季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

私の奈良ふらふら歩き

2012-06-20 21:33:19 | 暮らし Daily life
奈良たんぽぽの家へ。
続いています。交通費が出るようになったとは言え、ボランティアで続けて遠くまで行っていると言うと大抵の人が「偉いね~。」と言う。そうなのか?聴いて初めてそんな見方があるのかと思うくらい私には自然。貰うものが多いので今の所足が向いています。私は胸の底がチクチクしたらたぶん行かなくなると思う。それだけ良い所。たんぽぽ。

またメンバーと一緒にフェルトを一生懸命作って、美味しいお昼を食べて、カフェでココアを飲んで楽しく会話して。またフェルトを作って…。今日はグングン作業がはかどった。よーし!!

そして前々から行きたかった美術館に急いで行く事にする。時間がギリギリ。
ほんと、危なかった。行っても入れない所だった。
観る時間は30分くらいしかない。それで走るようにしてそれでも心に響いたものはじっくりと観た。
前にテレビの特集番組で見て感動してそれからずっと本物を見たかったんだ。「藤城清治 影絵展」奈良県立美術館にて。

その緻密でダイナミックな輝く作品たち、ほんとに一目でも会えて良かった。
やっぱり印刷で観るのと全然違った。
アナログバンザイ!
また彼の絵をこれからも観たい。

美術館を出て5時。さあ、ちょっとふらふら歩いてみようかなあ。(私のって「ふらふら」歩いてるように見えるけど大抵最短で良い所を巡るコースになってます。)
勝手知ったるこの地。歩き出す。
美術館の横の道を奥に入って行って若草山の方に右折、この道が好き。このまま大仏池の横を通って二月堂に行くコースが好きです。
思った通り、ここは清い流れがあって道の様子も「あおによし」って感じ。
大仏池(たぶん、違うかも)の所でゆっくりと腰かけて(出来るだけ丸い粒々を敷かないように気を付ける)、携帯にかかって来てた友達に電話する。鹿がゆっくりと過ごしてる。
この水分も空気の薫りも好きだ。しみじみと思う。

       

途中「ゲストハウス」と書いてある大正時代に建てられた民家に泊まれると言うところを通り過ぎる。一泊2900円くらいらしい。いいねえ。

結局二月堂には行かないで引き返す。また自転車でゆっくりと周るときに行こう。
好きな道を引き返して大学の方に出てくる。大学が近づいてきたら気配でわかる。特別な空気を持っている学校だ。それを感じながら歩く。昨日台風だったこともあるだろうけど、なんなんだろうさっきから特にここに来ての良い匂い!森と苔と水の匂いだ。
私の通っていた大学は特徴的でとても美しい学校です。下見もろくにしないでよくこんなに素敵なところを選んだなあと昔の私にグッジョブ!と声を送る。
駅近なのに春日野原生林の飛び地かと思うほどに木や植物が活き活きと茂っていてその中で学ぶ。たまに鹿もいるよ~!

       

学校を通り過ぎて見てみるとまだあった、角の鰹節屋。うれしくなって美味しいのを200g買った。少し店主と話す。

       

そのまま通りに出て横断歩道を渡って東向き通りの一本横に入る。少し変わった。小腹が空いたので食べようと思ってみるけどなかなか決まらない。と言うのは始めから「ここで食べたい!」って決まってたから。

       

私にとっては「奈良と言えば…」お好みとかき氷です。(わかる人にはわかる)
大体学生にそんな良いもの食べられるわけない。懐石とか…。私が奈良に居る間に食べたものを多い順に言うと、1.学食 2.寮食、3.バイト先の賄いの中華 で飛んで特別な時にお好みや釜飯や甘味処のかき氷(←これが美味しいの!)そのお好みの店がまだ残ってた。東向きの向こうの方の左。

       

前に行った時に店の人に勧めて貰った「ミンチ」のお好みを頼む。

       

全部店の人が手際よく焼いてくれる。最後のマヨネーズは行った人は絶対に頼んだ方が良い。このかけ方はなかなかできないから、芸術の域に達してる。
ソースもかけすぎてないから生地の味がしっかりと味わえて上品!(ってお好みに上品てのも面白いけど)今どきのはソースかけすぎ、そして生地は柔らかければ良いってもんでもない。

       

関西のお好み事情について一般的な認識があるけど、実際はそうでもなかったりする。
まず、お好みとご飯を一緒に…食べない。お好みを一人に一つずつ、それと二人に一人前くらいの焼きそばを頼んだりする。私はご飯食べたことないです。すべからくソース味のものしか頼まないよ。
あと、コテだけで鉄板から直接食べ…ないよ。熱いし。鉄板はお好みが焼けたら火を止めてくれる。そしてコテで少しずつ切りながら小皿に取って箸で食べます。それで全然問題なし。それでも後は鉄板に残して置くって言うのが店で食べる贅沢かな。家だとすぐに丸ごと皿だから。少しずつ熱々を食べられる。
大体お好みはうちで食べるものであまり外で食べない。
食べるとしても今のようにチェーン店とかに行かないで近くの歩いて5分以内とかのおばちゃんが一人でやってるような店に行って「お父さんがお出かけの時」とかに母と子で行ったりするもの。お母さんの息抜き?

そして一般的な奈良の認識を覆す、「奈良でお好み、奈良で鰹節」そして「奈良で大仏を見ない」私です。でも奈良が大好き。
「奈良でカリー」もあってなかなか行きたいところに全部行くことが出来ない。ほんとに今度自転車持ってこないと…。心に誓う。

鰹節の包み、良いでしょ!「これをビニールに包んで冷蔵庫に入れてや!」って店主が言ってました。そうする。

       
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