季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ブレンドの妙

2017-07-28 21:36:01 | 工房working place
工房にて。
この頃、行く回数が減ってるけど週に一度は行かないとって思っています。

まずは小麦の処理。
そのまま置いといたら、次々と実が落ちて勿体ないし。食べるものなのに足元に置いているのが嫌だなと思って。
まず、穂を切り取る。また実を取るのはゆっくりしよう。

       

茎を麦藁細工に使えないかと観てみる。
温室の中が湿気てるからか葉っぱが覆ってない部分に黒カビが生えている。
擦っても取れないので、そこは使えないなあと。
でも葉っぱに覆われてるところはきれい。それでそこだけハサミで切って行く作業をする。
一つ一つ、素早く丁寧に。結構時間かかった。
短いのでヒンメリには使いにくいけれど、星は作れると思う。
綺麗なだけにカビが残念。

       

後は、ずっと気になってる。羊毛フィギュアの制作。
とにかくとりあえず出来てからの修正がとても手間がかかるので、なかなか進まない。
やってないといつまでも気になって、精神衛生上良くないので、とにかく進めないと。
それで並行してたくさんを作って行くことにした。
そして最後の調整は実際に犬を観て飼い主の方と一緒にしようと。一人で工房で頑張っても限界がある事がわかった。

この前は骨組みを作ったので、今回は毛をブレンドする。
記憶と写真を元に、色を作る。
元々100色もある所から微妙な色を数種類このために揃えていて、それでも本物に近づけるために自分でブレンドして作って行く。
私が自分でもすごいかもと思うのは、何と何をどれくらい混ぜたらどんな色になるかがわかる事。それは本当に確実と言っていいほど。
自分の中で元の色を観たら配合が組み立てられる。羊毛の質も考慮して。
同じファミリーでも毛の色って違う。年齢によっても違う。
不思議なのは飼い主で色が似てると言う事。食べ物とかかな?
これらは殆ど同じに見えるけど、飼い主の人が観たら、きっとわかる。その子の特徴が現れています。

       

黒い2匹も黒一色ではなくて、他の色も混ぜて作る。
このうち一つは毛質が違うので、また良いものが見つかったらそれにしようと思う。

       

工房にはクーラーがない。さすがに今日は暑かった。
あまり長い間働かない方が良いかも。風があると涼しいんだけど、藁や毛が飛ばないように窓を閉めていたので。
熱中症に気を付けないと。毎日のニュースを観てたら思う。





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