季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ほんとの姿。

2010-12-06 21:09:00 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

この前、結構主張したので反応はどうかな?と思ったら、何の事はない普通にみんな来ました。
相変わらずの楽しい時間が過ぎる。

午前中活動している所は和室です。休憩だけするわ!と言って寝ている人もいる。
彼は午後の活動場所であるみんなのリビングルームにも一緒に来てソファで寝るのだ。
なんだか人がいるほうが安心して寝られるらしい。騒がしいのに。ずーっと寝てて終わる頃に起きて「あー!良く寝たわ!!」って言ってスッキリして帰る。

フェルトのクッションを4分割して作るやり方がうまく行っている。
これ、ミシンでうまく繋げたらかっこいいのが出来そう。

ずっとやってなかった一閑張りがふとした拍子に始まった。
家にある大量の読み終えた週間漫画雑誌の好きな作品を切って籠に張って小物を作るってのを考え付いた。それが思ったよりかっこいいんです。私も欲しいくらい。
すばらしい世界を代表する漫画文化を持つ日本。やっぱりすごい!

この前の土曜日に道具を全部見直して片付けたので作業が進みやすい。
この大切な仕事の日のために昨日は十分に休みを取って力を貯めていたので、それも良かったかも。

調子の悪い人もまあまあの人も、それぞれの形で参加して作りたいものを作っている。
縫い物が不得意だと言っていた彼女がひざ掛けの毛糸がくっつかなかった分を糸で留めている。その姿がとても美しいと思ってそう言った。
それが彼女はうれしいって。
私はものを作っている人を見るのが好きだ。その人の存在と作っている対象とその関わりが素敵なハーモニーになって輝いている。心が静かで作品の美しさや作ることの喜びに満ちています。
カメラを忘れた。撮りたかったな。

それでも時々私は「物質的に見えている姿と違う姿を見ているのかもしれない。」と思うことがある。だから見たとおりには写らないかも。
作っている人がとても美しくまたはかっこ良く見えるのもそうかもしれないし、今日も一人のメンバーが「俺、女の子に避けられてるみたいやねんけど、見た目怖いかなあ。」って言ってた。ウフフ!怖いです。
ごついし威嚇効果十分だよ!めっちゃでかい熊さんみたいな人。
それを嘆く彼。
そうなんだ、私は知っている。彼ほど繊細な人はあんまりいない。
大きなごつい体に繊細なやさしい中身。私にはか細いさらさらヘヤーのちいさな妖精みたいに見えると言って、そしてお互いに笑った。ギャップありすぎやん!
「それを分かってくれる人って現れるかな~。」と言う彼。
「生きている限りその可能性あるよ!とにかく生きてることやなあ。」と私。
うなずく彼。

あと、ちょっと聞いただけだったら壮絶な毒舌家の人も慣れて翻訳したらごっついやさしい心の持ち主だったりする。
ほんま、人って見かけやちょっと聞いただけじゃわからんよ。

私だって一瞬で見抜けるわけじゃないけど、それを見る力がこの仕事で養われていると思う。そうやって見て、ここの人たちを見ていると幸せだし一緒にいるのが好きです。


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