息子の十三参りに京都嵐山「法輪寺」へ。
まず、用紙に自分の好きな漢字を一字選んで毛筆で書きます。
息子が選んだのは「志」と言う字。
それからお堂に入ってお経を上げて拝んでもらいます。
子ども達は前の毛氈の上に座って家族とはついたてで仕切られています。
一人一人の名前を呼んでしっかりと祈願してもらう。
十三参りとは平安時代から始まった儀式で子どもが成人になったことを祝います。
今では13歳で成人とは言えませんが、虚空蔵菩薩から子どもから大人へと移り変わる時に必要な知恵と福を授けてもらいました。
法輪寺から出て山を降りて川を渡る大きな橋「渡月橋」を歩く。
この時後ろを振り返ってはいけないらしい。
それはもう別れを告げた子ども時代に未練を残さないため。
新しい世界に勇気を持って志を持って入ってゆくため。
一人でまっすぐに前を向いて歩く姿には胸を打たれます。
「これで親としての役割が一区切りした。」と言う感慨と
子どもが私の手から離れていく寂しさ。
親にとっても心の区切りを付ける良い機会になります。
美味しいお昼を食べて嵐山散策もちょっとして。
山も川も美しく楽しい一日でした。