季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

手ぬぐいがマイブーム

2008-08-10 09:57:12 | 手仕事 Handicraft
今のマイブームは「手ぬぐい」。
作るのも使うのもはまっています。

以前から興味はあって、美しい絵柄の物を集めたり
なんとか暮らしに活かそうとしてみた。
でもなんだかうまく行かずたんすの肥やしに。

それが友人から貰った一つの手ぬぐいがきっかけで
便利さと魅力を発見。
今までのと違う重要な所が一つ。
それは端を始末してある。と言う所。

手ぬぐいは切りっぱなしが基本らしい。
永い年月をかけて、その姿なんだから意味はあるんだと思う。
でも現代で使おうと思ったら、あの端からひらひら出ている糸はなんとも格好悪い。
端を始末する、それだけで首に巻いてもバッグに入れても頭に巻いても気にならずに容易に使える。
使ってみて最近認識したのはその吸水性。タオルにもひけをとりません。
織り地なのに。
汗取りに運動の時や家事の時に首にタオルをよく巻いていたけど
夏はタオルは暑い。手ぬぐいはちょうど良いです。
首・肩を布で覆う事で、部屋に冷房をかけたときにも冷えにくく肩も凝りにくい。
そして洗ったらすぐに乾きます。


カラフル手ぬぐいを作るには、まず反物で手ぬぐい生地を買う。
10mで1680円(田中直染料店)10枚取れるから一枚に付き168円だ。この値段も魅力。ハンドワーククラブでしようと思ったら、絹のスカーフじゃ高すぎる。気にしないでどんどん遊べて、普段にどんどん使えるもの。だからいい。

端は木綿のミシン糸でジグザクステッチで始末する。細かめに縫うといい。
二つ折り、三つ折りなどいろいろやってみたけど、たぶんこれが一番簡単ですっきりと作れて使える。

        

染色はリアック染料と言うのを使っています。
草木染めはイメージはいいけど、木綿を染めるのは大変だし染まりにくい。
退色や変色もある。
時間や堅牢度や値段も考えて、今はこれをする事にしています。
まずやってみること。チャレンジ!

基本色の溶液を作って、それをフィルムケースで混色して行く。
この作業が面白い。まだ今は手探りの色作り。でもどんな風に出るのかワクワク。
濃度も調整しながら作っていく。
目も手も頭もいそがしいよ。

       

それにダッシュソーダというアルカリ性の溶液をピペットで量を測って加える。
加えたら5分以内に作業をしないと染まらない。反応が早いので。
これが今のところ難点。
色を作ったらその都度使い切らないといけない。手間がかかる。
それとダッシュソーダはアルカリがきついらしく、患者さんに任せて出来ない所も考えどころ。
染めたら20分置く。

         

この染め方は「折り染め」。手仕事を仕事として意識し始めた頃、障子紙を染めるのにこのやり方を使った。折り染めには「折る」「染める」「広げる」「使う」というたくさんの魅力がある。特に染めて広げる時のドキドキ感は特別。
紙だと封筒にしたりブックカバーにしたりするくらいだったけど、布だとまた利用範囲が広がる。

模様の作り方はまだ試し段階。
ちょっと分かってきた。水の含ませ方や染液への浸し方など。
今はこの手前のが気に入っています。
嫌だと思ったものは上から何回染めてもやっぱり気に入らない。
たぶん私は透明感があって明るく薄めの色彩が好き。
濃い色にたじろぐ。

       
 
折り染めだけでもまだ深めたいけど、絞り染めや出来たら型染めもやってみたい。
手ぬぐい一つでこれはかなり遊べるぞ!
Comments (2)
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