季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

自分のために一番

2011-06-20 21:56:39 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

自分で好きな布を買ってきて縫い直しもあったけど一針一針手縫いで進めて出来た帽子。
欲しいと思ったデザインで欲しいと思った柄でそしてお店だったらいつも自分のサイズが見つからないと言う彼女にぴったりの帽子が出来ました。
とっても素敵だと思います。全部手縫いなのでとても柔らかな印象。

       

久しぶりに来たクマ作りの彼。黄色いクマを仕上げた。
似合うリボンは有名なケーキ屋さんのもの。名前を見ただけでクラクラする。
このクマさんを私にくれるって。どうしようかと思ったけど、貰うことにしました。大事にしよう。おでこが出ててうちの子の小さいころにそっくりだからうれしい。

       

今日はフェルトをしたのが彼一人。他の人はビーズと縫い物。
指編み。
出来てくる作品がもう子供だましじゃない。ちゃんと使えるもの。
最近のこのすごさにひたすら感心していたら、一人が「先生の教え方がうまくなった。」と言う。そんなことないでしょう!と言うと、もう一人も「わしもいっつも言ってるんやけどな。」とぼそりと言う。そう言えば何度もそういうことを言ってくれたんだけど、お世辞かと思ってた。でもハンドワーククラブの初期から知っている人もそう言ってたからあながちウソでもないみたい。他の人たちも頷いている。 えっ?そうなの?ほんとに?
そんな事考えたことなかった。割り引いて考えてもすごくうれしい。自覚していないだけに尚更。ちょっとだけ信じよう。今まで頑張ってきて良かったな。自分のためじゃなくて患者さんの事を考えてひたすら来たけどそれで成長したらしいから良かった。
作品と作っている姿を見て、今のこれらはまさにミラクルだと思う。こんな事が起こるなんて素晴らしい!私にとって一番の宝が教える事だとわかって今日は本当に幸せ。


この頃ポツポツ聞く。やっぱり今回の震災で神戸の人たちは随分とショックを受けたようだ。
患者さん本人でなくてもご家族とか、本人ももちろん。
その深さ重さを聞くと、10年以上の月日が何も意味がなかったかのよう。フラッシュバックっていくらその時から時間が経っても本当にその時にいるかのような状況になってしまう。たいへんな事だ。
それでもここがクリニックで良かった。いろんなスタッフが居て仲間がいて、本当にひどいことにならないで過ごせるすべがある。
今日一人の人の話を聞いて、それでも体に何もなくて今も元気でクリニックに来ていることが良かったと伝えた。
やっぱり神戸で日々思いを込めて仕事をすることに意義を感じる。今の私の大事な仕事だ。
私の真ん中の心棒を意識する。強くしなやかにこれからも。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梅の季節 | TOP | 遠くて近い »

post a comment

Recent Entries | ハンドワーククラブ HandworkClub