明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

四日  


明日より部屋の片付けを再開の予定である。葛飾北斎は散らかると引っ越しして九十数回という。私は六部屋ある一軒家に四、五年住んだことがあり、家の中でそれをやったことはあるが。 それにしても、さすがに自分のことは良く判っている。切らした粘土を入手したら、間違いなく、制作に集中し、やりたくないことから逃げるに決まっている。その代わり今頃『寒山拾得』の寒山の頭くらい完成していただろう。 それにしても、寒山拾得を作るっていったい何だ、という話しだが、何でそれを作ろうと思ったのか、冗談でなく、良く判っていない。完成することがあれば、その頃には理由を思いつき、何だか訳判らず作っちゃいました、という馬鹿みたいな事だけは避けられるだろう。幸い当ブログの訪問者で、「何だか判らないで作ったそうですね。」などという方は現れない。よって「ブログに本当の事なんて書く訳ないじゃないですか(笑)」などと個展会場で言わずに済んでいる。



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