明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日のパワーショベルは、ショベル内で、ズタボロのヤクザがまるでゆりかごの赤ん坊のように安らかに死んでいるイメージである。それに想定していなかった若い作業員も登場してもらいたい。 三島由紀夫が絵画そのまま演じて見せた『聖セバスチャンの殉教』は『仮面の告白』から多くのアイデアを貰っている私としては、本人がやっていなかったら、当然私がやっていただろう。というより、私がこういう事をしたら、三島にウケるだろう、と発想した元がこれだったのかもしれない。たぶん三島の頭部を作りながらブツブツ言っていたはずなので、いずれ調べてみたい。 何年前だったろうか。突如『聖セバスチャンの殉教』の別角度から撮られたカットがニューヨークだっかで発見された。三島本人が手紙と共に送付した物で、局部も露わな〝特別ヴァージョン〟で、三島はとにかく誰かに見せたくてしょうがなかったに違いない。国内で披露する訳にはいかず海外の〝同好の士〟に送り付けたのではなかろうか。

月刊アートコレクターズ (株式会社 生活の友社)『引用の美学』インタビュー石塚公昭〝存在しないものを撮る〟

 

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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  

 

 ※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載12回『大つごもり 樋口一葉




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