明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



今拓哉さんにお願いした朗読の録音は、本日も午前中頭から2回聴いてしまった。当初音楽があったほうが、と考えていたが、静かにじっくり聴いてもらったほうが今回の場合良いような気がして来た。鏡花に親しんだ人など皆無であろう。生涯最後の鏡花になる人も多いであろう。そのためにも、アルコールが沁みないうちにやったほうが良いというのが、集まっていただくメンバーをおおよそ知っている私の感想である。市ヶ谷の三島にはなりたくない。 稽古の空いた時間に録音してもらっているので、いくつにも別れている。それを編集しなければならないのだが、音の編集などやったことがない。期日も迫り、私が触ったことのないソフトで何かしようということ自体に無理がありそうである。何がなにやら判らないうちに、結局ご本人が編集までやってみてみる、ということに。申し訳がない。 書籍に使用した画像はたしか74カットだったと思うが、スライド上映用に、ボツになったカットを差し挟んでいたら90カット近くなった。午後から取りかかり、画像データのサイズ変更と順番にナンバーをふった。これで今さんのおかげで、本をくばって、ただ飲酒に耽るだけの会にならずに済んだわけである。 7日には店頭にならぶので表紙画像をアップした。帯には“この河童、鏡花に見せたかった!”どこかで聞いたことがあるような?同じ編集者の私の一冊目『乱歩 夜の夢こそまこと』は“こんな乱歩が見たかった!”確かに違うっちゃあ違うが。 サプライズというにはセコいが、帯の下には動物が一匹隠れている。

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