サッカー2012ユーロまっただ中
WOWOWに加入していないのでTBS(こちらはCBC)で
眠い目をこすりながら、と言うより
夜中に目覚めたら一応テレビをつけてやってたら観る
と言う状態が続いている
確かにレベルが高い
中堅どころのチームのクォリティも半端じゃない
デンマークもオランダに勝つのは当然
クロアチアも渋い
ところでどうしても日本が戦ったらどうなんだろう?
と考えてしまうが
気になるのは必要な技術について
フランスの最近の強さは距離感がいいとか
スペインのパスワークは相変わらず素晴らしいとか
そうしたことを日本も身につけるべきとなるのだろうが
その前にやっておくことは随分と有りそうだ
フランスの距離感、スペインのパスワークの前提に
個人個人のドリブル・ボールキープ力がある
しかも相手がいる上で!
ここのところをクリアして行かないで
単にパスワークだけでボールを前に運ぶのだとしたら
ちょっと違うものにならないか
ユーロに出るような選手は
戦える現実的な技術を持っている
ボールを取られない持ち方
特にスペイン、オランダにみられる相手がいてもパスを通す技術
そして枠にシュートを飛ばす技術
これらの技術は実は彼らが実戦の上で身に着けたもの
ところが日本の選手は
到達点を頭で理解して戦術的な面だけ身につけようとする
ヨーロッパは必要とする技術・戦術をサッカーの歴史・流れから
生み出されたもの
しかし、日本は最初から答えがあってそこに如何に効率良く達するか
早く効果的なチーム作りができるかに終始している(ように思える)
わかりやすい言い方をすれば
身にしみてその技術を必要と感じる時間を惜しんで
結果だけを求めている
それは攻略本を読んで早くクリアしたがるゲームに通じるし
経済・政治においても同様なことが言えそう
確かに効率は良くないかもしれないが
将来の伸びしろを考えたら、
もう少し実戦的な考え方も個々が持てるようにならないと
ということで、選手のある時期には
徹底的にストリートサッカーを行う(綺麗なサッカーではなくて)
そこでドリブル・ボールの持ち方を身につける
インステップキックでふかさない訓練をする
(新聞で読んだが、釜本氏は踏み込みをボールの横ではなく前15センチにしたとか
これはエウゼビオを見て気がついて身につけるべく練習したとあった)
そしてパスは相手が邪魔をしてくる前提で如何に正確に味方に送れるか練習を行う
サッカーでは野球におけるノックのような一方的な練習は
あまり現実的ではない
相手は常に自分の好き勝手にさせないように動く
それでも何とかするというのが大事なのであって
そこれでこそ技術とも言えるし、効果的な戦術とも言えるのではないか
上手くまとまらなかったが、言いたいことは
結果を導くに至った道のりをあえて体験することにより
その結果そのものを深くできるのではないか
ということ
攻略本のお勉強では、たかが知れている、ということ