季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

節分

2009-02-03 21:26:52 | 季節 Season
節分。立春の前の日。

巻き寿司を恵方に向かって無言で一本丸ごと食べるのは
関西の風習だと聞いた。

これは私が子どもの頃はなかった。
でも面白いから毎年やっている。

さすがに大きな物は一人一本はきついので、細い物にした。

今年の恵方は東北東らしい。

皆で一方を向いて黙って食べる。
それが長い。「おいしい!」とか「多くて食べられない!」とか、言いたいけど
我慢する。
それがおかしくて、子どもが小さい時は笑って笑って食べられないほど。
意識していないけど、いつもたくさん話しながら食べているんだな、と思う。

面白いから風習となって続いて広がって残っているんだろう。
始めは海苔やさんが考えたらしいけど。

ヒイラギにイワシの頭を刺して玄関の前に飾る。
いつもは魚売り場にヒイラギも置いてくれているんだけど、今年は見つからなかった。不況のせいか?こんなところにまでか?
もちろん家の近くにはヒイラギの木はない。
ちょうど貰ったベイリーフの枝があるので刺してみる。
とげとげがないけど、どうかな?
鬼はこれで退散してくれるのだろうか?
なんだか神聖な感じがする。
しないよりはまし。
とにかくこれで今年は家を守ってもらおう。

       


豆をまき、年の数だけ食べる。
80歳で80粒とかきついだろうな。分けて食べないとな。

それより、今日も危なかったけど
子ども達はなんだかんだで忙しくなり、一緒に食べたり豆をまいたりするのは
あと数回かも。

そう思うと今年の一回も愛おしく思える。
子どもと夫が帰ってくるのを待つ間、もし一人だったら黙って寿司を食べても面白くないし、豆をまくのもつまらないな、と思った。
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