明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日銀座のリコーに行き、そこから歩いて近い『ふげん社』を紹介いただいた。リコーの個展で購入頂いた『押し絵と旅する男』と『D坂の三人書房』が書籍の乱歩コーナーに飾られていた。私は乱歩で個展を、ということだと思っていた。次に行く所が和風だと思い込んでいたのでそれなら、と和紙にプリントした作品を持っており、話しのついでにお見せしたら『円谷な女(ひと)』(スマホでリンクの貼り方判らないので新HP参照のこと)が良いと言って頂き、かつて個展で一枚も売れなかったとお伝えしたのにもかかわらず、三島由紀夫の『男の死』を再び、ということに。このシリーズは、三島本人にウケることしか考えていない。三島ラストカットにこれしかない作品もイメージしていたが実現していない。来年一月か二月と言うことに。 細江英公の『薔薇刑』を展示したというギャラリーで思いもしなかった以外な展開にクラクラしながら次の本郷三丁目へ。 こちらは和風ではなかったが、予想通りだったのが、何度か書いた前言撤回の件である。『金魚坂』という元々金魚の卸問屋で、おそらくここへ行ってしまえば室生犀星作って『蜜のあはれ』を作りたくなることは判っていた。本物の金魚を使うつもりでいたが、映画に先を越されて断念していた。ここでロケした大杉漣の写真が。どんな金魚でも用意して貰えるそうであるし、そりゃあ〝おじ様〟は、室生犀星本人がやった方が良いに決まっている。

 

新HP

旧HP

『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載12回『大つごもり 樋口一葉




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )