季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

Holes

2016-09-02 20:43:08 | 洋書 English books
毎年暑い季節に一回は読む。
もう6年目くらいか。

Holes
Louis Sachar
Yearling


Kindleに入ってるから、いつでも読めて便利。読み上げの機能を使って聴きながら読むのも楽しい。
どうして暑い季節に読むかと言うと、この中の少年たちがとっても暑そうな砂漠みたいな所で毎日ひとつずつ穴を掘る作業をしているから。
なんだかちょうど良い。

寒くて籠ってる時には南極料理人が観たくなる(笑)

映画もある。Youtubeで探したらあったので観てみた。
興味のある方はYoutubeでHoles full movieで検索してみてください。字幕はありません。

観てみて、やっぱり本の方が良いなあと思った。日本語の本も出てて「穴」と言う題です。作家はルイス・サッカー

穴 HOLES (講談社文庫)
幸田 敦子
講談社


日本語のも面白いけど、やっぱり呼び名とか微妙なニュアンスは英語の方が面白い。
中学卒業くらいの英語力で読めるので、原作を読むのがお勧めです。

主人公のスタンリーの「ついてない」のが堂に入ってる。言われない罪で牢屋かキャンプグリーンレイクかどっちかに行けと言われて、キャンプの方を選んだから名前とは裏腹に広い砂漠のような地面を毎日掘る作業をするところだったと言う話。

そこの支配人のワーデンが探してるものを掘り当てるのが目的なんだけど、少年たちの更生を目的としていると言う名目。
そのグリーンレイクの歴史とスタンリーの先祖の歴史が折り重なってうまくつじつまが合って行く伏線が見事。

呪術の話や人種差別の話も織り交ぜて甘辛の味付けもちょうど良く、どうなるかわかってるんだけど、最後の方の頑張りをまた一緒に体験したくて読む。
すべての滞りや食い違いがスッキリして終わるから、読後感が爽快。

今回私が一番良いと思ったのは、「残念な事ばかりが続くと思っていたんだけど、どれも今のぼくに導いてくれる大切な事柄だったんだな。」ってその時の幸せを味わうところ。そう思う時ってあるなあと思う。それが人生の醍醐味。

ルイス・サッカーの本は日本語で出てるのが3冊くらい。本当はもっとたくさんあって、是非読んでほしいものばかりです。
特に小中学校くらいの子どもの話が多いので、そのくらいで家族や友達との関係に困難がある人は読んだら良いと思う。すごく元気が出ると思う。
しかも楽しい。
いろんな境遇の子どもたちに対する愛が感じられる作家だと思う。



そうそう、10年以上前に手に入れてて、ずっと吹けなかった犬笛。

       

この前、どうぶつ王国で羊飼いの人に「持ってるけど吹けない」って相談したら、ちょとしたコツを教えて貰って
それで練習したらなんとか音が出るようになった。
嬉しい!
うるさいからあんまり練習できないけど、ふけるようになりたい。
これでまた羊飼いに一歩近づいた気がする。


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