これは!と思った号だけ買っている暮しの手帖
この猪谷さんの靴下ってのに興味があったんだけど、そのページを見てびっくり。
全部文字と記号でした。しかもその説明が文章で長い。
何度か字を読んで作り方を理解しようとしたけれど、全く頭が受け付けなかった。
知り合いの羊の手仕事の先生が「猪谷さんの靴下を編む会をします!」と言ったので、参加希望を出した。
結局日が合わなくて会には出席してないのだけど、親切な彼女はメールでとっかかりの肝心な所を丁寧に伝えてくれました。
そしてそれを元に、やっぱり編みたくてう〜んう〜んと脳みそに汗をかきながら少しずつ編みながら解読していくと、
なんとか一足編めた。
履いてみて本当に驚く。なんて気持ちの良い履き物なんだろう。
これは素晴らしい!
編み方もわかってみれば、論理的で実用的で長年の試行錯誤の末に編み出された集大成だとわかる。
面白い。
それで2足目を編み始め、わかりにくいところはまた彼女に質問して、3足目も編み上がりました。
糸の始末をして洗って形を整えて干しています。
中細の毛糸って昔はよく使ったんだろうけど、ここ数十年は余り見ていません。
それでリサイクルショップに安くで出てたりするのを買ったのが家にもクリニックにも溜まっていたのでそれを使っています。
この靴下はその中細の毛糸を3本または箇所によっては4本で編んでいます。そして履いていると縮んでくるのを計算に入れて編むようになっています。
その組み合わせが絶妙で色合わせも面白い。
編み方は上のゴム編みから始めて、4本針で。
少しの増やし目や減らし目の箇所もその人に合わせてちょうど良いところに入るようになっているので
履いてみたら足にピッタリ沿います。
履いていると穴が開くだろうから、靴下を編むのは勿体無いと思ってた。
しかも難しそう。
ずーっと興味はあったけど、編まないまま月日が過ぎていた。
それを今、習得しました。
そしたらこれは何より素敵なものだと確信する。
絶対に快適だし暖かいはず。
しかも編むのがちょうど良い。
何がちょうど良いかと言うと、少しずつ編み進められる、2〜3日で片方出来る。
1週間もあれば一足編める。
一仕事してちょっと腰を下ろした時に、食事の後の休憩の時に、寝る前の1日の振り返りに
靴下を少し編み進めることが手と心の栄養になっている。
タバコを吸う人がタバコを吸うように、コーヒーを好きな人がコーヒーを飲むように
多分私は靴下を編んでいる。
このように編んでいると肩も凝らない。
増減のないメリヤス編みを延々編むのも好きだけど、それだと何かをしながら編むことが多く、時間も長くなるから結局は疲れてくる。まあオリンピックの時などは最適だと思うけど。
いつも少し気を張って頭を使って編む靴下はその時はそのことに集中するので、その作業が心と頭を整えてくれるのだ。
ハリーポッターでダンブルドア校長の趣味が靴下を編むことだったし、ルドルフシュタイナーも靴下を編むことが面白くためになると言っていたし、やっぱり何かそう言う要素があるのだと思う。
穴が空いたら塞げばいいし、毎年一つ編んだら良い。
靴下。これからも楽しんで編みたい。
次はやっと自分のを編む番。色を選ぶのが楽しみ!
コメントありがとうございます😊
そうなんです。読んだだけではなかなかわかりづらいと思います。是非いらして下さい。一緒に編みましょう!
猪谷さんの靴下を編もうと思って『暮らしの手帳』を買っていますが、私も訳が分からず、挫折しています。
コロナがもう少し落ち着いたら、教えてくださいね。習いに行きます。