季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

オオサカン ランゲージ

2011-06-17 08:57:26 | 暮らし Daily life
ケンミンショーで他県の人が大阪に着いて「みんな大阪弁をしゃべってる!」と驚くと言ってた。「そりゃそうやん!」テレビに突っ込みを入れる私はオオサカン。

この頃吉本のお蔭で全国的に認知度が上がってきた大阪弁。子どもたちと東京ディズニーランドに行った時に、電車で普通に会話してたら ザッとたくさんの視線が向けられてびっくりしたことがある。「めずらしいんや…。」
それが今は東京に行ったら「大阪弁しゃべってみて~!なんでやねん!って言って~!」って言われるらしい。お笑いの威力侮りがたし。
娘も学校で「せやな!」って言っただけで友達が悶えるらしい。「女子の大阪弁萌え~!」らしい。「そうだね!」って相槌打っただけで。ほんま、大阪弁の偏差値上がってきてます。

この前沖縄に移り住んだ知人が「大阪のテレビがおもろい。」って言ってた。笑いパーセントが全然違うらしい。
子どもの時から学校から帰ったらまたは日曜の朝には吉本新喜劇を見て、漫才番組も見て、普通のバラエティー番組もおもろくて、そして「おもろい」事に日々切磋琢磨、精進している
このパワーはすごいものだと思う。
大体小学生の時に「もてる男子」の重要ポイントも「おもろいかどうか」だ。
どんなにイケメンでスポーツが出来てもおもろなかったらアウト。
そんな過酷な「おもろ」環境が大阪です。
そしておもろい人に賛美を惜しまないのも。受けたらオオサカンは手をたたいたり時には相手を叩く。これが他県には見られないってケンミンショーで初めて知った。
学生の時、オオサカン同士で会話してて「喧嘩してるかと思った。怖い…。」と言われた事がある。そうらしい。リアクションが激しすぎ。


そんなオオサカンなキャラがなんと漫画にまで進出。娘からの情報。

ラブ・コン 1 (マーガレットコミックス (3487))
中原 アヤ
集英社


学園ラブコメディー。「オール阪神巨人」と呼ばれている身長172センチの女子と153センチの男子の二人組の話。駆け引きがたいへん面白いです。この漫画は全編大阪弁。

ちょっとマニアックなのがこれ。

神戸在住(1) (アフタヌーンKC)
木村 紺
講談社


絵もそんなにめっちゃうまいってほどでもないし、話も淡々としてる。
でも読んでいったらほんとにもう、「神戸の空気」が感じられるんです。
関西でも大阪弁にはいろんなジャンルがあって、神戸弁は大阪弁とまた違う。
「してる」ってのを「しとー」って言ったりする。これがまた西に行ったら変わってくるらしい。神戸弁は私にはちょっと読みにくい。

少年ジャンプに連載されているスケットダンスのヒメ子という女の子の大阪弁もすごく良い。
大阪ど真ん中って感じの大阪弁です。
私は北摂地域にいるけど、ここは転勤族が多い事もあってそれほどキョーレツな大阪弁でないと思う。「ハゲ~!」とか言わないな。わかるけど。

SKET DANCE 1 (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社


ちょっと古いけどこれにも出てきます、オオサカンキャラ。その名も「おおさか」。関西から引っ越して来たと言うだけでそのあだ名。クラス替えの時も「おおさか」って書かれてた。
この子は大阪女子の天然な感じが良い。キョーレツなイメージがあるけど、ゆるキャラもいます。

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)
あずま きよひこ
メディアワークス


同じくジャンプの「ぬらりひょんの孫」、この頃話が複雑になって読んでないけどこれは京都弁。はんなりしたはります。京都の人は身内でも年上だったら敬語を使ったりするけど「どすえ~!」とか言いません(断言)。あれは花街言葉。

大阪弁でもいろんな地域性があっておもろい。
ちなみにここ北摂の小学生の不思議な言葉づかい。
女子は自分の事を「うち」と言うけど、本来は「うち」の複数形は「うちら」。
娘達はそこを「うち達」と言ってた。違和感あるわ~。

昨日のケンミンショーによるとオオサカンの91%は大阪弁が好きらしい。
もちろん私も好きです。

スケットダンスはアニメで放映されているので、ほんまもんの大阪弁聞けます。声優さんの心配してたけど大丈夫やった。良かった。



Comments (6)
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