明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



それにしても色々な物が出てくる。16年の深川江戸資料館の個展出品しようとして首が出てこなかった、その頭の大きさゆえに母親が難産の末亡くなったと聞いた、ロシアバレエ団を率いたセルゲイ・ディアギレフの頭が出土。続いて富岡八幡宮の骨董市で入手した毎日新聞社出版写真部の封筒に入った川端康成のモノクロ写真が多数。特にノーベル賞受賞時に、報道陣が押しかけた様子、受賞時の現地での様子など、オヤジに三島があったはずだけど、と言ったら、さっき抜いていった人がいたのを聞いて悔しかった。そこにはもう一枚、侍が死に装束で頚動脈に短刀を突き立て、それをアフロヘアーの男がウエストレべルのカメラを構える後ろ姿である。企画者からテーマははすべて現代であり、よく言われるけど時代物は絶対にない。企画者の私が言うのだから間違いない。と直接聞いた。となると、被写体と撮影者は、結託して、企画者に内緒で撮影したことになる。つまり死の1週間前、写真のチェックにM田とアフロヘアーの事務所に現れた時も、企画者には言わなかった事になる。

  



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