季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

緊張を少し緩めてみる

2011-04-13 08:50:18 | 心と体 Mind&Body
なんだかもう、緊張状態を続けるのに疲れた。
一か月。
テレビでほとんど報道されてないけど福島の第一原発は良くなってない。
放射能放出量でレベル7になった。

具体的にはちゃんと報道されているので書かないけれど、この量の放射性物質が出て私たちが元気で暮らせているのが不思議なくらいだ。
海に出た分はどういう広まり方をしてどうなっているか、などは知らされていない。
気になるよなあ。

それでもここは大気中や土壌中の放射線量は低いので心配しないで暮らせると思っている。
近くの人たちは本当につらいと思う。それでも畑や牛よりもここは人間の命が大切だから躊躇しないで避難してほしい。見えないけれど影響がある。
避難する人を非難しないで欲しい。それぞれの判断で行動することを直接非難するのは他人をコントロールすることだ、個人の意思の喪失があるから危険だと思っています。
関東から西に来る人や海外に出ていく外国人も含めて。
私だってもし同じ立場だったら、そうしてるかも。
避難する自分も責めないで欲しい。あなたは悪くない。喪失感を補うためにはこれからとても多くの時間とエネルギーを割いて自分をいたわる必要があると思う。

「非国民」って言う言葉が頭をよぎる。もうそんな事言う時代は終わったよ。

余震と言うには大きすぎる地震が続いて、関東・東北の人たちも疲れていると思う。
PTSDにもほどがあるから少しの揺れでも恐怖心が強く引き起こされるだろう。
こんなに長い間こんなに強いストレスにさらされていたら、虐待されている子どもと同じような状態になるかもしれない。「自分が悪いんじゃないか?」と考えたり、これは本当には起こっていないことだと蓋をしたり、自分の人格に蓋をしてほかの人格で生きたり。感情の鈍麻。かい離。など。
自分が受けたひどいことを怒ったり悲しんだり十分にできずに苦しんでいるんじゃないかと思う。大切な物や人を失った怒りや悲しみを表して昇華する「グリーフワーク」がこれから必要になると思う。
これらを長い間溜め込んで蓋をしておくことでどんなにひどいすさまじい人生になるのか、私はずっと見てきた。それはそれはたいへんな事だ。アルコールや薬物依存や自傷や摂食障害などに移行する前にケアがされますように。

物質的なケアもまだまだだけど、これから長く続く心のケアはとても大切だ。
がんばれなくても怒りが抑えられなくても涙が止まらなくても、今は自分を責めないでゆっくり時を待ってチャンスが来たら仲間や専門家の力も借りて回復できたらと願う。
とにかくとにかく一日一日生き続けることだ。そうしているうちにそれがどんなに素晴らしい事かわかる時が来ると思う。

離れたここでも私も疲れたけど、逃げないで感情や現象に向き合っていきたいと思う。
放射能の事は日本のサイトだけじゃなくてIAEAアメリカ などのサイトも参考になる。日本語でも書かれているところもある。

自分の世話も家族のつながりや健康も大切にして、ちょっと緊張は緩めて過ごしたい。



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