季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

暮らしの中で学ぶパン作り

2008-06-18 08:48:18 | 食べ物 Eat
パン生地が発酵して膨らんだところ。
見るからに美味しそう。
柔らかく、ハリとコシがあって豊かな感じだ。

       

これを分割して丸め、延ばして形を作る。
布巾をかけてもう一度発酵させる。
膨らんだら包丁で切れ目を入れて、霧吹きで水をかけて
オーブンで焼く。

       

焼けた!ちょっと焦げた。時間が長かった。
でも美味しそう!すぐ食べるより、ちょっと置いてからの方が味がなじんで美味しい。
朝食べたらやっぱり美味しかった。
味に深みとふくらみがある。やっぱりこのパンが好きだ。
お腹も一杯になる。

       

パン焼きを習った事はない。
母がいつもしていたから覚えた。
作り方や生地を延ばすタイミング、扱い方、いろんな細かいことまで
暮らしの中で身に付けてきた。
別に教えられたわけじゃないけど自然に。ちょこちょこ見て、たまに触って。
頭で本から習っていないので、体で動く事ができる。
パン生地の声が聞こえる。
「もうちょと発酵させて!」「寒いよ~!」
「延ばすのにいいタイミング!く~っ、延びる~!」「ゲ!発酵しすぎたじゃん!」など。
その対話が面白い。
数字に縛られてないし、いろんな所で調節が効くので食べられないと言うような失敗がない。

これは一種の特技で能力だと思う。
教育ってそんなやり方もあるのかも。
毎日の繰り返しの中で身に付ける。
たのしい美味しい経験を通して、体の奥深くまでしっかりと行き渡らせる。

暮らしの中で意義のある教育。その人の人生を豊かにするもの。
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