に、あるいは実態としては当該企業は操業されておられますし、それを市としては環境基準に照らして、今部長が申し上げたような対応をしております。
私は、この問題で細谷でやられているときも、何度かいろんな方から問われたんですが、私自身は、当該企業はいい企業か悪い企業かとか、その臭いが許容できるかできないかということの判断でしているのではなくて、南部企業団地はあくまでも製造業、物流業の集積として市として考えていた以上、その立場からこれは受け入れられないという立場は一貫しているということを申し上げてきたわけであります。
そして、それは今も、今も政治的には変わっておりません。もしも、これについて今後、例えばどうしても許容できない、あるいは県に何らかの市としての働きかけをしなければならないような状況になった場合、あるいは関係地域の住民の皆さんと当該企業との間に新しい何らかの信頼関係ができて、何らかの協定等々に至るような場合、いろんな局面があろうと思いますけれども、その実態面で、条例の精神に即したような方向、あるいはそれに重大な瑕疵があるので、それについて愛知県等に市として申し上げなければならないような事態が、当然あり得るだろうと思います、両面において、可能性として。
ですので、現在のところ、私としては、市としては平成24年の5月の立場以来、基本的には変わっておらず、市の条例の精神の履行を求めてきたけれども、まだ残念ながらそこまでは至っていない。そういう立場から、市長としてどうこうということは、当該企業の存在を認めるという状況ではないということであります。
しかしながら、実態としては操業しておりますので、それについて環境関係の職員、あるいは地域の職員が積極的に地域の住民の皆さんの苦情を聞いたり、あるいはそれに沿って関係企業に改善を求めたりすることはこれからも全力でやっていきたいと考えておりますし、そのように指示するつもりでございます。
そういう観点から、私としては現在のところ、先ほどの答え以上のところ、出ておりません。
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この議事録を読まされたかわいそうな知り合いは、部分部分は当たり前といえば当たり前だが
いろんな解釈をして自分に言葉を返した
だが、彼らが感じた全体を通しての印象は驚くほど共通していた
それは「逃げている」「自分には関係のないこと」として発言しているということだ
ある人は安倍さんののらりくらりの発言のよう、論点を暈して、、、と言い
別のある人は県が決めたことだから自分には責任は無い、、、と言ってるようだと口にした
自分がわざわざ面倒なことに今更首を突っ込みたくない、、、と解釈した人もいた
でも肝心な「行かない理由は何か?」といえば
ある人は、そのことには答えていないと言い
ある人は 、聞いた人が独自に判断するように言っているのでは、、、と
どうもバラバラだ
また「現地に行くことは認めること」で、
一旦認めると何かを市長はしなければいけなくなる、
それをしたくないから避けて行かないようにしているのでは
と想像した人もいた
この様に文字に起こして時間をかけて読んでも、その理解の仕方は
千差万別なのだから、この答弁がなされた議場では即時に
言わんとすることが理解できた人がどれだけいたのか疑問に
思わざるをえない
だから意地悪な自分は、この市長の答弁を
例えば総務部長とか環境課の担当者に
具体的にはどういうことか誰にでも分かるように
説明して欲しいと思ったものだ
(それを行ったとしても、果たして彼らも充分な説明ができただろうか?)
上に立つ人は、わかりやすいことばで、わかりやすく言うのが
本来すべき行動なのだが、何故か新城市ではそれが行われていない
分かりやすく言えないのはキャラクターのせいなのか
それとも別の理由があってのことなのか、、、さて