降って湧いた

到来物が豊か。

この前は殻付きの岩牡蠣をたくさんいただいて、レモンをかけておいしく頂いた所なのに、
今日は鹿肉だ。偶然。家に来た。もらい物グルメ。
何でも丹波の山では鹿が増えて山を守るために鹿を捕って食べるようにしているらしく、そのおこぼれだ。

早速ステーキにして食べてみる。
肌理の細かい柔らかい赤肉だ。モモらしい。

　　　　　　　

全然臭くないです。癖もない。
柔らかい。美味しい！
味が濃い。
牛肉より美味しいとの我が家での評判です。
買ったらどれ位するのか知らないけど、また手に入ったら食べたい。

いつも月曜日は物を貰う日なんだけど、
ハンドワーククラブでまた山幸彦にめずらしい物を貰った。
石だ。「何だと思いますか？」と聞かれた。
う～ん、って考えて「流紋岩ですか？」と言ったら、そういう意味じゃなかったらしい。

　　　　　　　

彼曰く、石器だって。場所は明かせないけど掘って見つけたらしい。
「木の実なんかをつぶすのに使うんです。」と言われて持ってみたらなんと！

　　　　　　　

持ちやすい！手にしっくり来る具合がただ事ではない。
職人が作った道具のようにそれぞれの指の置き位置までぴったりはまっている。

　　　　　　　

半信半疑だった「石器」説が俄然真実味を帯びてきた。
ほんとにそうかもしれない。
ほんとだったらただ事ではないんだろうけど
とにかく偶然にしてもこれはただの石ではなく、道具だ。

台所に置いて何かの折には使ってみようと思う。

到来物、降って湧いてくるもの達で我が家は豊かだ。
この寒いニュースで満ち満ちている今のご時勢に。