季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

飛び立つ決意

2012-06-22 15:54:49 | 心と体 Mind&Body
天気予報では一日雨だったのに晴れてる。よっしゃー!
息子の懇談がある。彼の通っている高校までは自転車だと30分。電車だと1時間以上かかりその上、駅からは遠くかなりの坂道を登らなければならない。自転車で向かう。台風の余韻?すごい風。その中を走る。

教室で先生と彼と3人で進路の事を話す。息子が大学に行くと宣言。そしてそのために勉強頑張ると言ってた。
そうかー、決心したな。

頑張れるかどうか、そして受かるかどうかは別として自分の将来について考えて決めて行動しようとしているのが良かった。そこが心配だったからここ数年。
他のお母さんからしたら「なんだ?」って事になるかもしれないけど私はそれで、もううれしい。

自習室に行く息子を見送って自転車でまた今度は続く登り坂を漕いで途中で休憩しにアイスクリームショップに寄る。嬉しい日なので特別に食べることにした。
今サーティーワンではダブルを頼むとトリプルにしてくれると言うキャンペーンをしているのでそれに。スモールサイズだけど。
私たちはサーティーワンって言うけど欧米ではバスキンロビンスって言わないと通じないらしい。車のベンツもヨーロッパではメルセデスだった。そんな感じ?パナソニックは統一されたね。

       

ちょっと多かった。でも最後に好きなチョコミントだったのでいい気分。

ゆっくり満喫しながらこの前読んだ本の事を思い出す。

f植物園の巣穴
梨木 香歩
朝日新聞出版


いつものごとく不思議な内容だけど、読んで良かった。

その中である事柄が出てくるんだけど、それが「子どもの頃、サナギになったばかりのものを中を確かめようと思ってカッターナイフで開けて見たことがある。そうすると中は原型を留めておらず、液状になっていた。」あ、虫嫌いな人、気持ち悪くてごめんなさい。

一回融けてそして動かず眠っているうちにそれが再び形成されて新しい器官になって行き、まったく違う形へと変容すると言うことだ。(生物学でそう習った覚えはないけど、書いてあるからそうかも。)

息子もそんな感じだったのだろうなーと思う。日常の生活自体もほとんどとろけて体をなしていない状態だった。学校には行くけど。(そこが偉いと言うか不思議と言うか。そこだけは押さえてる。)

最近の彼を見ているといろいろな器官が再形成されて動きだす準備が整ってきている様子。
しゃべり方や服装も、部屋もなにげにスッキリしている。ノートを見ても全然違う。
前は薄い筆圧でよめないくらいのほにゃほにゃ字だったのが、この頃は薄さは残っているけど丁寧に読みやすく書いている。勉強も力を入れてやっているようだ。

アイス食べながらサナギの事考えるとか…、私ってば。

帰りの自転車を再びぐいぐい漕ぎながら考える。私の出来る事。
とにかく弁当は作ろう。
応援って言ってもそれくらいだ、食事と私が健康で機嫌が良くてうちが平和な事。
それをやろう!短かったらあと半年。

サナギから出てきたら羽が固まるまでは触らない方が良い。私もそうしよう。ちょっと離れて応援。
そして飛び立つのを楽しみに待つ。いや~、想像するだけで楽しみ!
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