季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

This is It.

2009-11-03 23:48:22 | 暮らし Daily life
どうしても行きたかった。
なんとか予約席を取って行った映画館。
マイケルジャクソンのThis is Itを観に。

マイケルがなくなってからのにわかファンだけど
興味は深まるばかり。
まあ意識してファンでなくても、この時代にこの世に生きていれば
自然と何百回も耳に入ってくる彼の歌。そしてうわさ。

完全主義と言われる彼の事だから、こういう形で世界中に舞台が発信されると言うのはある意味不本意だろうなあと、しみじみと思いながら観る。
衣装は普段着だし(それにしても、それでもかなりデコラティブ)歌はウォームアップだし踊りもさっと流し。
それでも、それでもすごかった。
マイケル。心配してたけど元気でした。50歳とは思えない。
あれはタダのライブではなくて、世界トップレベルの一大エンターテインメントだ。
ダンサーは世界中から集まっているし、舞台の仕掛けは大掛かりだし
中で上映される映像はそれぞれが映画のよう。
衣装だって観たかったな。すごい仕掛けみたいだった。

あんなに大掛かりな舞台を作るのは一方ならぬエネルギーがいるだろうに
観ていて彼が一番たくさん言っていた言葉は
God bless you と I love you だ。
まああれは編集してる映画だけど、それでもイライラしたり威張ったりしないで
やさしく謙虚に自分の思いを伝えて大きな作品を創り上げて行こうとする姿が印象的だった。
ものすごい実力とパワーと才能。

彼は世界で始めて歌によって世界を変えようとした人だ。
We are the world.が印象深い。

その他にも Man in a Mirror では 「世界を変えようと思ったら鏡の中の彼(自分)から変えて行こう」と言い
Heal the world では 「この世をより良いものにしよう。僕にとっても君にとっても、そして人類みんなにとっても」と言っている。

彼の中の健康な活き活きとした部分だと思う。
自分の外の悪い所を非難して変われと言うんじゃなくて、あくまでも自分から始めようとする姿勢が。

私もそう思っている。共感できるなあ。
(まあでもあの人があんなに見かけが変わっちゃったのは不思議だけど。)


上映期間がハロウィンを挟んでいるのも偶然ではないだろう。
スリラーのように彼は墓から這い出して現れたのだ。

彼なりの復活。

King of Pop. 永遠なれ。





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