季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

「がんばる」ボタン

2010-12-04 21:31:12 | 心と体 Mind&Body
私は経済に疎い。まったくと言っていいほど。
それでも暮らしに関係あるのでわかったらいいな、とは思っている。
それでこの前新聞に「どうして今円高なの?」と言う特集があったので読んだ。
そうしたら。

日本人は勤勉で良く働き、優れた製品を作るので信頼されている。それで世界中の人が「円」を買うために円が高くなっている。

んだって。
それで円高で物が売れなくなっている。外国の人からしたら商品が高いから。
それで経済が悪くなっている。

売れないから作れないから失業者が増える。日本で作ったら人件費が高いから外国でものを作るようになって日本人はものを作らなくなってきている。

なんてこった!
まじめで頑張ったからこんな事になってるの?
(たぶんそんな単純な問題じゃないんだと思うけど、遠からずと思う。)

そんな時に音楽チャンネルで見た最近リリースされたケツメイシの曲「闘え!サラリーマン」のPVを見た。
ほんとに今?80年代じゃないの?だってミラーボールから始まるしこんなに飲んで憂さを晴らすのってバブルの頃だけかと思ってた。

クリニックの院長講義で聞いた話だと、アルコール依存症のそもそもの始まりはイギリスの産業革命の頃らしい。工場で大量に効率良く製品を作るために、労働者にアルコールを与えた。そうしたら疲れを忘れてもっと働けるから。
日本の経済復興やバブルのときもそうだ。酒で憂さを晴らし、すべてを忘れることで限界を超えて働くことが出来る。
その上経営者にとって好都合なのは、年を重ねると給料を上げないといけないけどアルコールを飲み続けると長い間働けなくなるので早くやめさせることが出来る。
常に若い安い労働力が手元にあるのだ。

バブルの時期に接待で飲むことで仕事を取ることを続けて、今アルコール症で大変なことになっている人がいるのを私は知っている。

そう思うとこのまま日本人が今唯一つ持っている「がんばる」ボタンを押し続けてると、もっと悪化するんじゃないかなあと思ったりする。
やっぱりこれからは、「のん気」か。

でも信用されなくなる。ってのは許されないんだろうなあ日本人の気質としては。
日本の「底つき」っていつだろう。バブル崩壊の時じゃなかったのか?これからなのか?今?

そもそも「がんばる」ボタンってずっと日本人が元から持っていたものかな?
違うかも。それも日本史と世界史に疎い私にはわからない。

なんて考えているこの頃です。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする